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海外からの資金流入とは?ドル安にするとなぜアメリカに資金が流入しやすくなるのか?
- 海外からの資金流入とは、他国からアメリカにお金が流れ込むことを指します。特にアメリカがドル安政策を取ると、アメリカにお金を投資するメリットが高まり、海外からの資金が増える傾向があります。これは、ドル安になると他国の通貨である円やユーロなどが相対的に高くなり、アメリカの国内市場や資産に投資する魅力が高まるためです。
- 具体的には、ドル安にするとアメリカの国内市場や不動産市場への投資が増えることがあります。なぜなら、他国の通貨が相対的に高くなるため、アメリカの商品や不動産が安くなるからです。また、アメリカの企業に対する株式や社債の購入も増える可能性があります。これによってアメリカの企業の資金調達が容易になり、経済活動の活性化が期待されます。
- ドル安になることでアメリカに資金が流入するメリットは、アメリカの経済成長や市場の拡大に寄与することです。また、アメリカの通貨であるドルの需要が高まるため、ドルの価値が上がる可能性もあります。海外からの資金流入は、アメリカ経済の成長を支える重要な要素となっています。
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>アメリカへの海外資金流入とは、アメリカが国債や社債や株を売ることと等しいと考えるに至りました。これで正しいと思うのですがいかがでしょうか? 正しいです。もう少し正確に言えば、榊原氏が『過剰消費の状態』と言ってますが、これは、すごく乱暴に言ってしまえば「稼いでいる金よりも多い金を使っている」という事です。なんでそれができるかというと、金を借りるからです。誰かが金を貸してくれないと、過剰消費は続けられません。アメリカの国債や社債を、外国人が買うのは、まさに外国人から金を借りる、そのものですね。株は、期限の無い借金と同じです。流通市場で、国債、社債、株の持ち手が、アメリカ人から外国人に代わるのも、企業や政府が今までアメリカ人から金を借りていたのが、外国人から借りていたのに変わる事を意味しますから、新たに金を借りたのと同じ効果があります。外国人による土地に対する直接投資でもOKです。アメリカ人が売却代金を受け取り、その土地を使ったアメリカ人が地代を払うわけですから、やはり期限の無い借金のようなものです。実際には、ドル建の債券なり株なりを外国人に買ってもらっている訳ですが、本質的には、市場で交換できる為替ならドルに変えればいいし、仮に変えられなくても、例えば円を借りて、それを日本からの輸入代金の円決済に使えばいいので、どういう通貨で金を借りるか、というのは本質と関係ありません。 為替取引だと意味が無いのは、為替は所詮交換で、持っている金が増える訳じゃないからです。借入れなら、返済期日までは持っている金が増えるので、消費に回せます。 金を借りる、という意味では、買い掛け金でもOKです。日本からの自動車輸入の代金の決済を、1ヶ月遅らせれば、とりあえずその1ヶ月は金がなくても車に乗れます。120台分の車の代金を1ヶ月伸ばせば、1ヶ月×120台÷12ヶ月=10年で、1台の車を10年間金を払わずに使い続けられるのと同じ効果があります。 マクロ経済の基礎で出てくる、「経常収支の赤字=資本収支の黒字」というのは、『海外との貿易・サービスの取引+借金や預金の利息の受渡しに於いて、もらいより払いが多い場合、その差額は、海外からの借り入れ+直接投資と等しい』という意味で、上に書いたような状況を言っています。 リンク先で書いてある「資金流入」とは、金を借りる事です。(言うまでもなく、リンク先に書いてある事が正しいかどうかはまた別問題。)
お礼
tiuhti様、ありがとうございます。丁寧な説明がとてもわかりやすかったです。