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息子の反抗期
息子(中三)の反抗期が激しすぎると思うんですが、反抗期が二、三年続いて困っています。 受験と言うこともわかるのですが親に対して「うるせぇ」と言い放ち、家の壁を殴ったりと散々です。 いつも叱っているのですが理解が出来ないみたいで、すごく不安です。 親としてどうすればいいでしょうか?
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他人事には思えずおもわず参りました。 うちの息子も小6頃から数年間、激しい激しい反抗期を 過ごしました。 うるせぇ、と言い放つくらいは当たり前でした。 家の壁を殴るだけでなくぶち抜いたりもしました。 もちろん叱ったり言い聞かせたり、 普通の良識ある親がするようなことは賢明に誠実に 尽くしました。何の効果もありませんでした。 そのうち、発する言葉は3語のみになりました。 「しらねぇ」「ふつう」「びみょう」です。 言葉が通じず、行動も理解できず、 言葉で叱れば言葉で反抗するのではなく 家を破壊するようになりました。 殴るとかとっくみあいをして叱る、というような叱り方も 試みましたが、結果はおなじことでした。 絶望しました。 この子を生ゴミの日に捨ててしまえたらどんなにセイセイするか・・と 考えました。 親子ですべてを捨てて、北の果ての農場にでも 住み込みで働かせてもらったら、生き方を学びなおすのではないか・・ とかも考えました。 いや、いっそこの子を殺して私も死んでしまおう、と心中を考えた日も あります。 辛かったです。泣きました。やせました。 しかし、結論から言うと 親として子供に誠実に対応し、 社会人としては正しい行動さえ取り続けていれば やがて時期が来ておさまります。 うちの子も高2くらいから顔つきがまず穏やかになり、 少しずつ話す言葉が増え、 薄皮がむけるようにゆっくりと少しずつ 子ども時代の息子に戻りました。 高3の後半には、もうすっかり朗らかでおだやかで優しい青年でした。 クセが残ってしまっていたのは、言葉遣いの悪さでした。 「うっせぇ」的な表現はクセになって 長年直せなくなっていましたが、それでも直接に直させたり 叱ったりせずに、こちらからの会話にきれいな言葉を 選ぶようにしていると、やがて本人が自分の話し方の悪さ、 ひいては印象の悪さを恥じ、直していきました。 いま現在、とてもお辛い、悩み多い、悶々とした日々をお過ごしかと お察しします。まず知っていただきたいのは 反抗とは、大人になり自立しようとする自分の像が わからずにもがいているプロセスなんだ、ということです。 とりわけ男の子は、自立した大人像というものを誤解しがちです。 優しい、穏やか、素直、という人間としての美点をむしろ 男性的ではない、大人らしくないと思い込み、 必要以上に拒絶します。 根が優しい、小心な子こそ、そうした自分を恥じてしまい それをごまかすために精一杯突っ張って強がるのです。 これが反抗という形で大人の目に届きます。 次に知っていただきたいのは、 安心して反抗できるようながっしりした親にだけ 子供は反抗するようです。 例えば親が病弱だ、親のほうが心的に弱くて参っている・・ というような要素に子供が潜在的に気づいてしまうと 自分がしっかりしなくちゃ・・という気持ちの方が勝り、 反抗しない(できない)のだそうです。 だから、子供が激しい反抗期を迎えたなら ・あぁ、この子は根が優しい子なだけに「なりたい自分」との ギャップに苦しみ、迷っているのだな。この子も苦しいのだな。 ・私達がしっかりした親だから安心して反抗しているのだな。 親として選んでもらえたのなら、この子の自立への もがき苦しみをちゃんと受け止めてやり、早く「なりたい自分」が 見つかるように祈ってやろう。 と考えるくらいの懐の広さをお持ちください。 具体的には 一人の大人として扱い、わが子だから・・というような必要以上の かかわりはあえて避けます。とりわけ女親にとっては、ついこのあいだ お腹を痛めて産んだ、一心同体のような子供です。口を出したいことは 山ほどあります。しかし、そこはぐぐっと抑えて 他人の子だとしたらコレは言うか? と自問し、 答えがNOだったら自分の子供でも言いません。 