質問者さんが言われるように印象派とは、「印象を書くから印象派なのか」と言う事で良いのでは?
印象と言う言葉は「見たり聞いたりして心に直接受ける感じ」又「強く感じて忘れられない事」という意味のようです。
私が思うには、質問者さんが言われている印象派についての4つの説明文は、全く反対の事であっても、すべて印象派の説明になるように思います。
そして印象派はそれを、絵によって表現したという事です。
「マネ」は、見ている物に新鮮さを感じたのか、明るく濁りの無い色で表現した。
「モネ」は、刻々と変わる光に興味を持ち、それを色に置き換えていった。
「ルノワール」は、女性の優しさ・美しさ・愛情等を感じ取り、明るい色で表現した。
「ドガ」は、踊り子・裸婦の一瞬の動きの中で、自分が感じ取ったものを描いた。
「セザンヌ」は、見る物にセザンヌ的に、形と色を感じ取り、描いた。
「ゴッホ」は、見た物に対して感じた、自分の激しい感情を色で表した。
「ゴーギャン」は、見ている物を平面としてとらえ、それを自分の内面で感じ取り、描いた。
というように、感じ方は色々あるんだと思います。
ただ、印象派の方達は、パレットの中で色を混ぜ合わせる事はしないで、チューブから出した色をそのままキャンパスに塗り込んだり、並べたりする事によって、色彩の表現をしたようです。
絵の具は色を混ぜ合わせる事によって、どんどん黒に近づいていき画面が暗くなってくるのですが、印象派の人達の色の使い方は、上記の様に色を混ぜ合わせず、色を並べたりする事によって描いたようです。こうすると、画面が明るくなるそうです。
上記のように色彩の表現をどのようにしたのか?という事も印象派と言われる1つの要因ではないかと思います。
お礼
明快な回答をありがとうございます。 わたしもそのように思います。