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社会保険庁職員の実態、悪いのは、官僚、政治家、公務員(職員)?
今、社会保険庁の入力ミスが問題となっています。 過去にも、マッサージ器、卓球台の購入が話題になっていました。 これに関して、 政治家(与党・自民党) 官僚(上級公務員) 職員(公務員) また、付随して、自治労の支持母体であると言われている、 野党・民主党、それぞれの問題を教えて下さい。 特に、職員の勤務実体が気になります。 自治労については、 オンライン化に反対した自治労のサボタージュが表面化しただけだ。 http://blog.goo.ne.jp/2005tora/d/20070612 このサイトの見解が正しいのでしょうか? いろいろな問題が絡んでいて、どうもよく理解できません。 お願い致します。
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この問題では、どうも政府も野党もマスコミも、皆自分の都合の良い部分だけを表面的に取り上げて利用している節があります。 入力ミスを問題にするのに、その当時どのような作業工程が組まれていたのかの検証がなされていないように思えます。 1日キータッチ数にしても、パンチ作業の内容によっては労働密度が全く異なりますので単純評価には全く意味がありません。 例えば、既に入力データカードが準備されていてそれを単純に入力するだけだったとすれば1980年代当時の民間キーパンチ労働密度・単価から考えても1日5000タッチは少なすぎるでしょうが、これがもし予備整理の不十分な加入台帳の複写で、しかも漢字のふりがなや不鮮明文字の判別まで伴うような入力であれば、1件50文字のデータと仮定すると一日100件程度で1件あたりの作業時間は3~4分程度、80年代の電算処理環境も勘案すれば十分妥当な内容となるように思えます。 確かに現在の外注環境や機器性能、作業技術の水準からみると無駄の多い状況ですが、当時そのような労使協定が結ばれたことを批判するのであれば、もう少し当時の状況を踏まえた専門的な検討を行うべきでしょう。 この件で一番検証されるべきは、作業量とか時間の制限とかではなく、入力データの成果品の精度基準を誰が定めて、誰が管理し、その結果に誰が最終責任をとるのか、ということです。民間の基準で考えればあたりまえのことですが、なぜか公務員労働組合が関わっているというだけで冷静な分析や批判がなされていません。 加えての問題は、70年代当時の労使協定が時代の変遷と共になぜ見なおされなかったのかという部分であるかと思いますが、こういった協定は、どこの職場でも有名無実化する傾向がありますので、むしろ見なおされなかったという事実自体が、この協定が実情と乖離していたという分析も成り立つかも知れません。(組合が協定にあぐらをかいて労働水準を低く抑えていたという可能性の方が高いとは思いますが) まあ、私自身、かつて公務員で自治労所属したので身びいきがあるとも言えますが、1990年代の当時、毎日500枚の税務申告書のデータ入力を昼夜通しで入力したりなどが珍しくなかった経験から考えると、社保庁でいま批判されているような温い実態があったというのがどうも釈然としないところでもありますね。 あと、労働の能率化については組合には組合なりの理屈があるということも客観的に評価する必要があります。特に業務比例収入というものが存在しない公務労働の場合、業務の能率化は賃金の増加をもたらさず一方的に労働密度の増加へと向かう理屈ですので(省力化による密度逓減効果を割り引いても業務取り扱い数増加による責任増という跳ね返りで相殺されがちです)これに過敏に対応する事自体は理由のあることです。むしろ、そのあたりを官僚とのなれ合い体質の中で形骸化させてしまい、官僚腐敗の温床を育ててしまったことが問題です。 ただ、このケースで思うのは、結局のところ、自ら公僕として公共サービス改善を前提に協定なり慣行なりの及ぼす影響を客観的に分析するようなことを怠り、国民を政治不安に陥れる重大な瑕疵の発生を看過した自治労・公務員組合は、やはり批判されるべきだいうことです。願わくは、自ら内部で自省の論を起こし、民間に至ってはもはや死滅寸前の労働運動に止めをささないように頑張って欲しいものですが。
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- kytknom