ヘンな格好、変な言葉遣い、怠け癖、などはすべて放置しました。 だって他人の子だったら助言しないもの。 他人の子だとしても言わずにはおれないような危険なこと、 反社会的なことについては、本気で烈火のごとく身体を張って 怒りました。親の財布からお金を盗む、たばこ、夜遊びなどです。 「うるせぇ」という言葉は 自立をめざしているオレのバリアに勝手に入り込んでくるな、という メッセージです。親との快適な距離を探しているのです。 だから、言われたらおとなしく引き下がり、子供の張っている バリアがどのくらい遠くまでなのかを見ます。 下がれ、といわれる限り境界線まで下がるようなものです。 一番のご心配は、受験という大切な時期に反抗がぶつかってしまい 進路がどうなるのか・・・という点だと思います。 私も最終的には腹をくくり、 高校進学しない選択肢も考えていました。 (中学浪人はかえって悪い結果になる気がしたので考えませんでした) 職業訓練校に入れて大工か配管工の見習いにさせる、 自衛隊に入れる、 などを真剣に考え資料も集めていました。 しかし、結果としてはとても暖かい私立校に拾ってもらえました。 学力のレベルは高くないですが、 人間としての成長を促してくれるよい高校でした。 そこで、本人自ら進みたい道をみつけ、大学にも進学しました。 絶望の果てにわたしは、ふとあることに気づいたのです。 この子はあらくれ息子の衣を着ている「神様」なんだ、ということ。 私の人生に欠けている物を教えるためにやってきたんだ、と 気づくようになりました。 他者を受け入れる寛容さ、他の生き方を認める心、 自立した親子のあり方、ちゃんとした親子喧嘩の仕方・・・などです。 (私自身は、よい子すぎて親と喧嘩したことがなく、 その意味では今も親への遠慮が強すぎて正しい親子関係とは いえないと思うのです。) そうしたことを私に教えるためにこの世にやってきたくれたのです。 そんなことに気づくようになった頃、 少しずつ息子の反抗期も終焉しました。 おつらいでしょう。 残念ながら、体験した人でないと絶対にわかってもらえない。 「問題のないよい子」に育ったお子さんのご家族はかならず 育て方の問題だろう・・ 親の接し方が悪いんだろう・・ という面でしか見てくれません。 しかし、そうではないです。私は体験したからわかります。 私は複数の子を同じように育てましたが、 反抗した子と わずかな短期の反抗で終わった子と 激しい手のつけられない反抗をした子と それぞれいました。 親のせいだけではない。子供の質が悪い、ということもない。 お子さんを責めないでください。 もちろんご自身を責めてもいけない。 急速に身体的な成長をとげ、心の成長がおいつかず 心身のバランスがうまくとれなくなっている、 今の自分とめざす自分の差が大きくて理想像がつかめない、 とりあえず目の前の親や大人にぶつかってみて色々試している、 などの様々な要因が複雑に絡み合ったときに起きるようです。 どっしりと構えてください。 幸せの形はいくつもあります。 凛として、正しくないことだけを叱り、価値観が違うだけのことは 子供に任せてみてください。 そんなぐちゃぐちゃの時代でも子供はちゃんと親の背中を見ています。 やがて親を規範として、しかし子供なりの自分像をつくり、 ちゃんと成長します。 途中でミステークがあった場合にもそれを補うような 生き直しをちゃんとするものです。 だいじょうぶ! 長くなりました。
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- kingyochan
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中1位から始まったのですか? ご主人は協力的ですか? 質問者さんの性格は?(細かい所が気になるor大雑把) 他の子供さんは? 専業主婦ですか?
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補足
補足ですが、主人は帰りが遅いためあまり干渉していませんが、叱るときは叱ってくれます。 私は大雑把な方ですが息子のあんな態度をみると心配してしまいます。 もう一人息子(高一)が居るのですが、不思議と激しい反抗期がなく平常でした。 専業主婦ではなく働いています。