「結果用法」と言うのがどういう意味か、よく分かりません。一般に、形容詞用法のときは、結果用法と言うのは普通ないはずです。
つまり、結果と言うのは、ある行為がまずあり、その結果を示すのが「結果用法」です。ですから、結果用法であるためには、その前、または後に、ある行為を示す動詞が必要になります。
しかし、形容詞用法と言うのは、名詞に後置するto不定詞と言う問題の捉え方であり、元になる動詞が意識されないので、もともと、普通は、ありえない問題であると思います。
その上で、あくまで私見ですが、名詞に後置するto不定詞が完了形になるかどうかと言うことですが、場合によると言うことではないでしょうか。
books to read などのように、不定詞の形容詞用法は、これからする動作の対象が前置されるわけです。つまり、books that I read の形が本来であり、それが省略されて、不定詞になっていると考えるのが普通だと思います。
しかし、ともあく、文章の主語を省略して、to不定詞にすると言うことであれば、books to have read は、books that I have read がもとの形であると見ることもでき、これはこれで論理的には、間違っていないと思います。しかし、普通、この言い方はほとんどしません。
「そのイベントはもう終わっている・終えてしまっている時間だね。」と言うとき、It is the time to have finished that event. という言い方をするかどうか、自信がありません。
つまり、形容詞用法の場合、どうしても、未来のような含みが出てくると思います。そのため、普通は、目的のような感覚になるのであって、結果を示す言い方は、あまり思いつきません。
しかし、文脈によっては、結果を表すような、言い方があるのかも知れません。