すでに回答がでてますけれども、補足も交えて。
椅子に座っている状態を考えると基本的に、膝の下に足の裏がついており、
体重の重心の鉛直線は胴体に近いところにあります。
<足先が前にでているのでその分若干前にあります。
ここで「立つ」時には、左右の足のつま先とかかとをつないだ4角形のなかに
体重の重心の鉛直線がこなければなりません。
つまり、座ったままの状態ではかかとよりも後にあるので、立てないわけです。
そこで、体を前にかがめ、重心をかかとより前に持ってくる必要があるのです。
それに対し、おでこを後に推すことで、体重の移動を阻止するため、
おでこを押すと立てないのです。
さて、補足ですが、おでこを押しても立てる場合がいくつかあります。
「共通する条件は足の下に重心が入ること」です。
例1:椅子のしたが空間になっている場合、そこに足を曲げこみ、
座った状態の重心位置に爪先立ちになる。
この場合は、上体が前屈することなく立ちあがれます。
例2:手に重いものなどを持っており、それを前に差し出すことにより、
「体重と荷物」の重心が足のかかと部分より前に移動する。
ということで、この実験をやる場合は、椅子や手荷物に注意しましょう。
お礼
とてもわかりやすかったです☆感謝です☆