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養子の条件に専業主婦であることが求められるって知ってましたか?
私の友人に、子供を作ることができない夫婦がいて、養子縁組を考えているそうです。 うちにも子供がいないので、話しやすいのでしょう、ときどきそのような話になります。 そこで、驚いた話がありました。 彼がいろいろ調べたところ、施設などからの小さい子供の養子縁組には、いろいろ条件の壁が高いらしく、 「親の年齢」や「子供部屋の広さ」や「母親が専業主婦であること」が暗黙の条件となっているそうです。 また、小さい子の養子希望は多く、順番待ちの状態だそうです。 代理母の問題などでよく、そんなことをするなら養子をもらった方が世の中のためにもなるというような意見を聞きますが、 そんなに単純なことではないのだと改めて思いました。 みなさんは、このような条件があることや、実態を知っていましたか? また、そのことについてどのように思われますか?
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- akihime-ichigo
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私も随分以前に調べたことがあるのですが、 確か、公的施設から養子を迎える時には「二重保育の禁止」という要件(文言は忘れました)があったように覚えています。 つまり、施設から子供を養父母に託すのに、その養父母が昼間子供を保育所に託すという状況が問題だということだったと思います。そのため、夫婦の他にご両親などが同居していれば認められることもあると聞いたことがあります。 なお、養父母を求める子供は乳幼児期に心のキズを負っている場合が多く、実母にきちんと育てられた子供よりコミュニケーション能力が劣っていたり問題行動をとる場合があるため、養父母のどちらかは迎えられた子供が落ち着くまで絶えず側にいることが望ましいらしいです。 子供の立場に立ってみれば、新しい環境に来たのに頼るべき大人は朝晩の限られた時間しか一緒にいないのではいつまで経っても馴染めず、託した施設も不安が残る、ということではないでしょうか。 また、いくら入籍した正式な夫婦とはいえ、一家の年収が100万円で6畳一間風呂なしのアパートに住む夫婦に引き取られたら、ちゃんと世話が出来るのか心配ですよね。あるいは70代夫婦が幼児を引き取ったって、子供が成長するまで長生きしてくれるか疑問ですし。 そういった「子供の成長に疑問を感じるような家庭には託せない」という観点から自治体ごとに最低限の基準を設けているようです。 「親の年齢」や「子供部屋の広さ」や「母親が専業主婦であること」はあくまでも児童福祉の観点に立った条件だと言うことです。 条件の例として、下記に東京都のリンクを貼ります。 なお、公的機関から養子縁組を希望すると、その前に里親教育を受けなくてはいけなかったり、養子受け入れ後も定期的に報告する義務があったと思いました。 一方で、一定金額の補助金(養育費)が自治体から支給されたり、養子にかかる医療費は無料だったり、養子の教育相談にのってもらえたりと、バックアップ体制も整っていたように思います。(自治体によって違うかもしれません) >小さい子の養子希望は多く、順番待ちの状態だそうです 養父母を希望する人の大部分は「育て易いから」物心付く前の乳児(しかも血液型に不整合が出ない子供)を希望します。 でも実際には、乳児の親権を放さない実父母が多いそうです。子供が大きくなるまでには自分が落ち着いて、再び一緒に生活したいと考えるんでしょうかね? 障害児やハーフ(母親は生国に帰ってしまったとか)で小学校入学前後の子は「育てにくい」ので敬遠されます。これらの子供達を養子に迎えてもいいならば、比較的待たずに養子縁組が可能です。 このように「需要と供給」の不整合が生じています。 なお、上記は公的機関を通して養子縁組を希望する場合で、 個人対個人で結ぶ場合には両者の合意があって、子供の福祉に反しなければ、たいがい家庭裁判所で認められるそうです。もちろん、個人対個人の場合には公的なバックアップはないです。 ところで、お友達はなぜ養子を考えたのでしょうか? 犬や猫をもらってくるのとは違うのですよ。 自分に子供ができないから余ってる「育てやすい子供(血液型の合う幼子)」を、ということであれば仲介料を払ってでも、対個人の希望にあう養子を探す方が確実です。あるいは代理母とか。親の都合を優先させられます。 自分に子供が出来ないからせめて恵まれない子供を、という福祉の目的があれば自治体の里親勉強会などに参加してみるといいと思います。 最後に厳しいことを書いてしまいましたが、私自身子供に恵まれません。 夫婦の人生に子供は必要か、 あえて養子を迎えることは親子関係に置いてマイナスからのスタートだ ということを念頭に置いて、お話を聞いてあげると良いと思います。
