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憲法9条について
勉強不足で見当はずれのことを言っていたら申し訳ありません。 憲法9条改正が論じられています。僕もそういったことに興味があり、考えていくうちにいくつかわからないことがあるので、ここで質問させていただこうと思っています。 1.現行の憲法の不都合は何か、9条を改正することによって、どんなことが改良されるのか。 周辺諸国(北朝鮮等)情勢が不安定というのがかかわっているのかなと思っています。 2.改正するとして、徴兵はしないと、憲法に書いてもらうことはできないのか。 過去の質問等を見ていて、「徴兵制になる可能性はほとんど0に等しい」とありますが、やっぱり不安なので、改正するにしても「徴兵はやらないよ」と書いてほしいのですが、これは何か問題があるのでしょうか。 3.なぜ徴兵をする国があるのか。 2の質問と関連しているのですが、韓国などは、徴兵が残っていますよね。過去の質問を見ると、「ハイテク兵器などは徴兵でやってきたような人間には使いこなせないので、徴兵制なんてやらないよ」といった回答があり、今日放送された某番組においても、石破さんが同じような発言をされていました。しかし、そうだとしたらなぜ韓国などは徴兵をやっているのでしょうか。ハイテクな兵器がないのでしょうか。 4.戦争をするかしないかは、国民の選挙で決めるとするとどうなのか。 これは、僕が昔公民の授業中に思いついたものなので、「ふざけるな、この餓鬼」と思われてしまうかもしれません。これだと契約説にも反さないし、もし本当に危ない、という時は選挙して国に守ってもらえるぜということで考えたんですけれども。どうなんでしょう。 ご意見を聞かせてください。お願いします。
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No.3です。若干補足を。 「人民は、自らの利益を守るために国家を作ったので、国家が人民を戦争に行かせるのはおかしい」 という議論も確かに存在します(個人的には、自ら国家に参画する、という意思が感じられず、国家を常に人民とやらを抑圧する存在とのみ捕らえている議論のように思えます) 小生が見るに、この論は「自国が敗北して敵国の占領下に置かれたとき、自国民の人権その他の諸権利が保障される、という保障があるとは限らない」という観点が完全に欠落しています。 一応、戦時国際法では占領地の民間人保護に関する規定も存在しますが、非占領国に対して復讐の念に燃える非・民主国家の軍隊がどれほど醜悪な行為を行うかは旧ソ連軍兵士が東欧・ドイツや満州で証明しています。 民主国家の軍隊ですらこの点(占領地の旧敵国市民の人権保障、という点)で100%の信用に値しないのは現在のイラクの状況を見れば明らかでしょう(イラクに派遣されている各国軍がこの点に熱心でない、とはいいませんし、イラク派遣の陸自部隊のように好評を得た例もありますが) ある意味戦争とは、「自国民の人権を守る」ための、これ以上ないほどの「究極の選択」なのです。敵味方の兵士や民間人の血、という、途方もない犠牲を強いるのですから…… (それすらも悪、とするのは宗教の立場であって政治の立場ではないでしょう) 「民主国家において「国を守る」とはどういうことか」については、日本人の書いた数々の書物を読む前に、まずスイス政府編纂『民間防衛』を隅々まで熟読すべきでしょう(原書房から和訳が出てます。なお、スイスと日本の地理や国情の違いは念頭に置きながら読みましょう)。その上で色々と考えてみてください。
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- edoduki
