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子母澤寛の新選組三部作のハードカバーはあるのでしょうか
古い作品ですが、タイトルの単行本ハードカバーが出版された事があれば出版社を教えてください。特に「新選組物語」。ちょっと調べた所、新書のような大きさのがあるようですがこれをご存知の方、字が文庫より大きめかどうか教えてください。
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今晩は。以下は推測の話になるため、煩雑さを避けて「新選組物語」のみを対象とします。 既に国会図書館辺りをお調べになっているようですね。 鱒書房版の場合、通常の新書の大きさのようです。目録には180pとあります。手元の岩波新書の場合、1968年刊行のもので1行42文字、1ページ17行です。76年刊のものが字数は同じ、行数が15になっています。書籍は全体としてのちのものほど字数が少なくなる傾向にあります。 とにかくこれで勘定すると、42×17×180で、およそ12万8千。活字を詰めて、尚、ポイントの小さなものを使ったとすると、これの2割程度は増えるかもしれません。それであっても15万字くらいでしょうか。 文庫版は中央公論社と角川書店から出ていますが、角川版はページ数が判らず推測のしようが無いので省略します。 http://www.kosho.or.jp/servlet/bookselect.Syousai?sc=403045808665FCF4A0B5AF5F76091EA7&p_bk_tourokubi=9D2894548F2BD0DB1BC99227DD1AA238650DC1709A81C7FE&p_bk_seq=75&wg=W 再度手元にある他社の文庫版の字数を調べると、 双葉=39×17、早川=41×18、角川(1961年)=43×18、になっています。中公文庫の旧版は314ページ、改訂新版は376ページ。 314×774はおよそ24万9千、376×663は同じく24万3千で、数値としては非常に近く、ほとんど同一の内容だと考えられます。つまり1997年の改版はより大きな活字を使うために行われたわけです。 一方で新書版が完全に小説全部を収録しているとすると、先の計算から現在でも一般に新書版に使用されている活字よりもかなり小さな物を使っていたとしか考えられません。私は印刷方面には疎いため、活字の号数と文字数の関係が即座に計算できません。この点は具体的には確認しないでおきます。 結局、今日まで現行の文庫版よりも大きな活字が用いられた版は刊行されていない、が答になると思います。 尚、「新選組始末記」のみは版型が一回り大きな講談社版、子母沢寛全集第1巻に納められています。しかしこれ以外は全集といいつつ講談社版にもその後の中公版にも入っていません。 どうしても必要なら拡大コピーを取るしかないでしょう。
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あいまいな答えになってしまうかもしれませんが、確かあるはずです。実は私はこの三部作を文庫本で持っていて、先日古本屋は行ったときに、「あ、ハードカバーだ」と見かけた記憶があります。 1buthiさんの質問を見た後に、古本屋へ確認しに行ったのですが、現物を見つけれなくて・・・。 紺色の布地の本だったと記憶しています。間違いだったらごめんなさい。
お礼
わざわざ確認にいっていただいて感激です。著名な作品ですからハードカバーがあっても良いと思いますがなかなか調べられません。
お礼
いろいろありがとうございました。文庫版ですとだんだんいろがくすんできますし、字が小さいので、気にいった本は極力ハードカバーで保存したいと思っています。