- kanau122
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気になさってるかたもいるようですがあくまで「養子」の話であって、実際のお子さんがいて働いたからと言ってだめといっていることではないと思いますよ。 要は「養子を育てるために家庭に入って子供との信頼関係を築くための時間を優先的にとるだけの覚悟と意思があるか」という感じなんではないでしょうか。 養子をとったら一生ずっと専業主婦でいなければならない、という事ではないと思いますし… 働いてたから信頼関係ができないとは思いませんが、あくまで他人の手に子供を委ねるわけですから、まずは子供との親子関係をしっかり土台作りできるような時間がとれることが重要視されているのかもしれないですね。 主婦が働く、ということは「経済的」か「仕事が好き」かどちらかだと思います。 経済的にどうしても奥さんがはたらかないとやっていけないような経済状況では安心してぽんと養子にはやれないでしょうし、仕事・キャリアが大事で専業にはおさまれない、という人ならそれだけ養子をもらうためにどんなことでもしよう、という意思があいまいだともとれるのかもしれませんね。 まあ海外なんかはそんなことないみたいなので、単なる日本の頭の硬さと言う部分ももちろんあるとは思いますが。
- walkingdic
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>みなさんは、このような条件があることや、実態を知っていましたか? はい。 私はこの関係を調べたことがあり、確かに細かく色んな暗黙の条件があるようですね。 と同時にその理由も色々実態を聞くと納得する部分もあります。 まず乳幼児の養子縁組については、子供ははっきり理解はしていませんから子ども自身の問題というのはそれほどありません。世間的に実の親子としてもおかしくないように年齢範囲があったりします。ただ非常に養子になる子供は少なく、希望者が多いので、よりよい家庭(つまりこれはより子供に時間をかけることができ、子供が幸せになれる可能性が高そうな家庭)の選択の段階でどうしてもそうなります。 一方ある程度年をとった子供の場合にはより大変です。まずある程度年をとっていて里親が必要という子供の場合には、これまでの生育で問題のある家庭に育ったなどの事情があることから、どの子供もなにがしかの問題を抱えています。そういう子供を引き取る場合には、養子縁組してその家庭に入った後のフォローが非常に重要になります。 養子に入ったけど親が忙しくて子供にかける時間が足りないようでは、成功しません。 いかに子供に時間をかけられるのかというのは重要なポイントです。 なぜなら養子に入る子供の大半がこれまで親とのそのような親子関係の時間が不十分だからです。子供にとって親は自分を必要としてくれる存在でなければなりません。必要とされていると感じるには、親との時間が長く取れるほどよいのです。また子供の抱える問題に対して一緒に解決していくだけの時間的余裕が必要です。 つまり普通の親子関係では、生まれたときから一緒でこれまですごした長い時間により親子関係は築くことが出来ているし、血のつながりがあるという連帯意識があるので、兼業で時間が不足していても補うことは出来ますが、養子縁組ではそれが根本的に違います。 そのため時間が十分に取れない仕事を持つ親だとその点で大きなネックとなります。
- hanachanpi
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子供を育てるというのは、奇麗ごとでは済まされないことですから 夫婦の決意と人間性、養育していくだけの能力があるかは、よく見極める必要があると思います。 そうしないと、子供も親も不幸ですから。 でも、個室や専業主婦というのは、子供を育てる上で、そんなに重要なことでしょうか? 我が家は、子供部屋なしのフルタイムママなので、それが子供にとって 悪い影響があるとでも言われているような気分になって、複雑です。
- horus-xxx
- ベストアンサー率37% (88/235)
知りませんでした。ただ、何かしらの条件をクリアすることは必要だとは思っていました。 No.5の方が「「本当の子供の代用品」を斡旋するわけではなく、子供の福祉のために」と書かれていて、なるほど!と思いました。確かにそうですよね、「子供が欲しい人に」育ててもらうのではなく、「きちんと育てられる人に」育ててもらうように選ばないと困りますよね。 ただ、経済条件だけが本当に子供のためになるとは思えないので、ある程度の経済条件をクリアした上で、さらに人間性の面でもただしい審査が入ればいいのにな、と思います。 むしろ、初期段階で足きりしてもいいくらい養子を希望の方が多いってことに驚きました。(裕福で跡取りの必要な家庭なのでしょうか?)
