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記憶を持って生まれ変わる男女の話
以前図書館で無作為に本をとって読んでいたら、「輪廻」について描かれたある本を見つけました。よくある体験談等のドキュメンタリーではなく、仏教の教義としての「輪廻」について描かれているものです。その中である本が紹介されていました。二人の男女がいて、彼らは死んでもなお生まれ変わって再会を果たすのですが、彼らは生まれた時からそれまでの記憶が全て具わっているのです。ここまではよく耳にするようなお話ですが、以下の部分の興味が惹かれました。生まれ変わってからの後、彼らには性的な接触を求める欲求に類するものが失われたそうです。 この事は彼らが、全ての生物が持つ種存続の本能を失った、不自然な存在となった事を示唆しているようにも思えます。「記憶を持って生まれ変わる事」と「性的欲求が失われる」と言う、ある古書の中に見られた関連性について、皆さんの意見を聞いてみたいと思います。 また、この質問をするきっかけとなった二人の男女について描かれた本の題名や情報等、ご存知の方がおられましたらぜひ教えて下さい。私が読んだ本の中では題名が挙げられており、確かに実在するようです。その後同じ図書館で検索をかけてみたりしたのですが、該当が無い為以来諦めていました。ある作家の書いた物語ではなく、インド系の、教典か何かだったと思います。但し「ヴェーダ」とは書かれていませんでした。 皆さんのご回答をお待ちしております。
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そのお話を伺っての感想だけですが・・ 記憶をもって生まれ変わる事ができたということは、 ある意味、「死」を失った事になると思います。 ということは、「性的欲求」の起源となるはずの 「繁殖欲求」を持つ必要がない状態ではないでしょうか・・ 無論、全人類が繁殖欲求を失えば、再生もできないわけですが、 他に普通に繁殖欲求を持つ人々が存在する限り再生できるわけです。 逆に言えば、「死」による「忘却」こそが、 人類を繁殖させているということかもしれません。
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その本の中の2人に関わらず、前生で出会っいて(←兄弟や恋人親子として)、更に今回また自分の近くに生まれ変わっている事例は数多くあるようですよ。 先日の母の日に実母に送った本で『前世療法』系の本(タイトル忘れました。表紙が白黒で白人の女の子の写真でした。定価2100円)にも、色々載っていました。母親が前世の話しを子供から聞かされても受け入れる事が出来る状態になった時に1~5,7才位の子供は過去の話しを大人の口調で淡々と語るそうです。その後は記憶が薄れるようですが。 どの例もインパクト有りの興味深いものでしたが、主人公的存在の長女と長男は何度も一緒に転生しており、中世(お城の時代)には長女が父親で長男がその娘だったそうです。 当時、父親は娘にいいなずけを決めており、その結婚によって土地を手に入れる事を約束していました。が、娘には心に決めた男性がいて親が決めた結婚を嫌がっていました。しかし、父親が強行しようとしたので娘は自殺してしまったという前世があったそうです。 その生の時の事を2人がシンクロして同時に思い出し、長女は『だって、あの当時は父親に子供が従うのは当然だったのよ、私は悪くないわっ!』と初めは怒ってみせたものの、実はひどく反省しており『まさか、そんなに苦しんでいたとは思っていなかったの…悪かったと反省しているのよ…』とのコメントをして、長男と抱き合って和解したそうです。 あと、ある女の人が数年前にスポーツクラブで働いていた時、知らない5才位の男の子が突然走って来て彼女の太股に抱きついて来たんですって。『ねぇ、僕たちの事を覚えている?昔、僕たちは夫婦でよく食事したりドライブしたりしたよね?』みたいな会話で…。 初め、その女性は、そんな話しはウソ!信じられない!と思っていたのですが、日を追って男の子の事が恋しくなり、会えない事が悲しくて家で泣くようにまでなってしまったそうです。 男の子の話によると『前世では男の子が男性で、ある日女性に一目惚れして、アプローチのかいがあって結婚した。2人には女の子が一人いたが、母親とドライブした時に事故に遭い、母親だけが死亡した。その後、父親はショックから立ち直る事が出来ずにアルコール中毒になった』そうです。 男の子も、それから、しばらくは家でも『早くスポーツクラブへ行って○○に会いたい。愛している。ドライブに誘っても良いか?』とばかり、話すようになっていたそうです。しかし、その後は除々に心も2人とも落ち着いていったようですが。(特に子供は時間がたてば、前世の記憶を忘れるようなので。) また、笑えるんですが、小さな子供たちが何人かで遊んでいた時に『人間が生まれ変わるのなんて誰だって知っている事だよ。ただ、大人たちが(忘れてしまって)知らないだけなんだよ。』と、ある子がいうとそばにいた子が皆んな、頷いてみせたという箇所でした。 その本にも、あったように輪廻転生は魂が成熟する為に、色々と経験していかないといけないプロセスだと思います。仏教の概念だけでは無く、キリスト教(よく、日曜日に魂は永遠である、とかうちの方ではメガホンで言ってますが、あれって輪廻の事ですよ)、その他の宗教ではたいてい輪廻は説かれているハズです。 こんな話は、ゴロゴロあります。結構、おもしろいですよ。参考になったでしょうか?