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徴兵制は、いろんな技術が発達して国家権力の力が大きくなって、その国家権力を使っていろいろなサービス(道路整備とか都市作りとか金融とか国防とか)を行うようになっていって、その中で徴兵制というのも出来てきたわけですな。国がこれだけのことしてるんだから、この国を守るために国民も強力しなさいって話ですわ。 で、徴兵制をとった国が現れて圧倒的な軍事力をもつ国がでてくればそれに対抗して人員を揃える為に隣国も徴兵制を作る事になって、これが連鎖して世界各国の多くの国で徴兵制が取られるようになったわけですな。 ようは軍事整備拡大の一貫として徴兵制ができてきた訳ですの~。 > 4.戦争をするかしないかは、国民の選挙で決めるとするとどうなのか。 こんな難しい問題を国民の多数決で決めるなんて、無茶ですわ。 結構いろんな事柄で何かあると、国民の投票で決めればいいじゃないかって話は出るわけですが、それならそもそも民主主義としての政治家っていうのはいらないわけですわ。すべての事柄を電話回線などの通信設備を利用して投票を行って決定をし、あとは官僚と公務員で実務をやってもらうというかたち。それではダメなんですわ。多くの事柄を論じ掘り下げて深めて、国民に変わってそれを遂行するのが国会議員であり、そしてその国民の代行者であり代表者は、国民が選ぶという訳ですじゃ。 小泉総理大臣が靖国参拝をするであろうという中で、半数以上の人は反対をしておった。でも、小泉総理大臣の靖国参拝後には、参拝賛成が半数以上になりました。国民世論というのはこういうものですな~。こういう山の天気みたいな国民世論の心境も考えながら、その底にある国民世論を捕らえてこそ政治家でそういう仕事をしなきゃにゃらんって訳ですじゃ。
お礼
4は無理っぽいですね。 ご回答ありがとうございました。
- PENPENMAKKY
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1.現行の憲法の不都合は何か、9条を改正することによって、どんなことが改良されるのか。 簡単に言えば、自衛隊を軍隊と呼べないという点、国連の発動する戦争や軍事支援に対応できないという点です。 2.改正するとして、徴兵はしないと、憲法に書いてもらうことはできないのか。 近代兵器はド素人の市民には使いこなせません。例えばあなたに突然、ミサイルの発射の手伝いをしてくれと言っても出来ないでしょ。近代戦における兵力とは数ではありません。質です。 3.なぜ徴兵をする国があるのか。 志願制で兵員の確保ができない(日本は大丈夫です)などです。徴兵制の国でも近代兵器は志願兵が操作しています。 4.戦争をするかしないかは、国民の選挙で決めるとするとどうなのか。 そんな悠長なことをしている間に攻撃されますよ。 歴史に学ぶではありませんが…なんでも人に聞く奴は必ず滅びます。
お礼
なるほど。日本は兵員が確保できているのですか。 ありがとうございました。
- ayakid
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簡単に説明すると以下のようになると思われます。 1.軍隊を保持できないので、不審船事件のようにこちらから撃沈できないので、あちらから撃ってこないと応戦しかできないような憲法では先制攻撃を許すという状態です。 先制攻撃が大打撃だった場合日本はやばいです。そのため軍を保持し、こちらからも攻撃をできるようなように改正するのです、 あと、『交戦権(いわゆる戦争)を認めない』を『認める』に変えようとすることに関しては議論が立っています。 2.日本の場合自衛隊(募集)だけでは足らないため、在日米軍が補っているのではないかと考えられるでしょう。 