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環境問題の記事って誰が書いている?
近年、環境問題への関心が高まり、環境関連新聞記事も増えたように思います。同時に、バイオマス技術、大気汚染防止技術等、理系の専門的な知識を有するものもよく目にするようになりました。 新聞社の採用情報を見ると文系出身の人が多いのですが、環境問題は理系からのアプローチも多く、そのような記事はどういう人が書いているのか気になります。 環境問題について勉強しながら、文系の人が書いているのですか? 大学などで専門的知識を学んだ人が書いているのでしょうか?
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記事の内容によって違ってきます。 例えば科学の進歩や新発見であったり、それを巡る事件、事故であれば、概ね社会部記者が原稿を書くでしょう。特に前者であれば、科学担当者(社によっては社会部とは別の部署が立っている場合もある)が取材にあたるケースになります。 また、発明・新製品開発であっても、企業が主体となって行った場合では、経済部記者が執筆することになるでしょうし、政治的な環境施策であれば、政治部の担任領域であるかも知れません。地方自治体の施策なら、地方記者の領分ですし・・・。 その中でも、特に科学担当の記者は文系でも科学取材を続けていますから、蓄積がある。質問文で言う「勉強しながら文系の人」にあたります。また、たまたまそのセクションに同分野を修めた記者がいれば(そして彼乃至彼女の手が空いていれば)そっちに流れていくと思います。ただ、その確率は(やはり社によって異なってきますが)そう高くはない。 そうでなければ、付け焼き刃でもその場で分かるまで取材して、記者が書くことになります。ただ、単発的な事象でない場合は、継続的な取材経験を持っている人材がコミットすることが多いと感じます。
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- morimaru47
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環境問題の記事といっても、けっして学界向けの論文ではなく、社会問題として現出するものなので、その方面の分析能力を有する文系出身の記者が担当する場合が多いです。 科学技術分野の知識は、取材を通して蓄積されます。仕事を進める中で、具体的な専門知識を得ていく過程は、他の職業と同じです。 環境問題に限らず、広く科学技術全般を見ても、例えば、文系出身の記者が医療問題の取材を重ねた結果、医事評論家として独立するとか、軍事関連の取材を通して軍事ジャーナリストになり、テレビで兵器技術の解説をする等のケースも見受けられます。このように、医学部出身者でなければ、先端医療の記事を書けない、航空工学を専攻しなければ、軍用機の取材ができないわけではないのと同様に、化学や生物学を専攻しなければ、環境問題の記事が書けないと判断することはできないのです。 尚、参考URLは、No.1さんが回答されている科学担当記者に関するPDFファイルですが、毎日新聞では、出身学部は文系と理系がほぼ半々(P4/14)となっています。
お礼
早速、『科学ジャーナリストは何ができるか』読ませていただきました。 大変参考になりました。 回答ありがとうございます。
お礼
私は社会人ではないので、勉強といったら学校で習うように、講義を聴くか、本を読むか、という印象が強かったのですが、仕事が学びの場でもあるのですね。 疑問解決しました。ありがとうございます。