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アメリカの大統領補佐官と官庁(長官)との役割分担はどうなっているの?

安倍内閣の補佐官制のモデルとしてアメリカの大統領補佐官が連日テレビで紹介されている。そこで指摘されているのは各分野の役所との役割分担の問題。国家安全保障担当補佐官と外務大臣・外務省。教育担当の補佐官と文部大臣・文部省との関係などなど。そこで、モデルとなっている本家アメリカでは、その辺どうなっているのでしょう。教えてください。

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  • popesyu
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回答No.1

長官は日本で言う大臣です。各省庁をとりまとめます。日本との大きな違いは議員であるとは限らず、民間人から登用されることが殆どです。日本で言えば小泉政権時代の竹中平蔵氏のような感じですね。議会対策や与党内の事情なんか知ったことではなく、好き勝手に自分の理論を実現するためだけに突進できます(但しあくまでもその省庁内の権限に関することだけです)。大統領は大きな方向性を示すだけです。 大統領補佐官はその名の通り大統領を補佐する人です。副大統領というのもいるのですが、これは世界で最もどれだけえらいのか良くわからない微妙な地位と言われていますw まぁ一応議会対策と一番重要なのは大統領が倒れた時に残りの任期を引き継ぐという仕事があります(つまり大統領が死にでもしない限り出番がありません…)。 大統領と補佐官の関係はその時々によって大きくことなります。親子的な関係だったり、夫婦的だったり、兄弟的だったり。職務としては全ての政策に対してアドバイスをするということになります(勿論その職務に関係する部分に関してですが)。でその関係次第では、補佐官の言うことは大統領の言うこととして受け止められることもあれば、補佐官の言うことは言うことでおいといて大統領次第だと受け止められることもあるわけです。 長官はあくまでも仕事上の付き合い(例えば○○大学の有名な教授で経済学の専門家として名前と実績だけは知っているという程度)でこの仕事を任せたと渡すだけの関係。補佐官は個人的な知り合いで、あの問題はどう対応するかというのを日常会話的に話し合うという感じしょうかね。 http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20011016/index.htm 一番分かりやすいのはNHKの深夜番組でやっていた「ホワイトハウス」というドラマでしょう。そのまんまずばりホワイトハウスのスタッフを主人公にした連続ドラマです。最近では「24」も有名ですが、アメリカの90年代を代表するTVシリーズでもあります。ビデオでも借りれますのでぜひごらんあれ。 ちなみにそのドラマでは補佐官が非常にしきりまくっています。これはこれでやり過ぎ(実際はあそこまで仕切らないようです)という指摘もあります。各長官は非常に影が薄いですね。日本でいう総理と大臣の関係とは全く違うのが良く分かります。副大統領は選挙時代のライバルという間柄ですので、そういう人間関係的な部分では良く出てきますが、実際の政策上の話ではこれっぽっちも関わりません。