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高齢者過剰診療について教えて下さい。

高齢者の過剰診療が問題となっております。薬を必要以上に出し、国民健康保険に高額の治療費を請求する医者が数多ようです。薬の場合には「病気」が主になってくるのかと思いますが、高齢者過剰診療は怪我や打撲(例えば交通事故や転んで怪我をした)の場合でも頻繁に起きていることなのでしょうか?また、それらを抑止するために国民健康保険のほうでは何か対策(例えば医者からあがってきた健康保険請求分をカットするといったような)はなされないのでしょうか?ご回答よろしくお願い致します。

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回答No.1

 薬価改定や院外処方の普及で、薬をたくさん出しても儲かるのは薬剤メーカー、という構図になっています。薬で儲けようという医院はいないでしょう。むしろ不必要な薬を要求するのは患者さん側です。自己負担率の増加は患者側の意識を変える目的もあるのです。  それに対し過剰な検査は問題です。ほとんどが赤字を出している病院経営の中で毎年黒字を出して優良経営といわれているところの中には、院長などから「検査、検査、検査」としりをたたかれている医師も多いでしょう。  もちろん明らかに過剰な診療は保険組合からカットが入ります。昔よりは厳しくなっていますが、適切な保険病名下では通ることとなります。  こうした自体を招いているひとつの原因が「出来高払い制度」です。要するに診療した分だけ医療費が増大していきます。そこで導入が検討されているのは「包括医療制度」で、疾患により保険組合から払われる額が決まるので病院はその中で診療をする、検査をすればするほど赤字になるというものです。ジェネリックも普及します。しかしこうすると医療サービスの低下を招くのは明らかです。現在でも乳児医療制度や一部の疾患で導入されており、今後増えていくでしょう。  高齢者の医療で問題なのは終末医療です。家なので介護されていてもなくなる前は病院へ担ぎ込まれることは多々あります。そして何百万という医療費を短期間に使用し、亡くなっていきます。本当に必要な医療か、かなり疑問のところです。この点に関し一般の方の認識はかなり薄いでしょう。誰もがいつかは死んでいきます。終末医療のあり方についてもっと議論を尽くし在宅で看取れるような体制づくりを望みます。  

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