"亡命"(asylumもしくはrefugee)というのは、多義的で、新聞上などでは"難民"(refugee)と同義に扱われていますが、狭義では亡命は『人種・宗教・国籍・政治的信条などを理由に迫害を受け た、あるいはその恐れがあるため、国外に逃れ自国の保護を受けら れない人々』、というニュアンスがあります。
それに戦乱自国内の戦乱から逃れるための『避難民』の意味を追加すると広義の亡命もしくは難民条約(1951難民の地位に関する条約)上の『難民』となります。
これらは難民条約加盟国では当然保護される対象者ですが問題は次の経済難民です。
それを踏まえた上で、8f8f8f8fさんのおっしゃる『亡命』は経済的な不自由を理由とする"経済難民"も含まれているように思います。ベトナム戦争からの避難をしていた中には経済難民も一部いましたが日本はある程度受けいれていました。経済難民の受け入れ可否は受入国の国内法に依存するもしくは法務大臣裁量なので日本でも出入国管理および難民認定法を礎として時代によっても受け入れ姿勢は変わってます。現在は日本はほとんど受け入れしてませんね。
ドイツのようにトルコの経済難民を受け入れすぎて、賃金の高いゲルマン系国民が失業の憂き目に遭い、止む無く憲法改正→経済難民拒否という国もあります。
日本の立場を知りたければ外務省のページで難民問題を、国連の立場なら国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で検索してください。
お礼
ごていねいにありがとうございました。感謝します。