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六カ国協議におけるロシアの立場について
こんにちは。私は六カ国協議について調べているのですが。 ロシアの六カ国協議に対する姿勢や、他の五カ国との関係がいまいち解りません。他の五カ国の主張は理解できるんですが、ロシアが何を考えて六カ国協議に臨んでいるのか謎です。外交に詳しい方などいましたら教えてください。お願いします。
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- kogonta31
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ロシアとしては、北朝鮮と国境を接していることで、北朝鮮が崩壊,暴発したときには困るので、出てきているといったところでしょう。当然、金や物は一切出さない立場です。北朝鮮側の交渉が上手くゆけば、何か見返りがあると考えて参加しているといったところです。ポーズとしては、国連常任理事国という大国として、参加しているといった大儀を掲げているとは思います。この態度はロシアと言う国のいつものパターンです。責任を取るつもりで出席しているのではありません。 北朝鮮,中国側にしても、自由圏側が3カ国(アメリカ,日本,韓国)と元共産圏側(中国,ロシア,北朝鮮)とバランスを取るために入れているといったところです。 北朝鮮に直接関わっているのは、他の4カ国ですが、このうち韓国は同族の誼でほとんど北朝鮮の言いなりになっています。従って、喜多町瀬院の意見をそのまま受け入れております。万一、北側が崩壊した場合、経済的に一番の被害が出るのは韓国でしょう。また、韓国,北朝鮮側は、日本に財布の意味で会議への出席を認めているだけで、日本が意見を言うことは無礼と考えています。 中国は北朝鮮の保護者(昔で言えば宗主国)として出てきています。また、北朝鮮に暴発や暴動が合った場合に困るので、出てきているといったところでしょう。 従って、北朝鮮に直接意見を言うのは、アメリカと日本となりますが、北朝鮮は日本について過去カードを持ち出して交渉の口をふさいでいます。韓国もこの点について北朝鮮に同調しています。 このため、実際の交渉は、アメリカと北朝鮮(それを影からかばう中国,ロシア,韓国)との交渉であると見るべきです。
お礼
早速の回答ありがとうございます。やはりロシアの立場としては地理的条件・大国としての自負心・朝鮮戦争からの経緯などを踏まえての参加であり、これといった目的意識は希薄なのですね。 六カ国協議自体、元来米北の言い争いから始まったことを考えると他の4カ国はおまけ(言い方は悪いですが)みたいな存在なのかもしれませんね。経済的な視点からの意見、大変参考になりました。ありがとうございます!