平泳ぎを文章で伝えるのは難しい!!!のですが
まず、初心者の進むのが遅い原因を考えるに
1:水を、掻けていない、蹴れていない
2:下半身が沈んでしまっている
この2つが多いようです。
平泳ぎは水中で手足を返しますから(リカバリーといいます)
他の泳法に較べ水中抵抗が大きい泳ぎで
進みにくく、かつ沈みやすい、難しい泳法です。
進んでいるとき、つまり水にのっているときは
顔も上げやすく、よって呼吸もラクです。
(ほとんど自然に顔が上がり自然に呼吸します。)
ところが上手く進まないと
顔を上げるために手を大きく掻き、しかも上半身を立てようとするので
ますます腰が沈みます。
すると、その泳ぎを遠くから見ると
頭を上げるために上下にばかり動いていて
全然前に進んでいない泳ぎに見える筈です。
さて、どうするか?
初心者の方はキック中心で泳いで下さい。
そして、まず蹴伸びで姿勢を覚えてください。
蹴伸びとは、壁を蹴って、手を前方に
身体をピシッと伸ばして、どこまで進むかな?ってヤツです。
姿勢がイイと6~8メートルぐらい進んで
止まっても、プカプカ全身が浮いたままの状態で沈みません。
姿勢が悪いと足から沈んで、結局立ってしまいます。
この姿勢のまま、進み方が鈍ってきたらキックします。
キックして再び蹴伸びの姿勢をとればスーっと進みます。
キックするときお尻が沈むと、そのまま足が沈んでしまい辛くなります。
お尻が沈まないように気をつけながら足をお尻にひきつけます。
この時、足首をぐっっと外側に曲げます。
初心者では足首が曲がっていない人が多いです。
足首が伸びてると水を掻けない上に抵抗になります。
足首を曲げて水を蹴ります。
蹴る方向は真後ろですが、蹴った足が水面を出てしまわないよう
注意して下さい。
上手く蹴れていると、土踏まずからふくらはぎの内側にかけて
水の重さを感じます。
で、蹴ったら蹴伸びの姿勢で進む。
ビート板があったら以上の感じをつかむため
キックの練習をしてみて下さい。
さあ、手です。
初心者のうちは手は最小限にするべきです。
初心者で手を大きく左右に拡げる人がよくいますが
間違いです。
蹴って蹴伸びの姿勢で進み、進んでいるうちなら
手でちょっとだけ水を下に押さえれば顔が簡単に浮きます。
顔を上げるんじゃありません。自然に浮かせる感じです。
手を下に押さえるのは、本当は競泳の泳ぎではありませんが
競泳の泳ぎ方はもう少し後でイイと思います。
顔が浮いたら素早く呼吸し
素早く頭と手を水中に戻し上半身を蹴伸びの姿勢に戻します。
上半身を蹴伸びの姿勢に戻しながら足を引きつけます。
上半身を伸ばそうとしているときなら
お尻が沈みにくいので足を引きつけやすい筈です。
足を引きつけたらキックに入ります。
この繰り返しです。
分かりますか~?
初心者は上半身を起こさないように、お尻を沈めないように
なるべく水面と並行に泳ぐよう気をつけて下さい。
結構、身体を伸ばしている時間が多い泳ぎ方の方が正しいです。
スイ~っと蹴伸びの姿勢で進み
サッと手を掻き呼吸、上半身を水中に戻し伸ばしながら
足を引きつけキック。
手を掻き~呼吸~上半身を伸ばし~足を引きつけ、までの
動きは一連の動きで
ANo.#4の方に沿って言えばソロソロ~と一連に
(ソロソロ~っていうのはおっかなびっくりではなく
キックに向けて充電する感じ。)
で、キックしてピッっと身体を伸ばしてスイ~っと
蹴伸びの姿勢で進み(以下、連続)。
じゃあ、頑張ってね。