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付加価値原単位って?
ある企業の環境報告書を見ると、電気使用量などの環境指数を表すのに、付加価値原単位なる指標を用いています。 いまいちイメージが掴めずにいるのですが、どなたか判りやすく説明をお願いします。
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- kenchin
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私も完璧に理解はしていないので、誤解・不十分な点はお許しを....。 □ 付加価値原単位とは? ・計算式 総付加価値=販売額合計-費用額合計 付加価値原単位=総付加価値÷総労働時間 例えば陶芸家の場合。 費用としては、粘度代、薪代、お弟子さんの給料、自分の給料、その他光熱費等々、生産に必要だった支出がありますが、これが費用ですな。 その費用を掛けて作った製品を販売して得た収入がありますが、これが販売額で、費用と収入の差が付加価値=利益(粗利益)となりますね。 で、この利益を時間当たりで見たら幾らになるかが付加価値原単位。(もちろん、時間当たり以外に人間当たりで見ることも可能ですが....) □ 付加価値原単位は主に生産利益の方向から切り出します。 ただ、同じ付加価値でも、環境を思いっきり破壊するということは、目に見えない部分で新しいコスト(環境保全コスト)を生み出す可能性がありますから、トータル費用というか、トータル面でのコスト(経済面)で見ても、使用エネルギーが少ない方が(定性的に)優れていると。 (もちろん、純環境保全の面でも優れている可能性は高い) ですから、「我が社はエネルギー利用と利益確保を上手くバランスさせています」って指標としては、付加価値原単位面からの評価は、ある一定の意味は持つと思います。 □ ただし、注意も必要と思うんですね。 付加価値原単位は(基本的には)一つの数字です。 ところが、環境への負荷は色々な面で出ますよね? 例えば電力の使用を指標としてエネルギーの利用抑制を表していると思うんですが、例えばその工場が排出する大気汚染物質とか水質汚濁物質とか、環境負荷は種々あるんですが、それらを全て網羅して評価しているか....。 電力使用量は落ちたが、例えば水質汚濁物質が増加しているなんて可能性もあります。 また、同じ様な生産設備の会社間で比較するとか、自社の経年変化を評価する場合には有効ですが、異業種間の比較にも使えないと思うんですね。
お礼
回答ありがとうございました。 小生の理解する付加価値と原単位と、同趣旨の回答でしたが、小生が理解に苦しんだ資料中の付加価値原単位とは 若干の違和感があるようです。 いずれにしましても、参考になりましたありがとうございました。