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自分の声が聞こえない
最近というより、数ヶ月前から自分の声がよく聞こえません。もちろん、密室や1対1の会話などではいいのですが、授業のコーラスリーディングや、特に音楽などでは自分の声が聞こえません。周りの音はしっかり聞こえますし、聴力検査(耳鼻科)も大丈夫でした。自分の話す声がよく聞こえなくなるという経験をされた方などのアドバイスをお願い申し上げます。 ※単に、「耳鼻科へいってください」などのご回答はご遠慮ください。
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質問者が選んだベストアンサー
例えばライブハウスのような、比較的狭い場所で大音響の中にいて話をしようとすると、自分の声はかき消され、また自分自身の声自体も聞きづらくなるという経験はしたことがあります。 昔学生の頃、私は音響学についてちょっとかじったことがあるのですが、音楽などで同じ音程を大勢の人で歌うと、音量が大きくなりますよね。あれは同じ周波数が重なることで音量が倍になるという法則が関係しているということらしいのです。 また、ある周波数を波形にした(波型のグラフを想像してください)もので、その波形の形と間逆の波形を持つ音を同時に鳴らすと、音がお互いをつぶしあって聞こえなくなる、という現象が起こるそうです。最近音楽以外の雑音が聞こえなくなるヘッドホンなんて売られていますが、それらはその原理を利用していると考えられます。つまり、雑音の周波数帯域をある程度特定して、その部分の音の波形の間逆なもの(音)をヘッドホンからわざと出していることになります。そうすることで雑音がなくなったような状態になるわけです。 このようなことから想像したのですが、質問者様の「声質」が、ちょっとくぐもったような感じでさらに音量も小さいほうですと、簡単に周りの音にかき消されてしまう、という現象も起こりえるのではないか?と思ったんです。いわゆる「キンキン声」のような、高音の成分がかなり多く含まれる声質ですと、相当うるさい中にいてもけっこう遠くまで抜けてくる(聞こえてくる)ということがありますが、これは高音域が周りの雑音には少なく、音の成分がかき消されることがないからだと思われます。逆に中くらいから低い音は世の中にはけっこう普通に鳴ってまして、音量的に負けてしまっていたりとか、逆音波がたまたま質問者様の声質と近いものがなっているために聞こえづらい状態が起こってしまっている可能性があるかもしれないです。 音楽で、同じ音程を大勢で歌うと自分の声なのか他人の声なのか、分からなくなる瞬間ってそうそう、私も経験ありました。それは特別なことではなく、むしろそれだけ周りとぴったり合った音を自分が出せているわけですから「オンチではない」とも言えます。安心してください。自分の出している音を確認したいときは片方の耳の穴を指で押さえる(ふさぐ、かな?)と、骨振動で自分の声が確認できますので、試してみてください。 耳の異常もないとのことですし、あまり気にしすぎないほうが良いかもしれませんね。声の「個性」だと思われます。質問者様の声もちゃんと音楽の中では存在感を持って生きているはずですよ。 お役に立てますように。
お礼
大変参考になります。 感謝いたします。