なるほど・・・
察するところ貴家と当該寺院は“檀家”と“菩提寺”の関係が成立しているものと思われます。貴家は菩提寺の檀家である以上、菩提寺の意向に従う義務があります。
しかし、この義務は宗教的意味合いの義務で法律的義務ではありません。墓地管理料については払わなければ墓地使用権がなくなる可能性がありますが、お布施については宗教行為ですから菩提寺の住職であろうとも強制することはできません。
また、“布施”とは、檀家がお寺さんに対して
「どうか、このお布施をお受け取りくださいませ。お願いします。」
と、いう気持ちがないと布施になりませんので、強制したものはお布施ではありません(“三輪清浄の布施”という)。
檀家に、
「御信頼申し上げるお寺さんにお布施をお納めさせていただきたい!!!」
という気持ちにさせるのは、住職の最も重要な檀家教化(きょうけ)です。
さて、本題に入ります。
ご質問はあくまでも
「お布施5000円(年4回)を納めないといけないものなのでしょうか?」
ですね。前述した通り貴家は菩提寺の意向に従う義務がありますが、菩提寺は、貴家に気持ちよく布施してもらうよう強化する義務があります。貴家が気持ちよく布施できないのならば、それは布施になりません。
参考までに当方の見解ですが、“仏様”はまだ入っていなくても檀家である以上、“お布施5000円(年4回)”は納めるべきです。なぜなら、寺院の役目は“仏様”の供養が目的ではなく、檀家を教化することだからです。“仏様”の供養は檀家教化の手段にすぎません。
しかしながら、当方がここで述べていることは菩提寺が檀家に“納得させるべき”事柄であり、当方が述べるべきことではありません。
檀家にこのような場所で質問させてしまう菩提寺住職に疑問を感じます。
宗教法人(寺院)の運営(経営等)については、すべての寺院でやり方が違いますし、住職(宗教法人の代表役員)に最大の責任がありますが、本件とは関係ないのでここでは省略します。しかし、どのような金員(布施・寄付・維持費・その他)でも住職には檀家を納得させる義務があります。檀信徒総会で決まったことでも、すべての檀信徒に納得させるのは住職です。なぜなら、檀信徒総会の構成員(つまり全檀信徒)を教化するのが住職本来の職務だからです。経を読むだけなら住職ではない他の僧侶でも勤まります。
「檀家たちが決めたこと」
と、逃げるような住職は、住職失格です。
合 掌
お礼
回答ありがとうございます お寺のお墓なのでこれから長いお付き合いに なるのですがあのお坊さんとはちょっとね・・・