事実徴兵の対象となる国民に質問を問うと8割以上の確立で全員が好きで軍を行くなんていわないでしょう。 3.徴兵はやはり国民が少ない国によくあり、韓国は人口約4400万人で、ましてや、朝鮮戦争は終わっておらず、あれは悪魔で休戦状態にあるため、徴兵で準備に備えていると思います、アメリカでは人口が多いし、世界最強の軍なので、募集にしていると思われます。 4.選挙してる暇があるかどうかですよね・・・。 例え選挙になったとして、在日や、共産主義などの人は無論戦争反対のため、その人らの反対もあるのに多数(戦争賛成が)になってしまうと、日本国内あちこちでクーデター(大げさかもしれませんが)、デモなどの騒ぎが起きることも無きにしも非ずです。 日本国民は歴史を知らないし、知ろうともしないため、戦争に関して無知な人も少なくなく、中には現代政治がどのようになっているかとか、無関心、最悪な場合は知らない人すらいます。 そのようだと国民選挙したら混乱を招く可能性があります。
お礼
なるほど。ありがとうございます。 徴兵は国民が少ない国にあるというのは、初めて聞きました。勉強になります。 4はやっぱり無理なようですね。
- popesyu
- ベストアンサー率36% (1782/4883)
1.現在の自衛隊の権限や役割が不明瞭なため、いざ実戦となったとき、行き当たりばったりになる。今の法体制では自衛隊は軍隊としての機能をまるで果たしませんから、もし戦争状態になったときは法律や憲法なんか無視して物事は進むでしょうから、このままでもとりあえず何とかなるといえばなりますけど。 備えあれば憂いなしの真逆の、備えが無ければ憂う必要がそもそも無いっていう状態って、危険だと思いませんか? 車が無ければ交通事故はなくなる、医療事故を減らすには医者をなくせば良いというのと同じことです。 2.もし今の日本で徴兵制が敷かれたとするなら、もっとそれ以前に心配することがあると思います。そこまでアホな政権、あるいは国民ならおちおち外も歩けない状況です。クーデーターがおきたとか、一億総痴呆化とかそういう時代です。憲法にすら何の意味もないかと。 3.韓国はまだ停戦状態であるだけです。いつ戦争が再開されてもおかしくはありません。そういう緊張状態にある場合や、仰るように高度な軍事兵器があまり揃っていない、とりあえず人海戦術で何とかなる(ような気がする)というような状況があるからです。 4.現在の日本政府は日本国民の支持によって成り立っているのですが。それでは不満なんでしょうか。戦争しないとか言ったところで巻き込まれたり、攻め込まれたりすることは容易に想像がつくわけで、そのために普段から選挙によって信頼できる人に運営をまかせているのでは?
お礼
ご回答ありがとうございます。 4、無理っぽいですね。もう少し考えりゃよかったです。
- rikukoro
- ベストアンサー率24% (63/258)
1.現行の憲法の不都合は何か? 9条2項で 交戦権を否定しています。 つまり、厳密に考えれば攻め込まれても、戦っては行けない そのまま死ぬしかありません 2.徴兵について 徴兵すると、日本のように近代設備の整った整備では逆に足手まといです。 それに大切な生産人口を徴兵に裂かれることになり国力が低下します。意味がありません。 3.徴兵の国 高価な武器が変えないから、人を増やして補っているのです。 4.選挙で決める もし、金正日が暴走、又は軍部の暴走で、日本に核が撃ちこれたとします。それを防衛するのに選挙で決めるとして・・・ 準備期間(国民総選挙)の準備には一ヶ月以上掛かります。 その間、攻めこめれても、自衛隊の艦が次々沈めれてたても放置しても何万人と殺されても、国民がそれでも構わないと思うでしょうか?
