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ビジネスとしての歌舞伎
私は今、カナダでビジネスを学んでいる学生です。今度、日本の文化と ビジネスを関連付けたプレゼンテーションをする事になりました。 これまでは歌舞伎に興味を持ったこともなかったのですが 友人からの情報によってこのトピックを選ぶ事にしました。 友人の情報によると・・・。 ・歌舞伎を見に行くとイアホンで解説が聞ける ・歌舞伎自体もだんだんと変わってきている という情報を得ました。 このように歌舞伎の世界が変わってきているという事は 若者や歌舞伎に興味がない人達をターゲットとしたビジネス戦略の例である という事が出来ると思うのですが、これ他にも何か例があれば教えてください。 また、歌舞伎を見に行くと日本人と同じくらいの外国人がいるらしいという事も聞きました。これって本当ですか??? ビジネスとしての歌舞伎、または一般的な見解など、 あなたの意見を聞かせてください!
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回答かどうか微妙ですが・・・。 日本の文化とビジネスを関連付けたプレゼンテーション、面白そうですね。 ただ、若者や歌舞伎に興味がない人達をターゲットとしたビジネス戦略の例と言いきるには、もっともっともっともっと前提が必要です。 ご友人の情報についてですが、次のように考えます。 ●イヤホンで解説が聞ける ⇒todorokiさんのおっしゃるように、イヤホンガイドのことかと思います。ただし、このサービスは1975年から開始していますので、今日的話題かどうかはわかりません。 ちなみに、このシステムは、1975年当時、朝日新聞社に在籍していた久門郁夫朝日解説事業株式会社社長が、朝日新聞社、文化庁、郵政省などの協力を得て、日本の古典芸能及び海外演劇、外国音楽などを日本の観客に深く理解し、楽しんでもらうために開発した舞台解説システム、とのことです。 どちらかというと、劇場に足を運ぶけれど、適当に見ている人に対してのサービスという側面が強いように感じます。 詳細は朝日解説事業のHP等をご参照ください。 ●歌舞伎自体もだんだんと変わってきている 興行的な成功を納めたと思われるのは、団菊祭での「源氏物語」や、坂東三津五郎襲名披露公演などが成功だったようです。 源氏物語は、瀬戸内寂聴さんが脚本、東儀秀樹さんが音楽を担当し、芝居はすべて現代語によって進められております。歌舞伎とは思えない見やすさがいいですが、何より「平成の三之助」と言われる(市川新之助、尾上菊之介、尾上辰之助)という若くて魅力的な役者がこの舞台で一同に見られるというところが豪華です。平成の三之助という売れる商品(魅力的な役者)があればこそ、の新しい流れといえるかもしれません。 坂東三津五郎襲名披露公演は、「歌舞伎は襲名披露で稼ぐ」のセオリーどおりの好評を博したようです。これはどちらかというと伝統的なものかと。 todorokiさんのおっしゃるスーパー歌舞伎は人気の演目でチケットもとりずらいです。若い人にも好評のようで、収益への貢献もしているみたいです。 また、伝統的な歌舞伎に新たな試みを加えた作品としては平成中村座の「法界坊」やシアターコクーンの「三人吉三」などが上げられています。(松竹の決算短信より) 若者や歌舞伎に興味のない人をターゲットにしているか、といわれるとちょっと判断しづらいものがあるかな、という気もします。 ●歌舞伎に行くと半分が外国人 これは明かに嘘です。todorokiさんのおっしゃるとおり、マダム層が半分以上というのがぱっと見の印象です。 ●個人的に気になる点 私が気になるのは、2005年くらいまで断続的に続く襲名披露公演ラッシュです。 昔から「歌舞伎は襲名公演で稼ぐ」というセオリーに基づき、襲名披露のオンパレード、しかも松竹も「襲名興行を中心に増収増益を目指し」と明言しています。つまり、客層の底辺を広げるというより、今いるファンを強く惹きつける襲名披露を立て続けに行うというのが松竹の戦略なのでは、と思ったのですが。 気になるのは、chie-ileさんは、歌舞伎の興行を行っている松竹の決算短信等の決算資料や、アナリストレポートなどには目を通されましたか? ビジネスのプレゼンテーションをするならば、ビジネスの結果としての数字の把握と裏付けは必須です。 