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地震の読み方を「ぢしん」と書くとテストでは間違い?
関連したテーマが最近掲載され、幾つかの回答を読んで、とても参考になりました。それから派生した疑問です。 地震の地は「ち」が濁って発音されたものではないので、原則*「じ」を用いる。(「ち」は訓ではないので、「ち」→「ぢ」という変化を考えるのは誤り) 地には「ち」と「じ」の音があり、その音で読んでいるので、原則*「じしん」と読むのがよい。 [*原則というのは内閣告示に準拠という意味] 以上のような回答があり、なるほど、それらは納得できましたが、では、たとえば、試験で「地震」の読み方を書きなさい、という問題に対して「ぢしん」という答えをしたら、×(間違い)として、減点されるのでしょうか? 教員や採点官の経験者の方の実例のコメントを頂ければ幸いです。 この質問の背景には、(私個人が、振り仮名や読み方の問題で内閣告示で成否を議論する人が多いのに、疑問を持っているのですが)たとえば、手元にある旧版の諸橋大漢和辞典には地の読みに「チ」「ヂ」しか載っていませんし、角川漢和中辞典には 「チ[漢音]、ジ(ヂ[呉音])」とあります。つまり、歴史的には、もともと「チ」「ヂ」の音しかなくて、「ジ」の音はなく、「ジ」を音と認めるのは、まさに内閣告示に拠る新造ではないですか?(現代では「ヂ」も「ジ」も同じ音価だから表記を「ジ」で統一すべし。)それはそれで良いとして、では歴史的には正しい「ぢしん」をこの基準に照らして積極的に間違い(×)としているのだろうか? という疑問です。 個人的には、このような問題は「どちらでもいい」主義で、「ぢしん」も正しいと考えるのですが、実際の教育現場、採点現場で実情はどうなのか?、と興味が湧きました。 よろしくお願いします。
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国語の教材を作っている者です(主に模試や入試問題を作っています)。 「地震」の読み仮名を「ぢしん」と書けば間違いになります。 なぜか、試験であるかぎりは正否の基準がなくてはなりません。 その基準は、常用漢字表をはじめとした内閣告示・訓令のたぐいです(中には一部、慣例(習慣)としかいいようがないものがあります。例えば、「世界中」の「中」は「ぢゅう」と読むことが昭和61年の訓令・告示で許容されていますが、学校の試験ではこれも「じ」と読むことになっています。私個人としては「~中」をどう読むかといった試験問題は作りません(特に模試では)が。)。 「体」を正字(旧字)の「體」で書けば間違いとされますし、「快い」を「心良い」と書いたり(語源を考えればこれでもよさそうなものですが)、「快よい」と送り仮名を付けたりすればやはり間違いとされます。 以上は、試験(教材全般)を作成する側の、いわば”業界”の常識です。もちろん、採点基準は作成者である私たちが作りますが、実際の教育現場でどう教えられ、あるいはどう採点されているか、正直わかりません。試験・教材の性格上、ぶれがあっては困るのですが……。 なお、話はそれますが、漢字の書き取りに関しては、採点が甘いようです。私立高校入試の場合、止めはねに関しては全く問わないという話を直接教師から聞いたことがあります。また、公立高校入試においても、そういううわさです(裏はとっていません)。ただし、いつも甘く採点されるわけではないので、教えるときには(模試の採点では)厳しく行った方が結局生徒・児童のためになると思いますが。 閑話休題。仮名遣いについて、採点は以上のように行われます。その理由は、繰り返しになりますが、基準が必要だからであり、その基準はなるべく客観的である必要があるからです。 そのことの正否については、皆さん、さまざまなお考えがあることでしょう。私も時に、割り切れなさを感じることがあります。しかし、ここでそのことについて触れるのはやめておきます(そうです。逃避です。)。
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- 12kokuki
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すいません。 一般人です。気になったので調べてみました。 http://www14.plala.or.jp/america-ph-dc-74/tyousa/jisin5.html ここにある通り、「ぢ」や「づ」は、現在決まった時にだけ用いる。 とあるので、「現代においては」正解とは言えないのではないでしょうか。
お礼
有難うございました。
お礼
丁寧な御回答有難うございました。 教材を作る立場の方の考え方は理解できましたが、正解例でAとBは正解というような複数の正解を認める(採点基準を設定する)というようなことは無理なのでしょうか?(そうあっても、誰も損をしないと思うのですがね...甘いかな....)