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変額保険と利率変動型保険の違いは?
最近の終身保険には「利率変動型保険」というのがあります。 変額保険とどう違うのでしょうか。 利率変動型保険は、最低保障が決まっていて、予定利率が下がった場合でもそれは保障されるそうですが、変額保険はどうなのでしょうか。 お教えいただけると幸甚です。
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こんにちは。保険代理店を経営するCFPのおやじです。 「積立利率変動型終身保険」(利変終身)は、当初設定された予定利率(1.5%とか2%)が最低保証されていますので、その予定利率に基づいた解約返戻金や死亡保険金がどちらも最低保証されています。 そして、運用の基になる予定利率は、市場金利に連動する形で変動します。したがって、今後10年、20年を考えた場合、予定利率は最低保証された利率よりも、平均で高くなる可能性があり、その分、解約返戻金も死亡保険金も増える仕組みになっています。 「無配当の終身保険」と比較して、保険料がもし同じであれば、「積立利率変動型終身保険」を選んだ方が得策だと言えるでしょう。 一方、「変額保険(終身型)」は、運用の利率が市場金利に連動するのではなく、契約者が自ら選んだ、株や債券などの特別勘定の運用実績によって変動します。したがって、運用利率の変動幅は、市場金利のそれよりもずっと大きくなります。 そして、変額保険は、利変終身と違って、死亡保険金額は最低保証されていますが、途中で解約する場合の解約返戻金には最低保証がありません。 どちらを選ぶかは人それぞれですが、この先保険料の支払期間が長いのであれば、変額保険が面白いでしょう。確実に解約返戻金を年金移行などして老後の資金に充てたいというのであれば、利変終身の選択が良いでしょう。保険金額を1,000万円と考えるのであれば、500万円ずつ加入するか、変額保険を2件加入して、それぞれ違う特別勘定で運用するという方法もあります。 ただし、1,000万円1本と500万円2本では若干保険料が高めになります。 終身保険選びの参考になれば幸いです。
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ご回答ありがとうございました。