補足
>むしろ、初期段階で足きりしてもいいくらい養子を希望の方が多いってことに驚きました 全体に多いのではなく、物心が付かない乳幼児に限って希望者が多いのだそうです。 より、実子に近い感覚で育てられるということなのでしょう。 ある程度の年齢になると、多いというわけではないようです。
- grumpy_the_dwarf
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「本当の子供の代用品」を斡旋するわけではなく、子供の福祉のた めに幸福に育ててくれる家庭を探しているのですから、出来る限り 育児に力を注げると思われる環境を選択するのが当然です。 母親が育児に専念出来る家庭があるなら、そっちを蹴って昼間は保 育園に預けちゃう家庭を選ぶ理由はありません。贅沢な条件をつけ ても困らないくらい養親候補者が多いから、審査の初期段階で大胆 に切ってしまう。足切りラインって感じかな。 保護の必要な子供が増えて贅沢なことを言ってられなくなれば変わ るでしょう。
- yokihito005
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今週の某週刊誌の吊り広告で,そんな実態を知りました。 日本では,母親が生んだ子供しか認めないし,母親は主婦でなければダメなんだという”国”の姿勢のあらわれですよね。この”国”のルールですが,実際は中央省庁に勤めている40代課長クラスの男が仕事で書いているだけですから,世間の悩みもろくに反映してないし,公務員特有の鬱積した閉塞感が感じられて反吐がでる思いですね。
- gg13
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養親の年齢は民法上制限があるかも知れませんが、その他はその施設のローカルな規則でしょう。そういう規則は法的には問題があるかもしれませんね。
補足
こまごました事はローカルルールがあるかもしれませんが、 親の年齢、子供部屋、専業主婦あたりの条件は日本の中でのほぼ共通したルールのようですよ。
へぇ~、知りませんでした。 最低限の経済状態はクリアしていないといけないとは思いますが、子供部屋の広さって、そんなに重要ですかね?個室じゃなきゃいけないかな? それに、専業主婦というのが条件に入っているというのはビックリかも。 共働きでは、養子は貰えないんだ・・ふ~ん。。 しばらく心配だから、コマメに様子を見る必要があるというのはわかるけど、子供を育てながら、子供の将来のためにも稼ぐじゃだめなんですかね。 こうなると、やはりそれなりに経済的に余裕のあるご家庭でないとと絞られてくることになりますね。 不妊治療するにもお金がかかるみたいですしね。どちらにしても・・・ 何やら微妙に腑に落ちないところはありますね。 どちらも親に変わりないのに、許される生活が違うってどうなんでしょう。 安易に養子貰えばいいなんていえることではないですね。
>みなさんは、このような条件があることや、実態を知っていましたか? 知りませんでした。 でも犬や猫の子を貰う訳じゃないから施設の不幸(?)な子がちゃんとした両親に可愛がってもらい幸せに育てられるようチェックするのは当然だと思います。 養子希望が多いってのも知りませんでしたが、なにかと格差のある今の時代ですから貧しい家(?)より少しでもいい家庭に託したいのではないでしょうか?
補足
>ところで、お友達はなぜ養子を考えたのでしょうか? それは、奥様が病気によりお腹の子供と子宮を無くされたなどのさまざまな事情や、職業柄、命ということを強く考える方なものですから、生かされているからには、次の命を生かしたいなどいろいろ考えがあるようです。 ですので、指摘されたような安易な考えではございませんのでご心配には及びません。 ちなみに彼の場合、自宅で開業しており、経済的にも余裕があるので条件は満たします。それでもすぐにとはいかないようですが・・。 しかし、いろいろ調べると知らなかったことがあって驚いたという話、不妊治療や生殖医療に意見のある方の中には、そんなことなら養子をと簡単に言う人がいるが、養子の現実を知らずに言っているのだろうねというような話、自分は幸い条件を満たせるけれど子供を迎えたくてもなかなか現実は難しいのだなという話、しかし、養子を迎えるということはそれだけ大変なことなんだよななど、いろいろ話して帰りました。 私も知らなかったことが多かったので、このようにアンケートさせていただきました。