2005年の日本経済と幸田真音「日銀券」
幸田真音さんの「日銀券」を読みました。
少々難しいところもありましたが、楽しく読みました。
この小説は2003年から2004年に書かれた作品ですが、
物語の中では、2004年から始まり2005年で終わります。
つまり、物語の前半は日本や世界の経済の実情が書いてあり(人物名などは変えてありますが)
後半は、作者の(理想も含まれた)創作となってます。
そこで知りたいのは、今2006年ですが、2005年の現実はどうだったのか?です。
(物語のよう大転換はないでしょが、少しは良くなっているのかなあと気になります。)
小説は、2003年に日銀の政策審議会委員になった経済学者の中井、史上初の女性副総裁になる笙子、短資会社のディラーが主な登場人物で、長引く0金利と量的緩和政策に危機を感じつつも緩和政策をやめられない日銀とその状況のなかで危機感の無くなった短期資金調達に??!の短資ディーラーの状況を書きつつ、2005年に副総裁が仕掛ける、日銀の金利引き上げ、売りオペ1日2兆円からの金融引締め、ドル安、米国債売り暴落、日本国債の外人買いという話です。
経済のド素人でも、現実とは違う筋書きだろうと思いますが…、実際を教えてください。
(できれば、素人にもわかりやすくお願いします。)
質問1 確かに、金利は少しあがりましたよね。
質問2 物語前半の日銀の当座預金は30兆から34兆円、36兆という内容でしたが、今はいくらくらいですか?量的緩和政策は終ったのでしょうか?
(日銀のHPは見たのですが、よくわかりませんでした。
買いオペレーションが多そうですが、相変わらず緩和政策?でもっと増えているのでしょうか?)
質問3 日本国債の外人買は、特別増えてないですよね。