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ツール・ド・フランス アームストロング7連覇の価値
2000年あたりからツールドフランスを見ています。 アームストロングの強さやガンの克服というエピソードに感動していたのですが、 自転車レースに詳しい人に聞くと「アームストロングの優勝はメルクスやイノーの半分以下」と酷評してきます。 各メディアは基本的に賞賛していますが、実際のところ7連覇の価値というのはいかがなものなのでしょうか?
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ツールに5勝以上しているのはアンクティル、メルクス、イノー、インデュライン、 そしてアームストロングの5人ですが、アンクティル、メルクス、イノーの3人は ツールの優勝は勲章のひとつに過ぎず、たとえ優勝0でも当時の自転車界の 王者としての地位はゆるぎないものがありアームストロングとは別格です。 彼らがアームストロング方式でツールのみに集中していれば8勝以上した 可能性も十分考えられます。 インデュラインに関しては上記3人とは違い、自他共に認める生粋のステージレーサーで、 ワンデーレースでの戦跡が芳しくないのは仕方ないところです。 またグランツール優勝可能な精神と肉体を作るのに時間がかかったため、 ツール7勝は出来なかったと思います。 ただし2年連続のダブルツール(同年にジロ・ツールを優勝)は見事で、 さらに凄いのは92~4にかけて3年連続でジロ・ツールをエースとして 立派な成績で完走していることです。 目立たない部分ですが、90年代にジロ・ツール・ヴェルタの3大ツール のうち2つ以上をしっかりと走るレーサーは稀で、アームスロトングには無い部分です。 どの世界でも活躍した時代が大きく異なるヒーローを比べるのは難しいですが、 実績面よりレースへの取り組みという基本的部分で、アームストロングは 「メルクスやイノーの半分以下」と言われても仕方ないのではと思います。
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> アンクティル、メルクス、イノーの3人は > ツールの優勝は勲章のひとつに過ぎず、たとえ優勝0でも当時の自転車界の > 王者としての地位はゆるぎないものがあり 確かに、そ~なんですよね~。 でも、(ランスファンなので)反論?を試みます。 去年の夏、私がお世話になっているショップでの 店主との雑談の一部です。 私「ジロはバッソの圧勝でしたけどツールも制すると思います?」 店主「CSO(バッソが去年居たところ)がツールをどう考えているか?ですね。 今はチームがどの試合を重視するかが大事なんですよ。」 例えばイタリア人であるサヴォルデッリは イタリアのツールであるジロ・デ・イタリアに愛着があるでしょうが 彼のチームである(アメリカの)ディスカバリー・チャンネルにとって 最優先レースは(世界で最も有名な)ツール・ド・フランスです。 ですから、2005年、ディスカバリー・チャンネルは サヴォルデッリの希望を汲んで、彼のジロ制覇に向けた体制を組みましたが それでも第一優先がランスのツール7連覇であったことは間違いない筈です。 いまでそこ立派な人格者であるランスも (頭角を現し始めた)若かりし頃は、ひたすら血気盛んな毒舌野郎で ゆえにヨーロッパではアメリカの、それもテキサスの「田舎者」として 結構いじめられたようです。 アンクティル、メルクス、イノーの3人が、例え一勝もあげられなくても 王者としての地位が揺るがないもの間違ってない筈ですが テキサス野郎のランスはヨーロッパ人が沈黙せざるをえない結果を出さないと 王者の地位に辿りつけなかったのも間違ってない筈です。 (多分、ウルリッヒやパンターニが王者として祭り上げられたでしょう。) だからこそ彼は、ヨーロッパでも最も権威あるツール・ド・フランスに焦点を絞り そして今でも争い続けている訳です。 第2のメルクスは当分、出てこないと思います。
MTB競技はアメリカで発展した比較的新しい自転車競技ですが ロードレースはヨーロッパで発展した非常に歴史ある自転車競技ですよね。 私はインデュラインの時代からツールドフランスに見始めましたが 自らロードレーサーに乗り始めたのはこの1~2年のビギナーです。 そんな私が今、感じていることなのですが ロードレーサー歴やロードレース・ファン歴の長い人の間には ヨーロッパ崇拝があるように感じます 例えばランスよりはメルクス、トレックよりはコルナゴやピナレロ ディスカバリーよりは(サエコが前身の)ランプレとか(オンセが前身の)リバティ といった具合で、ビギナーの自分から見ると保守的です(偏見かな?)。 ヨーロッパ、特にイタリアの老舗メーカーがどちらかというと小さな個人工房で スポンサーを含めて個人の熱意が動かしている雰囲気を感じますが アメリカや台湾は企業力(資本力)で勝負をかけてきますよね。 ランスの勝利の裏にはナイキ&トレックグループがいるわけで。 こういうところも保守派は嫌うんでしょうね。 ランスの話から逸れていきますが 数年前まで台湾や中国製のアメリカンブランドは低く見られる傾向があったし 私も正直そうなのかな?と思ってました。 でも、最近はピナレロもコルナゴも一部台湾製になったり 中国製のカナダブランドであるサーベロがドイツの雑誌でNo.1評価を受けたりして ちょっと論調が変わってきたようにも思います。 実際、トレックやスペシャ、キャノのバイクはよく出来ていると思います。
- xx7xx
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メルクスやイノー、インデュラインと比較して違うところはツールドフランス以外の成績とアメリカ人(ヨーロッパ出身選手じゃない)というところでしょう。 ランスはツールにのみ照準を合わせてツールを勝つために一年間のスケジュールが組まれていました。 それに比べると前述の選手たちはツールドフランス以外のグランツールやクラシックでも多くの勝利を得ています。その点でランスの方が劣ると言われているのかも知れません。とはいえ、当たり前にツールしか出なくていいから7年間勝ち続けろと言われても実行できる選手などほぼ皆無でしょう。ランスの7連覇はやはり手放しで賞賛されるべき成績だと思います。 ロードレースに詳しい人というよりロードレースはヨーロッパの競技って信じている人にとってやはりアメリカ人のランスの活躍は嬉しくは無いので先人のヨーロッパ選手の活躍の方がすごかったと言うのでしょう。
メルクスやイノーは、それぞれツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアを初めとした大きな大会で立派な実績を残しています。 その点、ランスはツール・ド・フランスだけでしか優勝していません。 ジロ・デ・イタリアで優勝してなおかつ、ツール・ド・フランスで優勝するなど言う偉業を成し遂げるためには並大抵の努力ではできないでしょう。 いくら、開催時期があいているとはいえ、環境も違えばトレーニングの方法も違ってきます。 短期間で体を仕上げるのは並大抵の努力では足りないです。 そういう意味では、ランスが劣るといわれても仕方が無いでしょう。 でも、7連覇を遂げるというのも並大抵の努力が無いとできないので決して先人に劣るものではないと思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%BC http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9