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外務専門職と法学部

法学部出身の外務専門職員は、法学部で学んだことをどのように職務に生かすことができますか? 国家試験さえ受かればいいというのではなく、法学部出身ならではといった特殊性は何があると思われますか?

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  • mig27
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回答No.4

#2です。 >具体的にどのような信念を持ち、法学部としてどのように働きかけられるか  信念と、それを仕事上現実に使うかは、分けて考える必要がある訳ですが、信念そのものは質問者様が自由に持たれて良い物です。 (ただ、法学部的な信念はどういう物か、というのをあくまで例示するとすれば、法律的なバランス感覚を常に持つとか、適正手続を求めるとか、そういうのでしょうか・・・ここは本当に自由だと思います。)  それをどう働きかけるかといえば、やはり#1さんの回答に有りますが、企画立案過程(法律、外交政策問わず)に関与する事や、外交的な文書の法的解釈といった場面で、となるでしょう。  外務専門職ですと、I種試験合格者よりもダイレクトに企画立案や外交文書を作成する機会は減ると思われます。しかし企画立案等に関連する業務は行う訳で、法律に理解のある人間ならでわの能力を期待される場面は有ると思われます。 >憲法を学んだことを生かしたいのですが、どのように生かすことができると思われますか? すみません、あまり思いつきませんでした。  一つ良く挙がりそうなものとしては、公務員は憲法を尊重し擁護する義務が定められており、その点において憲法とその意義を正確に理解している、という点を生かす事は出来ると思います。ただ、日々の業務においてという文脈ではあまり現実的ではないですね。  他には思いつきませんでした。ただ憲法を勉強することは、憲法を理解するのは当然ですが、まず事案となる事実を理解して、それに憲法秩序を適用する、という判断を加える訳です(法律はどれもそうですが)。 そのため、具体的な事実に抽象的な法律あてはめる、という鍛錬を積むことになります。 その能力というのは、転じて具体的な事案を抽象的な文言に落とし込む能力として発揮できるため、仕事の過程でも生きる場面が有ると思われます(上の回答に類似していますが)。

bingo1
質問者

お礼

 回答ありがとうございます。教えていただいた事を頭に入れてその仕事を考慮していこうと思います。

その他の回答 (5)

  • JASDF
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回答No.6

♯1・3です >憲法を専門的に学ぶことでその仕事にどのように生かしていくことが可能であると思われますか? 法社会学や法文化的見地になりますが、制定過程によるにせよ各国の法はその国の長年の文化・歴史的背景を如実に表したものだと思っています。例えば日本のように西欧の物まね・押し付け憲法と皮肉られる場合でも、民法・憲法制定時は我が国独特の文化や歴史を体現したような内容になっています。外交官として我が国は勿論、各国の憲法をも深く学ぶ事で、その国々独自のものの考え方・社会規範・文化や歴史というものがやはり見えてくると思いますね。そのような知見・ものの考え方は、外交官として大使館や本省で実務につかれてからも非常に役に立つと考えます。

bingo1
質問者

お礼

 大変参考になりました、ありがとうございます。

noname#24295
noname#24295
回答No.5

国際法・外交史・政治学は、外交官必須アイテムです。 特に、戦時国際法と外交法は要チェック! 因みに、私は大學は法学部出身で、当時の外交官試験を受験してで見事 蹴落とされました(爆笑)

bingo1
質問者

お礼

 回答ありがとうございます。 戦時国際法、外交法を重点的に学んでいこうと思います。

  • JASDF
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回答No.3

>グローバル化の中での外務専門職の役割 かつて日本の大使館外交は「パーティー外交」だと揶揄された時期も有りましたが、どのような時代にせよやはり外交の本髄は「パワー(権力)を媒介とした各国への働きかけにより、自国の利得が、相対的なものにせよ最大的なものにせよ最大限になるようにすること」であると考えています。勿論パワーというのは軍事力だけではなく、日本の経済・文化・社会面における潜在的な力も含まれます。派遣先の国の現状を逸早く正確に分析し、どのようなパワーを通じてその国に対しコミットしていくかを考える点で、大使館職員の中核たる外務専門職の方々の職責は非常に重大だと思います。各国間・国際機関・非政府組織・民間国際企業等重層的な結びつきが進化するというグローバル化の中だからこそ、その中で主権国家たる日本の針路を明確に示していく必要があるのではないでしょうか?第三国・その他の機関・機構との兼ね合いの中で、自らの為、そして相手国の為にその地域に根ざした日本の政策の指針を探っていく。これこそが外務専門職の方々への今後の希望だと自分は強く考えています。

bingo1
質問者

お礼

回答ありがとうございます、身近に専門的に知っている方がいないので大変参考になります。 憲法を専門的に学ぶことでその仕事にどのように生かしていくことが可能であると思われますか、何度も質問して申し訳ありません、回答お願いします。

  • mig27
  • ベストアンサー率41% (50/121)
回答No.2

#1の方に付け足すことは殆どないのですが、強いて個人的な見解を述べれば以下のようになります。 くだけた表現にはなりますが、法学部出身はデータを処理して答案に落とし込む訓練や、立法論とそれ以外の弁別といった点に優れているため、より現実の職務に対応した能力を持っていると言えます。 言語はいわば道具なので語学能力を別にすれば、外務専門職が従事すると思われる、データを処理しそれを提示するという職務の適正は一般に有していると考えてもよさそうです。 (それに対しては、外国語を専門にやってきた人間の中で上記の能力を見つければよい、と反論もされそうですが、あくまで一般論で) また、各国の法制度等も法律の基礎知識が有るほうが当然理解し易い訳ですし、それでなくとも法律に縛られて活動する行政職員は、法の下での戦略立案等にも法律への理解は必須のものであるはずです。

bingo1
質問者

お礼

 回答ありがとうございます、私は外務専門職員の仕事に関心があり、具体的にどのような信念を持ち、法学部としてどのように働きかけられるかという事を知りたいと考えております。  また、私は憲法改正についても関心があり、深く学ぼうと考えています。法学部において憲法を専門的に学び、外務専門職になったとき、憲法を学んだことを生かしたいのですが、どのように生かすことができると思われますか? また、わかりづらい質問ですみません、回答お願いします。

  • JASDF
  • ベストアンサー率58% (55/94)
回答No.1

外務専門職を含め公務員一般において法学部出が重宝されるのは、個々の事案や企画立案に対し制度論的アプローチが得意であるからに他なりません。外務専門は所謂「キャリア」では無い為、歳を重ねるまではなかなか本省における重要な政策立案・審議を直接する機会はないかもしれませんが、それでも派遣先の大使館・公使館における地域レベルでの情報分析・企画立案全般において非常に役立つと思いますよ。特に外務専門は外国語学部出身者が多い為、相対的にそういった能力が買われるケースが多いと思いますね。 私自身は外務省の職員ではないため外務省内での具体的なケースに関しては分かりませんが、少なくとも前述の内容に関しては一般論として申し上げられると思います。

bingo1
質問者

お礼

回答ありがとうございます。参考になりました。もう一つお聞きしたいのですが、グローバル化している現代において、特に、外務専門職のような人は社会にどのような役割を果たすことができると思われますか?  現代社会において、外務専門職員は遣唐使のような役割ではないと思うのですが。わかりづらい質問ですみません。 回答お願いします。

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