東証はなぜ大証と合併しようとしているのか?
東証と大証が合併する・しないといった話題が証券界をにぎわしていますが、
そもそもなぜ今合併をしようとしているのでしょうか?
先日この話を解説しているテレビ番組を見たのですが、世界で合従連衡が続く
証券取引所同士の主導権争いで、規模のメリットを追及するために合併するのだそうです。
ところが、説明のために世界の主要証券取引所の現物株取引高比較の資料(映像)を見た
ところ、東証の取引量をと比べて大証の取引量はかなり少なく、合併したところであまり
変わりはなく、アジアなどの他の証券取引所に追い越されるのは時間の問題な気がします。
単純に規模のメリットを追求するなら、NYSEとユーロネクストにみたいに、もっと大胆な合併を
する流れになりそうな気もしますが、今のところそういう話はあまり聞きません。
(自分が知らないだけかもしれませんが… 例えばアジアのどっかの証券取引場と合併したりとか…)
なぜ大証なのか?気になって自分でもいくつか理由を考えてみました。
業界事情に疎いので的外れな質問をしているのかもしれませんが、
詳しい方はご教示いただけないでしょうか?
[考えられそうな理由]
・東証が主導権を握れる形で合併できる有力な候補だから
・大証の先物市場とで補完的な関係が築けると考えているから
・(具体的な方針などは知りませんが)金融庁の方針に従ってやっているから
・日本政府・日本の証券界からコントロールできる範囲でちょっとでも規模のメリットが欲しい
・そもそも東証が非上場だから、大証以外の他の証券取引場との合併自体が成立しにくい
・実は公式に/水面下で海外の証券取引場との合併・提携を模索しているが、
実現する段階まで話が進んでいない
・海外の証券取引場とは企業文化などが異なるため、合併・提携が難しいと考えているから
お礼
ご回答ありがとうございます。取引の監視はやはり人間もするんですね。