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体位交換の仕方
祖母は左半身麻痺で寝たきりです。 先日病院に面会に行った時に体位交換の仕方を偶然見たのですが、 声を掛けるでもなくいきなり二人掛かりで体を持ち上げ、 投げるように体位を換えるものでした。 その挙げ句に「今日は声をあげないのか。」という言葉でした。 股関節は大きく広げるようにしてあるし、疑問だらけです。 祖母は高年齢のこともあり、数年前からリハビリをしていないので ちょっとでも動かすととても痛がります。 体位交換をしている人たちはどうやら看護婦さんではなく、 まるで素人のパートという感じです。 麻痺の体を触られた感触や固まった関節の痛さをもうちょっと 理解してあげてほしいと思います。 体位交換をする人たちは資格を持っているのですか? 病院ではどんな指導をしているのですか? ほかの病院での現状はどのような感じなのでしょうか?
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元看護婦です。うちにも寝たきりの者がいるので、家族の立場からもいろいろな病院を見てきました。 急性期医療を主にやっているような規模の大きな総合病院などでは看護業務のほとんどを看護師がやっていて、無資格者が直接患者さんの体に触るようなケアをすることはあまりありません。が、中小の民間病院で比較的落ち着いた患者さんがメインのところでは、ケアのほとんどを看護助手がやっている病院が多いです。 こういう病院の看護助手の人たちは以前付き添い制度があった時代に付添婦をしていた人が多いです。なので専門的な教育を受けておらず、知識よりも経験や勘でケアをしているような印象はありますが、一面では長年のキャリアから鋭い視点で仕事をしている人も多いように思います。また看護助手は基本的に無資格でもなれますが、最近はホームヘルパー2級の人を積極的に採用したり、付き添い出身の人たちにもホームヘルパー2級をとらせたりして、知識面での充実を図っている病院もあるようです。 そもそもこういった中小の病院に入院している人たちは、病状は安定していて本来在宅や福祉系の施設に移るべきなのに、何らかの理由で受け入れ先が見つからない人や施設に入りたくない人、施設の空き待ちの人などが多いのです。病院はあくまで治療の場であって介護の場ではないので、こういった人たちに早期に退院を促すような制度になっていて、有資格者による手厚い介護体制を用意できるような制度にはなっていません。病院は手厚い介護を用意したくても制度上財源がなくできないのです。ですから、疑問の矛先を病院や職員に向けてもしかたありません。悪いのは制度です。そこのところを理解して病院の悪い面ばかり見ないで、病院とは協力して仲良くやっていく方が入院しているご本人のためだと思いますよ。
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- sakuramimi
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病院に勤務する看護師です。 体位変換は重要な看護業務であり、看護技術であると私は教えられました。 しかし、病院によっては看護助手という免許を持たず看護業務の補助をしている方が体位変換や食事介助など患者さんの身の回りのお世話をしているところもあるようです。 本来ならばこれらの業務も看護師が行うべきなのですが、めまぐるしい業務の中でそれらに手が回らないことも多いようです。 体位変換は床ずれを防ぐ以外にも患者さんの皮膚の変化に気付いたり、コミュニケーションをはかるきっかけとなるなど色々な役割を含んでいます。 病院がどのように指導しているかはそれぞれです。私が今まで見てきた病院でも体位変換を看護師が行うところ、助手が行うところ、それぞれでした。 それは患者さんの重症度によっても違うのでしょうけど…。 どちらにしても看護師はそれぞれの患者さんの問題点や必要性に合わせて安全安楽な援助をしていくことに目を向ける必要があると思います。 私も診療的業務に手を取られていることが多いのですが、できるだけ患者さんのベッドサイドへ出向くように心がけています。
お礼
ご勤務ご苦労様です。大変なお仕事ですよね。 看護婦さんたちは体温を測りにきたりする度に声を掛けてくださるみたいです。 体位交換にはいろんな意味があったのですね。 私の見た体位交換はひどかったけれど、たしかに床ずれをすぐに見つけたり、 おできもすぐに処置してくださいました。
お礼
回答有り難うございました。 納得しました。 治療の場であって介護の場ではない、確かにそうですね。