- ベストアンサー
リューブリンを子宮筋腫に使用する場合、初回投与を月経周期1~5日目に行う理由は?
インターネットでリューブリンの添付文書を見ていたら、 「子宮筋腫に使用する場合、初回投与は月経周期1~5日目に行う。」 とかいてあるのですが、どういった理由からでしょうか?もしそれ以外に初回投与をした場合、よくない症状がでたりするのでしょうか? 私は生理をとめるためにブレセキュアを使用する事になりましたが、使い始めて6日目に不正出血がありその後も出血がとまらないため病院にいったところ、確実に生理をとめる事ができるという事で、ブレセキュアにかわってリューブリン注射をしてもらいました。手帳で確認したらその日は月経周期16日目にあたる日だったので、とても心配になってしまいました。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
こんにちは。 リュープリン等のGnRHアゴニストは、脳下垂体の性腺刺激ホルモン(GnRH)レセプター(受容体)に結合するお薬です。作用当初は一時的にはFSHやLHの分泌が亢進します(フレアアップ)が、投与を続けることによってレセプターが全て塞がってしまい、FSHやLHの分泌が抑制されます。 FSHやLHは、卵巣を刺激し卵胞を育て排卵させる作用を持つ性腺刺激ホルモンですから注射による排卵誘発剤として使われますね。そのFSHやLHの分泌を抑制するGnRHアゴニストは、排卵を抑制して生理を止めるお薬ですから、生理があることによって悪化・進行する子宮内膜症や子宮筋腫などの疾患の治療薬として使用されます。 >「子宮筋腫に使用する場合、初回投与は月経周期1~5日目に行う。」 とかいてあるのですが、どういった理由からでしょうか? 使い始めが遅いからと言って特によくない症状が出るわけではありません。 上に書きましたように、作用当初は一時的にはFSHやLHの分泌が亢進します。FSHやLHの分泌が亢進するということは、排卵を促進するということです。なので、その一時的な排卵誘発効果を経て目的である排卵抑制効果を出そうとすると、生理が始まったらなるべく早く(理想は前周期の生理前から)使い始める必要があるのです。生理開始から5日目以降では既に次の排卵の準備が進みつつありますので、そこへフレアアップも重なればその周期は排卵を抑制することができなくなります。排卵を抑制できない=フツーに生理が来るということです。 質問者さんの生理周期が判りませんが、場合によっては周期16日目というのは既に排卵後のこともありますね。使い始めが排卵後であれば周期の生理は必ず来ます。排卵抑制効果があり生理を止められるのは次周期からになります。
お礼
大変わかりやすて詳しい説明をありがとうございました。 16日目が初回投与だった事がどうなのか、医者には直接きいてはいけないような気がして不安でいっぱいでしたが、おかげさまでこれからも何回かのリューブリン投与を安心してうけることができそうです。