お礼
確かに、ある程度の大人が前世について語りだすと単なる現実逃避のきらいもしますが、子供が語るとなると、その信憑性は強いと思います。 しかし、目の前で長女と長男がいきなり前世について二人で話し出したら、聞く親の方はたまらないでしょうね。 それも長女が父、長男が娘というキャストで、「前世の内輪ネタ」に走られては…。 >小さな子供たちが何人かで遊んでいた時に『人間が生まれ変わるのなんて誰だって知っている事だよ。ただ、大人たちが(忘れてしまって)知らないだけなんだよ。』と、ある子がいうとそばにいた子が皆んな、頷いてみせた 思わず乾いた笑いが漏れました。明日から私の子供を見る目が変わってしまいそうです。 「このがきんちょ、もしや俺のことを知ってるんじゃないか」と言う具合で。 子供は大人になるにつれ様々なものを失っていくと言いますが、ひょっとすると前世の記憶などがその最たるものなのではと考えさせられます。 物語の二人は、きっとそれを失い損ねたのでしょうね。 そういえば、ヒプノセラピーの逆行催眠で、記憶が胎児以前に遡ってしまったと言う人の話を聞いた事があります。 催眠のかかり易さは人によると言いますが、よっぽどかかり易いとこういう事も見られるのかもしれません。 大変参考になりました。丁寧にお話して下さってありがとうございます。
題名等、知識がなくわかりませんが、関連性についての意見を述べさせていただきます。 記憶を持って生まれ変わる事、と 性的欲求が失われるという事の関連性ですが、 生まれ変わっても前世の記憶が備わっている、という状態を考えた時、本人とすれば、死んだと思った次の瞬間にお腹の中の胎児の身体になっていた、という事になると思います。その間にどれだけの歳月が流れていようが、本人には瞬間のはずです。 ですから、体内の脈動と母親の声が振動と音で感じられ、ゆらゆら揺れながら、あぁ、生まれ変わったのか、と気がつくのでしょうね。この、お腹の中でのとつき10日という月日を、記憶を持つものはどうやって過ごすのでしょうか。自由な身の上では、想像がつきませんが、悟りを開くのに十分な時間であるようにも思います。悟りを開く、という言葉の真の意味を知らないまま使用していますが、 性的な欲求が失われる原因が、この体内生活と、その後の幼児生活にあるように思います。幼児生活体験においては、頭と身体が一致しない不自由さに思いを寄せます。このとき特に肉体と精神の分離を実感するのではないでしょうか。体内で過ごした悟りの期間から、幼児体験に突入して、さらに悟りは実感として体験されるのではないでしょうか。(悟りの実感は、反論が出そうですが) 一生懸命合理的に解釈したいと思ったのですが、なんだか新興宗教の一文のようになってしまいました。 以上、ご質問の主旨に反していない事を祈ります。
お礼
確かに、一度死を経験した直後、本当の「母なる海」である羊水の中を漂っていれば、それまでの考えなんかは刷新されてしまうような感じがしますね。 小学校の頃、プールの中で水の中独特の音や振動に包まれながら、いつにない不思議な発想に考えを巡らしていた事が思い出されます。 性的欲求がなくなるのは、生命としての欠落ではなく、内面的な変化によるものだと言うonthewellさんの考えに、何か明るいものが見出せた気がします。二人の精神性は、肉体的なものを超えてしまったんですね。 …でもよく考えてみたら、胎児のコブシ大の脳に人生一回分の記憶が入るかは疑問ですね。 そういう風に考えると、記憶を持って何度も生まれ変わると言うのは物理的に不可能な気もします(いまさら物理的と言うのもなんですが…)。 すごく長い時間を生きたように見えて、その大半の記憶は砂のように零れ落ちてしまっているのかもしれません。ただきっと、お互いの事だけは忘れないのでしょうね。 主旨の捕らえにくい質問に対し、真摯で的確な回答をいただいて恐縮です。頭の中でカチカチに固まっていた考えに、風を吹き込んでいただきました。
お礼
「死」が人類を繁殖させる、ですか…。 なんとも皮肉なテーマですね。 記憶を持って生まれ変わった二人は、人類の繁殖や生存の外にある存在となり、その時点でもはや「人類」ではないのかもしれません。 だからこそ、地球上でたった二人のお互いを求める…性的な欲求がなくなるのも、そんなところに起因しているとも考えられます。 件の物語の中の二人が、とても崇高で、同時に悲しいほど孤独な存在に思えてきました。