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企業犯罪、政治犯罪を扱った小説はありませんか?
企業犯罪、政治犯罪を未然に防ぐ、もしくは不正・犯罪を解明していくといった小説を探しています。 ただミステリは読みなれているのですが、経済小説はあまり読みなれていないので出来れば読みやすい本が良いです。 何かご存知でしたら教えてください。よろしくお願いします。
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経済小説なら、敬称を略しますが、 松本清張 推理小説の大御所で、経済小説の草分け 清水一行 リアリティーがありすぎ、ハッピーエンドにならない どんでん返しで、悲惨な結末も。 高杉良 正面から捉えてあるので、作風が明るいので読後感が爽やか。 経済小説にミステリーの要素を加えると、高任和夫。奥行のある表現で(何行か説明を削除してあるので)、さらーっと読んだのでは展開が理解できないかも。1文字ずつ読んでください。 「架空取引」(講談社、\646)が特に好きで、何度も読み返していますが、何度読んでも新鮮です。すぐ学生にやってしまって、現在手許にあるのは、たしか4冊目。 左遷された主人公が、本社に呼び戻され、左遷された背景を追求し、犯人を追い詰めていきます。この点は、犯人を追い詰める犯罪小説と同じような展開です。とぼけた弁護士がでてきて、ドリフターズのいかりや長介の顔が浮かんできます。 中でも、エピローグの終わりの方で、 「・・・。何か仕掛けてくるだろう。ただでは済まない」 「ほう、そうこなくっちゃ・・・」 「さし当たり左遷だな、・・・」 「なんだ、その程度のことなら慣れているじゃない」という夫婦の会話がオシャレです。 「その程度のことならなれているじゃない」なんて気の利いた台詞を、家内が言ってくれるとは思いませんが。 結末の台詞から、明るくならないハズなのですが、読後感は、高杉良のように、真正面を向かせてくれます。 「粉飾決算」もお勧めです。 「告発封印」は、その続き具合が面白く読みやすい。最初はダレマスガ(平均点の作品)、だんだん点数が上がり、最後は『やはり高任の作品らしい』と感じました。 最新作は、「燃える水」。素材は面白いが、高杉良の作品としても納得できる。
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- s_nak
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不正・犯罪を解明していくという感じとは異なると思いますが、 経済小説として、話題になったものを 高杉良「金融腐蝕列島」 → 映画化されています。 石川達三「金環蝕」岩波現代文庫
お礼
「金融腐蝕列島」は名前だけ聞いたことありますが、まだ観た事、読んだ事ありませんでした。これを機会にDVDを借りてみようかと思います。 有難うございました。
- toki3093
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下記をどうぞ。 私的には城山三郎が面白いと思います。
お礼
企業小説と言ってもやはりたくさんありますね。 掲載されている本の中から、いろんなレビューを参考にして読む本を選んでいきたいと思います。 有難うございました。
お礼
確かに気の利いたお洒落な台詞ですね。本当に夫の事を理解しているからこそ、出てくる台詞だと思います。 「架空取引」を4冊も買ってしまったとは・・・恐れ入ります。自分も是非読んでみようと思いました。 回答、有難うございました。