どんなに最悪でも、興行を行っている松竹の演劇部門の売上高くらいは把握しておくのが大前提ですよね。 少なくとも、ここ2年ほどは連結売上高210~220億円程度をうろうろしており、際立って売上が伸びた、ということはないように感じます。ただ、セグメントの連結営業損益が、02年2月期の中間期で2300万円の黒字(01年2月期は同時期で約2億円の赤字)という大幅な改善は気になります。 同社は01年2月期に、再建3ヵ年計画を立てており、その進捗が順調に進んでいるのかもしれません。この再建3ヵ年計画は入手して読みこまれましたか?この中に、歌舞伎のビジネス的な展開について触れられているものと思われますが。 日本の企業の中には、最低限のディスクロージャーしかなされていないところも多く、ビジネスのプレゼンに必須の数値情報を十分に集めるのが難しいこともあろうかと思います。が、やりようによっては、いいプレゼンになると思います。ハードル、かなり高いと思いますが、がんばってください。 (※)数字に関しては、正確でないかもしれませんので、あらかじめご了承ください。
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- todoroki
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なんだかいいかげんな情報を吹き込まれているようですね。 そんなのでちゃんとしたプレゼンができるんでしょうか、心配です。 はっきり言って、自分の目で一度歌舞伎を見てみることをおすすめしたいんですけどね。 >歌舞伎を見に行くとイアホンで解説が聞ける イヤホンガイドのことですね。有料で貸し出しています。 まあビジネス戦略と言えなくもないでしょう。 初心者でも安心です!というのをウリにしているわけですね。 若者をターゲットにした地道な活動としては ぴあ(情報誌)にだいぶ昔から月イチで「歌舞伎ワンダーランド」という連載を持ち 歌舞伎は面白いよ、観に行こう!という普及活動をしています。 私もそれではまったクチです。 >歌舞伎を見に行くと日本人と同じくらいの外国人がいるらしいという事も聞きました。 >これって本当ですか??? えーー、嘘ですよ。 「同じくらいの」って「同じくらい理解している」っていう意味ですか? だったらいるかもしれませんけど、 外人がたくさんいる客席なんて見たことがありません。 一番安い三階席に時々見かけるくらいです。 最近は若い歌舞伎ファンもふえていますが やはり主力はおばさま方ですね。 気になるのですが >歌舞伎自体もだんだんと変わってきている 何が変わってきているのか詳しくわからないのに結論を先に決めちゃっていいんですか? 変わってきているのは事実ですが、ビジネス戦略として変えてきているというのとは違うように感じますよ。 今、若者に歌舞伎ファンが増えてきていますが、それは戦略が当たったからというより 平成の三之助と呼ばれるルックスのいい若い役者さんが登場したことが大きいんです。 それと猿之助歌舞伎と呼ばれる、既成の歌舞伎とは異なる、スピードを重んじ 門閥にこだわらず、一般人の役者さんを抜擢した一門のおかげですよ。 普通の歌舞伎役者さんは、みんな○○の息子で、××の甥で、というふうに血縁関係(養子の場合もありますが)があり 普通のサラリーマンの子供が研修所に通って、めでたく歌舞伎役者になることを許されても 必ず脇役で、主役なんかやらせてはもらえなかったのを改めたのです。 ところが市川猿之助は若いうちからそういう役者さんを抜擢して スーパー歌舞伎というジャンルを作り上げたのです。 セリフも現代劇に近いスピードでしゃべりますから 年配のお客さんには不評ですが、若者にはとっつきやすいのでファンが増えるのです。 決してビジネス戦略に基づいたものではなく 時代の要請に従って、変わらざるを得なくなったというのが近いと思います。 初めに結論ありきで話を作ってしまおうというお考えが見え見えのようですが ちょっと無理があるような気がします。 今度っていつですか?ぜんぜん時間が足りないと思いますよ。 変な日本の情報をカナダ人に吹き込むだけに終わるように思いますが・・・・