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キリスト教ネストリウス派が異端とされた論争

キリスト教ネストリウス派が異端とされた論争とはどんな論争でしょうか。わかりやすくお教え願えればとおもいます。

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  • ベストアンサー
  • nacam
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回答No.1

ネストリウス派の考え方は、「キリストは、神でも天使でもなく、ごく一般の人間であった」とするものです。 当然、単なる人間ですから、聖母マリアも存在せず普通の母親ですし、処女懐妊も、キリストの復活も否定されます。 このネストリウス派の考え方に対し、単性派の考え方は、「キリストは神に限りなく近い存在、もしくは神の一部である」というものでした。 この単性派が主導したエフェソスの公会議(449年)で、異端とされました。 ネストリウス派を追い出した単性派も、三位一体派が主導権を握ったカルケドンの公会議(451年)で、異端とされました。 三位一体派の考え方は、「キリストは、神性と人間性を併せ持ち、天使(聖霊)の役割を帯びた存在である」というものです。 現在のネストリウス派は、イラクの一部とそこからアメリカに移住した人達として残っており、アッシリア教会と名乗っています。信徒数は、35万人とも15万人とも言われています。 単性派は、エチオピア、エジプト、シリア、アルメニア、インドなどに残っており、約5千万人の信徒がいます。

taktta
質問者

お礼

何とか理解できました。 ご親切感謝いたします。