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1 国会議員は政府(社保庁を含む)の仕事をチェックする機能であ り、大臣等になる一部の議員を除き、議員自ら政府の仕事をやるわけ ではない。 与党が悪かったかどうかは、民主党が政権を執って、社保庁が劇的 に変わるか否かを見ればわかることです。 変わるはずがないと私は思っています。 2 私は上がどんなに言っても最終的には現場で仕事をやっている人達 がきちんとやらなければ事は良くならないし、進まないと思っていま す。 従って、官公労・自治労の影響が大きいと考えています。 官公労・自治労に所属している共産党員が厚生労働大臣や社保庁長 官の言うことを聞くはずがないからです。 3 どんなに立派な制度や組織を作っても、そこで働く人達がいい加減 であれば、結果は知れたものです。
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ありがとうございます。 政治家は法案、政策を出すだけですからね。 公務員の現場状況の分析と、 その改革のための、惰性の証拠が必要ですね。
- simakawa
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結局,金の集まる所には,政治家や金の亡者が集まってきます.社会保険庁の幹部共は自分達が自由に使っていい金だと勘違いしてしまいました.それからは使いたい放題でグリーンピア,自分達の定年後に行き先など関連企業に金をふんだんに上げました. 仕事は1日5千字以上打ってはいけないそうです.A41枚余ですよ. だから記録もきちんとさせませんでした.国を挙げての振り込め詐欺同然です.今になって自己申告せよだのとんでも無い事云っています. その回復にまた関連会社に膨大な金を使っています.何処までも根が腐っています.給料の2~3割りカットなんて手ぬるいです.全額返済させるべきです.
お礼
ありがとうございます。 この回答では、自治労と、上級官僚に問題があるということですね。
- kenmi3055
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キャリア官僚の天下り問題とは別に、過去の労働組合の運動の歴史は一般国民には理解できないほどの内容でした。それは社保庁だけではなく、全省庁、県職員、市町村職員、教職員にいたるほとんどの公務員の労働組合にいえることです。 今、戦後の労働組合の膿が少しずつ表面化してきております。 旧国鉄職員の労働運動がいかに国民を犠牲にしたかからも分かるように、私達国民は、マスコミが問題視しているキャリア官僚の天下り問題だけに目を向けず、もっと根が深い公務員の労働運動にも注目すべき時期にきていると思います。
お礼
ありがとうございます。 >>過去の労働組合の運動の歴史は一般国民には理解できない 具体的な状況も気になります。 また、現在では、どうなっているのかがよく分かりません。
- password
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元々は 社会保険庁の組合の力が強すぎなのが問題であり 自民の民営化/近代化に対し 抵抗策としてサボタージュを行なっています。 入力を滅茶苦茶にした挙句、その上位組織:民主党を通じて 政治問題化させるのに成功し 全責任を 上司(官僚)の監督責任・自民の無策の責任に転化しました。 (その結果、民営化などは停滞し、 その主体者:自民を追い詰める事に成功しました) 過去に 職員の為の贅沢品を買いあさっていたのと、状況的(組合の横暴)には何ら変わりがありませんね。
お礼
ありがとうございます。 「元々は 社会保険庁の組合の力が強すぎなのが問題であり 自民の民営化/近代化に対し 抵抗策としてサボタージュを行なっています。 入力を滅茶苦茶にした挙句、その上位組織:民主党を通じて 政治問題化させるのに成功し 全責任を 上司(官僚)の監督責任・自民の無策の責任に転化しました。」 この事実は、今も変わっていないということで間違いないのですね。 この辺りが、自民党の責任逃れの嘘・誇張なのか、事実なのか、よく分からない状態でした。 できれば、証拠となるものもあれば参考になります。
お礼
ありがとうございます! 説得力・論理力のある職員擁護・批判の回答を期待していたので、非常に参考になりました。 やはり、政府に求めるべきは、現状調査ですね。 世論はスピード解決を求めていますが。