罹患率は一定期間に対象の病気に新たにかかった人の単位人口に対する割合。有病率はある一点の時点で対象の病気にかかっている人の単位人口に対する割合です。
罹患率の調査には一定の期間対象集団を観察する必要があります。それに対して有病率の調査は、一時点一回の調査で可能です。
ということで、かかってすぐに死んでしまうような病気や比較的早期に回復する病気の場合は罹患率が高くても有病率が比較的低くなりますし、かかりにくくても、治りにくい病気は罹患率が低く、有病率が比較的高くなります。例えば公衆衛生などや公衆栄養の分野で集団を対象として何らかの対策を考える場合、対象の集団に与える影響を規模と時間の面から把握しないといけないので、この二つは理解しないといけないようですね。
他にも、相対危険と寄与危険の関係も問題を見る視点として同じようなことが言えると思います。