参考になるかどうか解らないですが、高橋祥友「自殺予防」(岩波新書)から、抜粋してみます。
誰かから、「自殺したい」と打ち明けられた場合の原則。
(1)誰でも良いから打ち明けたのではない
最後に救いを求める叫びを発する相手を必死に選んでいる。
したがって、なんともいえない強い不安が起こっても、その悩みを受け止めてほしい。思わず耳をふさぎたい気持ちは、当たり前の反応だが、ここで対応を誤ると危険。
(2)生と死の間で激しく揺れ動いている
絶望的な気分を打ち明けて、何とか助けてほしいと必死になって訴えていることを理解する。
(3)時間をかけて訴えを傾聴する
できる限り時間をとって、ゆったりとした感じで、相手がありのままの感情を表現できるようにしてほしい。
たいへん難しいが、徹底的に聞き役に回る。
(4)沈黙を共有してもよい
沈黙にも重要な意味がある。あまりにも辛すぎて言葉にもできないという状態をそのまましばらく受けとめていく(難しい)。
(5)してはならないこと
話をはぐらかしたり、批判がましいことを言ったり、当たり障りのない励ましを言ったり、世間一般の常識を押しつけたりしてしまうのは禁物。
(6)悩みを理解しようとする態度を伝える
ごく自然に出てくる反応を、その人に共感を示すという感じ。
(7)十分に話を聞いたうえで他の選択肢を示す
批判されたりしないで、ありのままに自由に話すことができる雰囲気を経験すると、心の重荷はかなり軽くなってくる。それから、聞き手の意見を伝える。
(8)いつも「自殺」の話題から打ち明けてくるわけではない
感想として、ここまでできるかどうか疑問ですが、なんとかしたいですもんね。
お礼
回答ありがとうございます。