- ベストアンサー
キプロス問題
トルコのEU加盟に関してキプロス問題が障害となっているとききます。 このキプロス問題とは何なのでしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
現在キプロスは、ギリシャ系住民中心の「キプロス共和国」と、トルコ系住民中心の「北キプロス共和国」とに分裂し、国連軍が境界線に配備されており、簡単に行き来できない状況にあります。 北キプロス共和国は、多数派キリリシャ系住民のキプロスのギリシャ化政策(最終的にギリシャとの統合も視野に入れている)に反発し、トルコ軍の支援の下独立宣言をします。(1983年) トルコ系住民とギリシャ系住民とが、内戦状況になったため、国連軍が進出し、北部をトルコ系、南部をギリシャ系に分け、北部のギリシャ系住民を南部に、南部のトルコ系住民を北部へ強制移住させ、キプロスを分割し、現在に至っております。 北キプロス共和国を承認したのは、トルコのみでした。 この事が、トルコのEU加盟に関して、ギリシャの強い反発を受け、EU加盟の問題の一つとなっています。 キプロス共和国は、観光などにより、経済的に豊かになる一方、国際的に孤立している北キプロス共和国は、貧困化が続き、キプロスむ共和国側に、統合を打ち出しましたが、キプロス共和国側は、それを拒否して、ギリシャとの統合を進めます。 ギリシャとキプロスの統合は、北キプロスの問題も含めて多大な問題が有るため、他のEU諸国の了解が得られず、今日に至っています。
その他の回答 (1)
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.1
元来ここはギリシャ人が住んでした島なのですが、オスマントルコがここを領有した結果、トルコ人が多くこの島へ入り込みました。そんな状態で1960年に独立すると、民族間の争いが始まり、血を血で洗う戦争にまで発展してしまったのです。その経緯については下記に詳しく書かれています。