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小野不由美先生は恋愛小説が書けないのですか?
《悪霊》シリーズの続編である《GH(ゴーストハント)》シリーズの中断の主な要因として、《GH》シリーズが前作(=《悪霊》シリーズ)のファンの望む物語と違っていたこと、及び、そのようなファンの望む物語は書けないことを挙げているそうですね。具体的には挿絵の変更&《GH》シリーズに恋愛小説の要素がないことが不評の原因とのことですが、「そのようなファンの望む物語は書けない」とは小野先生が「恋愛小説」は書けないという事でしょうか?
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悪霊シリーズの最終巻「悪霊だってヘイキ!」までは麻衣の一人称で物語が語られていましたが、その後の「悪夢の棲む家」では三人称になっています。 一人称から三人称に変わったことがファンの人たちにあまりに不評だったそうで、それも中断の理由の一つでもあるそうです。 小野先生自身がそう書かれているのを読んだことがありますので。 個人的には三人称の「悪夢の棲む家」もとても面白いと思うのですけどね。 悪霊シリーズに限らず、一人称での物語の続編として三人称で書かれた小説はたいてい不評のようです。イメージがくずれた、なんて言う話を聞きますね……。 小野先生は恋愛小説ではなく推理小説の方が本分ですし、十二国記など他の小説も読んでみると、「恋愛」主体で書く作家ではないのだと思います。 ファンの期待に応えるのことも作家には必要ですが、やっぱりその作家の書きたいものを書いた方が面白いものが出来上がるように思いますので、個人的には恋愛小説なゴーストハントなんて書かなくてもいいんじゃないのかなぁ、と思います。 ぜひとも悪霊シリーズの続編は読んでみたいですけどね; 作家自身の書きたいものとファンの期待が食い違ってきての「書きたくない」=「書けない」と受け取ってもかまわないとは思いますが……。 参考になりませんが、とりあえず……
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- konten
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恋愛小説が書けないというより、 先生はこのシリーズで恋愛をメインに持ってくる気は無かったけど、 ファンが『あの二人はどうなるんですか』 『もっと二人の仲を進展させてください』 なんてレターが山ほどきたら、 「ゴーストハントは恋愛小説じゃな~い!」って思ってしまうんじゃないですかね。 先生の書きたい物語とファンが望む物語が違ってきてしまって、 続編を書いても、同じようなレターがくるなら、 書かないでおこうという考えじゃないでしょうか?
お礼
ありがとうございました。 恋愛をメインに持ってくる気はなくても、恋愛要素を持ち込まなくても読者は期待するものですから、先生の書きたいモノとファンの期待するモノとが食い違ってしまうのは仕方ないですね。
お礼
ありがとうございました。 不評でも「私はこういうモノが書きたいの」と書き続けていれば、読者も納得するでしょうに。自分たちの期待するモノと、先生の書きたいモノは違うんだ、とわかってくれると信じて書くのみだと思うのですが。停滞は何の解決にもなりませんが、プレッシャーがのしかかって書きたくなってしまったのかもしれません。