お礼
ありがとうございます。 2については、お答えいただいた内容はよく理解していたのですが、それでもやっぱ不安だから書いておいてくれやしないかと思って質問させていただきました。 4・・・これは無理な感じですね。勉強不足だったなあと思います。
- yumihiko
- ベストアンサー率50% (76/152)
(1)自衛隊の法的立場が確定します。現憲法の規定のままだと、悪意を持って解釈すれば「自衛隊は日本国家公認のテロ組織」だとして、国際的に軍人に認められている様々な権利(最たるものは捕虜として扱われる権利ですが、そればかりではありません)が一切否定されてしまうことになりかねません。 (2)不可能ではありませんが、軍隊のない国家として一部で有名なコスタリカですら「戦時の徴兵制」についての記述が憲法にあることにご注意ください。(3)で後述しますが、徴兵制を採らないと憲法で明記した場合、現憲法ほどではないにせよ、近代民主制国家としては極めて異例の存在になります。 (3)古来、民主政国家においては市民の義務のひとつに国防があります。要するに市民の合意に基づいて共同体としての国家を構成した以上、共同体に参加する市民はこれを維持することに協力する義務を負う、という考え方です。日本の常識とは異なり、一般に民主政治と徴兵制には不可分といえるほどの強い関係があるとされています。確かに平時から徴兵制を施行する必然性は純軍事的には薄れてきましたが、市民の義務としての徴兵制そのものを否定する言論は日本以外ではあまり大きな声だとは聞きません(ある程度大きな国家においては)。 (4)国民の選挙、なる言葉はあまり聞きませんが、もし国民投票のことだとしますと、そんなものを取りまとめている間に日本の主要都市が敵国に占領されたり、核兵器で焼け野原になっていたり、ということになりかねません(国会の決議でも同様)。正式の宣戦布告はともかく、敵国による武力行使に対する反撃については軍司令官、もしくは行政の長にある程度の権限を与えるべきでしょう(無論、それを濫用しないよう法的・制度的に縛りが必要ですが)
お礼
ご説明ありがとうございます。とてもわかりやすいご説明で、ありがとうございます。 実は、公民の授業で「人民は、自らの利益を守るために国家を作ったので、国家が人民を戦争に行かせるのはおかしい」という話を聞いたのですが、これはどうなのでしょうか。
- supercar-1
- ベストアンサー率32% (28/85)
http://shope.goo.ne.jp/se/sv/rt/prid/61000102_02702932/txid/00282 太田光・中沢新一の『憲法九条を世界遺産に』(集英社新書) を読んでください、図書館では貸し出し中ばかりでなかなか借りられないと思うけど、立ち読みだと時間かかって大変だと思うけど、買えとは言わないまでも、とりあえず全部読んでください。 現在の9条の重みがわかります。 一般の人に訊くのは出所のしれないアンケートを見るのと同じです。 ちゃんと、研究したりテーマを愛してる人が書いた本を読むだけで、随分勉強になりますよ。
お礼
読んで見たいと思います。 ありがとうございました。
- yui_o
- ベストアンサー率38% (1217/3131)
(1) 現行の憲法の全ては、日本人が自発的に考えたものではなく アメリカが作った素案をほぼそのまま使っているような アメリカに押し付けられた憲法です。 そして、原案はほぼそのまま改変されず日本国憲法制定からその内容の変化が少ないまま使われています。 そのために、時代の流れに追いつけておらず それにより、今の社会では穴があったり存在自体が意味が無い憲法も山ほどあります。 改正内容自体についてはほかの回答者に譲ります。 (2) 問題があるというか・・・ 徴兵をしないと書いた時点で、日本が軍隊を保有していて戦争を目的にする軍隊だって言うことになるんですよ。 あくまでも、自衛隊は日本を敵対国からの攻撃を防ぐためにあるものだからね。 自国を守るだけの存在なら徴兵する必要はありません。 (3) これは、準戦争状態にある国が行っていることが多いです。 戦争が泥沼になれば、戦う人が必然的に少なくなると同時に自国を守る人員が少なくなります。 そのために、徴兵制を取り軍隊生活を経験させることで緊急時にはある程度の人数を即席の軍隊として結成させることができます。 (一度経験させることで、軍事機器の取り扱いを知っているから) (4) 選挙で、戦争しないと決めても 敵対的な国から攻め込まれたらどうします? 戦争をしないということは、自衛もせずただ攻め込まれるって言うのと同じですよ? それに、宣戦布告されてから国民の選挙してそれをやるやら無いかを判断する余裕なんてないし。
補足
早速のご回答ありがとうございます。 (2)が、少しよくわからないのですが、これは「徴兵をするほど人員はいらない」ということでしょうか。
お礼
観点が欠落していたとは、気がつきませんでした。 すっきりしました。ご丁寧に、ありがとうございました。