自信ありとしながら、ウソを書いてしまいました。
下の回答は無視して、こちらを読んでください。(^_^;)
-21.4℃以上では純粋な水の氷ができ、それ以下の温度では食塩水の氷ができます。
急速に冷却すれば、-21.4℃以上でもしょっぱい氷ができますが、これは氷の中に高濃度の食塩水が閉じ込められたもので、ミクロなレベルで見ると、氷の部分は純粋な水の氷になっています。
食塩水を冷却していくと、例えば5%の場合凝固点効果の影響で、およそ-2.5℃くらいから氷が生成し始めます。(現実には過冷却という現象があり、もっと低い温度になってから急速に凍り始めるのですが、それはおいておいて・・・・・)
このとき、かなり緩やかに冷却していると、純粋な水の大きな塊ができますが、冷却が速いと氷の隙間に食塩水が留まることになります。
そして氷が成長するにつれて、水だけが凍るわけですから閉じ込められた食塩水は濃縮されていきます。温度を下げるとさらに濃縮が進み、溶液部分の凝固点が下がりますので、その温度での氷の成長は止まり、結晶が析出することはありません。
ところが、さらに低い温度まで冷却すると、ある時点から食塩水として凍結し始めます。
この温度は共晶点と呼ばれ、結晶性の溶質固有の値で、食塩の場合は-21.4℃です。
(ちょっと難しい話になりますが、結晶性の低い溶質の場合は明確な共晶点を示さず、非晶質の塊として溶液全体が固化したりします。例えば水飴を冷蔵庫で冷やすと、透明な塊になるように。)
ゆっくり凍らせると水だけの氷の塊ができる例としては、北極海などに浮かぶ氷が挙げられます。
この氷はかなり純粋な水で、古来からエスキモーはこれを溶かして飲料水に用いていました。
純粋な水の氷の隙間に高濃度の液体が閉じ込められたものでは、身近な例として、アイスキャンディー(シャーベット)があります。
アイスキャンディーは、しっかり冷えるフリーザーから出したばかりでは歯が立たないくらいかなり固いですが、適温なら氷の隙間に濃縮された液状のジュースがこまかく分散された状態になっており、サクッと噛んで食べることができます。
(これが氷の塊だと、カキ氷にでもしなければ歯が立ちませんよね。)
お礼
返信ありがとうございます。 >>8パーセントの水溶液を氷にしたら、8パーセントの水溶液の氷が出来ます 塩水を凍らせようとした場合まだ凍ってない塩水の濃度は 濃くなるのですよね?もし解答に書いてあるあることが正しいのなら凍ってない塩水の濃度は濃くならないということですよね? どっちが正しいのでしょうか? それとも解答にあるように液体と氷の塩の濃度が同じになるのは 飽和食塩水を凍らせた時でしょうか?飽和食塩水はそれ以上濃くならないため液体と氷の塩の濃度が同じになるということでしょうか? ただ塩の溶解度について考えてみると塩の溶解度は温度が下がると小さくなりますよね?もしそうなら2℃の飽和食塩水を-5℃にしたら塩が析出するということになりますが、塩が析出するということは塩水の濃度が変わってしまうのでしょうか?