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航空船舶計器 磁気コンパスの限界点
1930-40年代辺りの磁気コンパスの精度についてです。 磁気コンパスは、極点に近付くほど精度を失い、くるくる廻りだすといいますが・・。 計器航行(盲目飛行等)に必要な精度(東西の方位)を失う緯度の高さはどのあたりなのでしょうか。 よろしくご教授ください。
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磁気コンパスの精度は年代によって変るものではありません。 地磁気と磁針によって決まるからです。 誤差が生ずる原因は コンパス周辺の磁性体や親磁性体 火山などによる地方磁気 地理上の極と磁極の不一致 です。 磁気コンパスそのものに誤差は無いのです。 コンパスカードはかなり重いので地磁気の俯角による影響は受けないと思います。 磁北極まで地心角で20度くらいまで接近してもコンパスカードが傾くことは無かったし指度にも異状は見られませんでした。 くるくる廻りだすといいますが・ 磁極に行くことが出来ないので断言は出来ませんがコンパスの周りに回転磁気が無い限り起こりえないと思います。 ジャイロコンパスは回転が下がるとくるくる回ります。
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- debukuro
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一番です 安定しないことはないでしょうか? 磁極の上でも揺さぶったりしなければ回転することはないと思います。 コンパスカード自体は周囲の磁気に感応するだけですから。 航空用のコンパスはどうなんでしょうかねェ 慣性が小さいようなので磁力線に平行になろうとするかもしれませんね。
お礼
お忙しい中再度のご教授、有難うございます。
補足
リンドバーグの大西洋横断では、電気コイル式地磁気誘導コンパスを使用したと言われています。 たかだか北緯4,50度での話ですので、それより高緯度の場合、はたして磁気コンパスのみでの東-西飛行が可能であったか疑問におもいました。 1910年代のコンパスは、水平儀も兼ねていましたが、すぐに 廃れたようです。
お礼
早急の回答有難うございます。 >磁気コンパスの精度は年代によって変るものではありません 現在は、ジャイロ、ラジオコンパスが主流で、 磁性体、防磁素材の改良等危惧しておりました。 >磁北極まで地心角で20度くらいまで・・ かなり高緯度ですね。参考になりました。 >コンパスカードはかなり重いので地磁気の俯角による影響は受けないと思います・・。 航空コンパスはかなり軽量なんですよね。針状磁性体と8方にワイアのバランサー、ガラス面をこすると静電気で傾くほどですが、もともと航空機用ですから俯仰角の心配はありえませんよね。 >コンパスの周りに回転磁気が無い限り起こりえないと思います。 安定しないことはないでしょうか? 丁寧なご回答ありがとうございます!。