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「みゅ」という発音の存在について調査
- 「みゅ」という発音は存在するのか、または明治時代以前に存在したのかを調査しています。
- 外来語・擬声語・擬音語以外で、「みゅ」という発音は存在するのかについて、国語教科書の記述を元に調査しました。
- 問題の「みゅ」という発音の存在について、教科書の記述を確認した結果、外来語・擬声語・擬音語以外では存在しないことがわかりました。
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質問者が選んだベストアンサー
>大豆田姓を音読するときを除いて、「みゅ」という発音は存在するか? 金田一春彦著「日本語新版」(上巻/岩波新書)によると「ミュ」の発音は従来一つしかなく、ご質問のなかに触れていらっしゃる通り「大豆生田」しかなかったという記述があります。さらに最近の人名で「美勇士」とかいて「みゅうじ」と読ませる例があり、例が二つになったと紹介されています。 >明治時代以前にあったか? 「大豆生田」という姓に関していえば、あったと思います。ご存じの通り日本人の姓の種類は世界一と言われるほど多く、その由来の多くは地名です。そこで地名としての「大豆生田」を調べてみると、江戸時代までさかのぼれる古いものではないかという印象を持ちました。さきほどの「美勇士」に関していえばごく最近のことですが、明治以前に「ミュ」という発音を使った名前があったかはさだかではありません。 明治時代の人名について調べてみたのですが、たいへんに種類が多く、さらに非常に自由に命名していることがわかり驚いています。「ミュ」という発音自体は英語に関していえば"music","mute","muse"など例は少ないですが、それほど違和感のある発音ではありません。日本人が、英語が一番うまかったのは明治ひと桁の時代に専門教育を受けた人々であり、そういう時代に英語の発音の影響をうけた人名が全くなかったかというと、自信をもって言い切ることはできません。つまり、例えば「みう」と書いて「みゅう」と発音する人名があったかもしれないとは思いますが、現時点では分かりません。 前出「日本語」によると他にも「淡い」+「ございます」の「あうぉーございます」の「うぉ」などが他に例のない発音単位であるとあります。たしかに「青い」+「ございます」の「あおうございます」とは違います。 >2.私が教科書で知ったと思われる作品の出典は何か? 国語学者の金田一春彦氏は権威であり、複数の文献に「大豆生田」の発音が希有な例であることを、紹介されています。それが2次的に他の文献や教科書に写された可能性はあると思いますが、このことに関しても自信なしです。
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- nozomi500
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まえに↓質問がありました。もともとの日本語にはないみたいですね。
お礼
ご回答どうもありがとうございます。 一応検索は行ったつもりだったのですが、見落としていました。ご指摘ありがとうございます。 63773の回答に、金田一春彦氏の本が紹介されていました。是非購入したいとおもいます。「ぴゅ」も擬音語しかないんですね。 63773のNo.3の回答で紹介されているリンク先のWebサイトがつながらなかったのが残念です。 どうもありがとうございました。
みゅの音はひゅと並んで2~3の例しかないことが参考URLに説明されています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 参考URLを拝見いたしました。 やっぱり姓しかなさそうですね。 あと、私が見た教科書の寄稿者も、確か金田一春彦氏だったように思えてきました。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 美勇士の例は存じませんでした。なるほど。人名地名に限って探せばまだありそうですね。さる知人から大豆田姓は栃木県に多いと聞きました。栃木にそういう地名があるかもしれませんね。探してみます。 明治時代の人名については、短期間ですが文献にあたったことがあります。江戸時代まではそれほどでもなかったのですが、明治、戦後と種類が増えたということです。しかし例外はあり、確か明治初年に、『「○○兵衛」や「○○左衛門」、「○○右衛門」というのは朝廷の官職の名称だからみだりに名前に付与してはならない』という意味の触れ書きが出されたと思います。それを差し引いても、欧米などに比べるとかなり多いと、その文献は結論付けていました。 「淡い」+「ございます」の「あうぉーございます」も確かに他に例の無い発音ですね。「弱い」+「ございます」でも「ようぉーございます」もそうですね。ご指摘があるまで気づきませんでした。 教科書の件も、金田一春彦氏の活動範囲から教科書に掲載されていてもおかしくないという推論は、実に的を得ていると思います。もしかしたら、書下ろしかもしれませんが。 詳しい回答どうもありがとうございました。