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住宅ローンの値上げって?
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2857531.html ↑の様に「先月=三月に金利は上がるのか」って質問したら、「もう先月=二月に上がってる」って言う人が二人いました。 でも、今月の一日に住宅ローン金利は上がりました。半年は上がっていないとも書いてありました。二月か三月に日銀が金利を上げたので伺ったのですが・・・ 住宅ローンの金利の動きを予め知ることは出来ないのでしょうか? いきなり今月から上がるって言われても、変動から固定への乗り替えなど急に出来ないです。何かが先行するとか無いのでしょうか? 新聞は取ってないので読みません。ネット新聞とかを見るしかないのでしょうか?先月末の銀行HPには何も書かれていなかったと思います。
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金融機関に勤務しており、以前、住宅ローンを担当したこともあり、現在は金利商品による資金運用を担当している者です。 私の担当は「短期資金」なので、日銀の「利上げ」は仕事にとても影響がありました。 > 住宅ローンの金利の動きを予め知ることは出来ないのでしょうか? > 先月末の銀行HPには何も書かれていなかったと思います。 予めは無理です。 特に一般の方には把握できないと思います。 「来月の住宅ローンの金利はこうなりますよ~。」ということを金融機関が大々的に公表することはありませんから。 住宅ローンの「店頭表示金利」は、各金融機関ごとに決めているということはご存知でしょうか? 各金融機関では、毎月末までに翌月の住宅ローンの「店頭表示金利」をどうするかを決めるのですが、その金利を決めるために、各金融機関でも他の金融機関がどうするのかを知りたいくらいです。 だいたいいち早く公表するのが三菱東京UFJ銀行で、早ければ月末(営業)日の全国紙朝刊にその情報が掲載されるくらいです。 私ども金融機関では、「ニッキン」という金融情報を提供している団体から情報を購入していますが、各金融機関の住宅ローン金利が情報として届くのは月初(営業)日になります。 情報量は少ないですが、こちらに同様の内容が掲載されています。 http://www.nikkin.co.jp/06/ > 二月か三月に日銀が金利を上げたので伺ったのですが・・・ ここで言っている「金利」は、「政策金利」の誘導目標というもので、対象となっているのは「無担保コールレート(オーバーナイト物)」の金利なんです。 「無担保コールレート(オーバーナイト物)」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E6%8B%85%E4%BF%9D%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%BF%8C%E6%97%A5%E7%89%A9 日本銀行では、毎月「政策委員会・金融政策決定会合」という会議を行っていますので、「政策金利」については、その日を注視していれば結果が分かります。 今年前半の「政策委員会・金融政策決定会合」の日程 http://www.boj.or.jp/type/schedule/s070320.htm 日程2日目のお昼頃になると政策金利が維持されるのか、変更になるのかがニュースとして流れてきます。 Yahoo!などのニュースでも掲示されていたと思いますよ。 2月20・21日に行われた「政策委員会・金融政策決定会合」において「無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0.5%前後で推移するよう促す。」という提案がされ、賛成8、反対1で可決されました。 http://www.boj.or.jp/type/release/zuiji07/k070221.pdf その結果、2月22日以降の「無担保コールレート(オーバーナイト物)」の金利は、0.5%前後になりました。 私も資金運用の手段として「無担保コールローン」(コールローンというのは、資金の出し手側から見た言い方です)を利用していますので、金利が上がったことは大変嬉しいです。 この「政策金利」の利上げは、各金融機関の「短期プライムレート」に影響を与えます。 そして、「短期プライムレート」は、住宅ローン金利のうち「変動金利型」と言われる金利タイプの金利に影響を与えます。 また、「固定金利選択型」のうち固定期間の短いもの(5年以下)のものに影響を与えます。 「固定金利型(全期間固定)」や「固定金利選択型」のうち固定期間の長めもの(5年超)は、「短期プライムレート」ではなく、10年国債の相場状況の影響を受けます。 国債の相場状況にも影響を受ける訳ですから、「住宅ローンの金利」は、日銀の政策金利のみならず、国内外の経済指標、要人の発言、国際情勢からも影響を受けていると言えるのです。 加えて、借りる側の心理として「できるならば少しでも低い金利で借りたい。」ということがあると思います。 借りる側に「できるならば少しでも低い金利で借りたい。」という心理が働くことは金融機関でも把握しています。 ですから、金融機関では「他より少しだけ低い金利で貸すことになっても、借りてくれるお客さまが増えることになり、結果的に収益額が上がるのでは。」と考えます。 こういったことも含めて、「住宅ローンの金利」はさまざまな情報から判断し、予測もしたうえで決められますので、そんなに単純なものではないのです。 ですから、このサイトにも「この先の住宅ローン金利はどうなるでしょう。」という質問が多数寄せられるのです。 そして、多くの経験者、専門家は「上昇基調ではあるがどうなるかは回答のしようがない。」と答えます。 ご参考までに、3月の「政策委員会・金融政策決定会合」では、政策が維持されています。 ですが、10年物国債のレートが下がり気味だったこともあり、「固定金利選択型」のうち固定期間の短いもの(5年以下)のものの金利は据え置かれていますが、「固定金利選択型」のうち「固定期間10年」のものは、多くの金融機関で引き下げられました。 相場は「生き物」です。 情報を収集できる環境におき、さまざまな情報に敏感になっていなければ間違いなく「損」をします。 しなくてもいい「損」をすることになります。 紙の新聞でなくても情報を収集することはできますが、どこでどの情報を取ることができるかを把握されるようにした方がよろしいと思いますよ。
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公定歩合と住宅ローンの関係など勉強した方がいいですよ。 貴方にとっては数十万円の差が出ることですから。 うわさを聞いてから、人に質問しているようじゃ、状況に付いていけませんよ。
- zorro
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