他の仕事の傍ら、フランス語の翻訳と通訳の仕事もしていますが、田舎暮らしということもあって、仕事量は とおおおおおおおおっても 少ないです。時々、思い出したように依頼があります。まあ、趣味の世界です。
英語に比べ、フランス語の仕事の単価は割高ですが、仕事量は少ないので、田舎ではどうにもなりません。
大都市なら、もしかしてフランス語一本で食っていけるかも知れませんね。
私の場合、通訳業の資格をもっているわけではなく、たまたま依頼を引き受けている内に、少しずつ、という感じですし、エージェントも一社だけで、他の仕事の邪魔にならない程度でぼちぼちというペースを変えるつもりもないので、営業努力というものを一切していませんので、仕事量が少ないのは仕方ないことですが......それにしても、少ないです。
翻訳にしても通訳にしても、それで生計を立てるためには、かなりの営業努力が必要であろうと思います. その際、得意分野を持つのは多いに強みになる筈です。あるいは、英語とか複数の言語の仕事ができるようにする、というのも良いでしょう。
仕事の内容については、依頼があれば、何でも引き受けてしまいますので、内容はとにかく多種多様です。
数の上で多いのは、手紙の翻訳。それも、姉妹都市間などの公的な機関からの依頼が主です。
その他の仕事としては、翻訳では
日本の企業、商品の名前、キャッチコピー
留学あるいはフランスでの研修のための書類(戸籍その他)
フランスの法律の条文
姉妹都市縁組の協定書
観光パンフレット
工場の機械設備についての仕様書
浄水場のパンフ なんてのもありました。
テクニカルなものについては、全部の知識を身に付けるなんてことは、不可能なので、その都度、資料を探してあたふたとします。
以前は、図書館とか本屋に飛んでいってましたが、最近はインターネットのおかげで、必要な情報を集めるのが少し楽になりました。
通訳も色々です。
フランス語圏の人の講演、観光案内、食事接待、テレビの取材、etc.
今まで、フランス語通訳関係の仕事で、すごいなあと思ったのは、
フランスの観光ガイドの資格を持って働いている人。(フランスの観光ガイドの学校に通って、資格試験を受けて、と、とても大変だったようです)
主として、日本人のツアー客を連れてフランスを案内するという仕事をしている人でしたが、一年の半分ずつ日本とフランスで生活しているとのことでした。
(こういうのを目指されても面白いかも)
勉強の方法というお尋ねに回答するのは、私には不向きなようです。
どちらも、何となく経験を重ねて来たという感じですので。
特に通訳に関しては、市民活動のボランティアで英語の通訳をやっているうちに、少しずつコツを覚えたように思います。
ただ、同時通訳を目指されるなら、その向きの勉強と訓練が必要です。
フランス語の同時通訳を教えているところは殆どない筈なので、今プロでやっている人達は何らかの経験を積んで同通に移行したか、英語の同通のクラスで方法論を身に付けて、自分でフランス語に応用しているというところではないでしょうか。
とにかく、通訳は理屈より何より経験が役に立ちますので、まずは、ボランティア通訳とかで、経験を積むというのも良いでしょうね。
もうすぐサッカーのワールドカップがあるので、そういう向きのフランス語の需要もあると思います。トライしてみては如何ですか。
翻訳の方は、前回答者の方もおっしゃっているように、
日本語の力とセンスを必要とすると思います。
原文のstyle, niveau de langue とかを、反映できる日本文であり、かつ、誰に向けて書かれた文かということを考慮して、構成する必要がありますので。
ぐちゃぐちゃと書きました。
少しでも参考になれば幸いです。