行政の対応:
1990年後半から化学物質過敏症が医学的に認められるようになり、旧建設省から、旧厚生省に対してホルムアルデヒドを含む化学物質の人体に対する影響と、望ましい規制値などについて審議を依頼。
そのご厚生労働省(厚生省)は審議会において複数の薬品の規制について答申するとともに、未知の化学物質や、現在学会において疑われているがはっきりしない物質などがあることから、最終的には単なる特定化学物質の使用の制限だけでは解決しないと結論し、「換気」の重要性を唱えることとなった。
また、室内の化学物質の発生源として家具の存在が問題となり、旧通産省:現経済産業省に家具についても規制するように要請するが、輸入家具が多くを占める国内市場の現状から規制することが無理と回答。
これらのことから対策として、すでに進めていた建材の特定化学物質の排出規制だけではだめということで、すべての住宅に24時間換気を義務づけることに決定した。これは平成15年に導入。
以上が行政の流れです。
住宅メーカーはこれにあわせて動いただけです。まあ、もっとも上記の行政の審議会メンバーには有名どころの住宅メーカーも名前を連ねていましたからね。メーカーにとっては規制導入は織り込み済みの話でした。
そのため一応24時間換気義務は導入された物の、実際に適切に換気がなされているかという点では非常に疑問の多い規制になっています。
お礼
今シックハウスについて勉強してます。 すごい役立つ回答どうもありがとうございました★