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日本の子供に虫歯が多いのはフッ素が足らないせい?
欧米先進国に比べ日本の子供は虫歯が圧倒的に多い、それは水道水にフッ素を入れないからだと、先日歯科医師に聞きました。一方、フッ素は身体に悪いという話しも聞いています。塩化ナトリウム同様に、摂取量が問題なのでしょうが、日本から虫歯を減らすにはやはりフッ素を水道水に入れることが必要なのでしょうか?ご教授願えませんか?よろしくお願いします。
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歯科医です。 さきに・・すみません。いわせてください。 よくいわれるのでかなりの誤解でう虫歯が減るから歯医者の儲けがへるから 虫歯を減らしなくない だなんて短絡的なことはありませんよ。 虫歯を減らすためには予防しなくてはいけません。 欧米では予防のために歯医者に通います。 むしろそのために歯科医院の収入が増えているともいわれます。 そんなに儲けたいから、とかいう簡単な話ではありません。 3MIXも・・こういう場があるたびに書くのですが、あれはさして革新的で新しい治療法でも(1980年代からある治療法です)、ましてや歯を削らないで虫歯が治る魔法のような画期的な治療法でもないです。自分で使うので良くわかりますが、良い方法ではありますが難点もかなりあり、確実な治療であるとはとても言い切れません。 さて、閑話休題。 水道水のフッ素添加について少し書かせていただきます。 水道水にフッ素を添加して、フッ素摂取量を増やすした地域では虫歯の発生率が低下した、というのはデータとしてはっきりとあるものです。 フッ素の摂取が健康に害を及ぼす ということについて かなり強固に主張されているところもあります。 ぜひこれについて検索してみてください。 様々な意見があるのですが、 つまるところ、フッ素のような毒物を水道の水にまぜるのはどうだろうか(害については検索すると山のように出てきます) という議論が主体です。 微量のフッ素が良い働きをしますが フッ素をとりすぎるのはけっして良いことではありません。 HPでは あまりに感情的で、理解に苦しむ意見も見かけます。 フッ素過剰摂取の害を強調したいあまり フッ素を少しでもとると毒である とでもいうような論調で主張するものさえあります。 フッ素は水にもとから溶け込んでいる微量元素です。地質によっては、水道水に添加される量よりも 多く、自然に含まれる地域もあります。 日本の水質ではもともとのフッ素含有量が少ないことが多いようです。 日本では お茶(多くフッ素が含まれます) を飲む習慣があるので お茶を沢山飲みすぎる人にとって 水道水にフッ素をいれると フッ素の入った歯磨き粉を使い(日本の歯磨き粉には大抵入ってます) さらにお茶を飲んで、となるとフッ素の取りすぎになるのでは という意見は現実的にありえることだと 個人的に思います。 欧米先進国のみならず、お隣韓国でも水道水にフッ素を添加しています。 日本では個人の選択ができるように ということらしいのですが 欧米のように 虫歯予防のためのフッ素添加の塩とか フッ素タブレット(子供が毎日食べてます) が手に入るわけでもない、 また、 虫歯予防のために費用がかけられないひとは虫歯の予防ができない ということもあります。 水道にフッ素がはいっていれば意識しなくとも特別にお金をかけなくても 確実に虫歯の発生率がさがるわけですから、 低所得者層の切捨てである、という主張もあります。 難しい問題です。
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- ooi820
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7です。 日本でも地域的に水道水にフッ素を添加した事例もあります。さまざまな圧力で中止になったとのこと。 かなり以前の話です。 以前にフッ素洗口を小学校で行い、むしばの発生率を長年調べていた大学の先生がいます。 あるとき 保護者の反対運動がおこり、選択性にしたところ一気に虫歯発生率が上がったそうです。 反対運動がある種の極端な政治的な方向性(・・・あまり書きたくありませんが、当時のことですからね)と結びつきがあるものらしく、とても苦労されたようです。 政治的事情とフッ素の水道水添加、結びついています。大抵、反対しているのはそちらのほうの方のようです。 いずれにせよ、今の日本の歯磨き粉には大抵安全で効き目のある量のフッ素がはいっているので 上手につかうと有効だとおもいます。 かつて、水道水のフッ素添加が騒がれた時にはフッ素いり歯磨き粉はほとんどなかったそうですから 状況はかわっています。 それから、一つアドバイスをさせてください。 歯槽膿漏になって歯茎が下がり、歯の根っこが露出してる場合はそこから虫歯になる例がおおいので ぜひフッ素いり歯磨き粉をつかってみてください。
お礼
再度のご回答を頂き、誠にありがとうございます。 >政治的事情とフッ素の水道水添加、結びついています。大抵、反対しているのはそちらのほうの方のようです。 →子供が犠牲になってはいけませんよね。最近は特に何でも安全性が問題視されますが、いつも正しい情報が提供されていないように思います。情報を持っている人が勇気を持って公開しないと、情報のない一般人が利用されるのは当然の成り行きだと思います。新聞社を初め、マスコミの力が十分に発揮されていないのではと危惧します。 >歯槽膿漏になって歯茎が下がり、歯の根っこが露出してる場合はそこから虫歯になる例がおおいのでぜひフッ素いり歯磨き粉をつかってみてください。 →有難うございます。おっしゃるように日本の歯磨き剤には大抵フッ素が入っていると思いますが、調べてフッ素が多いものを使いたいと思います。 本当にご丁寧な回答を頂き、誠にありがとうございました。
- ringo_of_green
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>もしくはフッ素入りの水を販売したら良いんですよね ドリンクとしての水ではないですが、洗口液が売られています。 他のフッ素洗口剤と同様、歯医者や薬局のみですが。 洗口液(バトラーF洗口液0.1%) http://www.sunstar.com/7.0_press/2006details/2006_0228_01.html 水に溶かす洗口剤(ミラノール・オラブリス) スプレータイプのフッ素製剤(レノビーゴ) http://homepage3.nifty.com/RENOVIGO/renovigo_renovigo.htm 15年ぐらい前にソニプラで一見歯磨きに見えて、 ジェル状のフッ素洗口剤というのを買った事があります。 (今もあるのかどうかは、わかりませんが) それと地域の保健所でフッ素洗口を実施している所もけっこうあるんですね。 http://www.nda.or.jp/info/fusso.html http://www.ha-niigata.jp/info/child/kaitou_b.html
お礼
私は歯槽膿漏予防の為の洗口液を使っていますが、なるほどそれにはフッ素が入っていませんでした。ご紹介いただいた洗口液にはフッ素が入っていて、歯の再石灰化を促進し、フルオロアパタイトを作って虫歯に強くなるということですね。うーん、私は今のところ虫歯よりも歯槽膿漏の方が心配ですから使わないと思いますが、使うとしたらフッ素の取り過ぎにはならないようにしないといけないですよね。 長崎県と新潟県はフッ素利用に積極的なんですね。やはり、全国平均より虫歯が少ないとかの統計が出ているのか知りたいですね。 いろいろと情報提供下さり、とても役に立ちました。 ご回答を頂き、誠にありがとうございました。
- Kamogawa27
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No4です。 >私はフッ素を水道水に絶対入れるべきだと思って質問したわけではないんです。 >フッ素について我々国民は正しい情報を持っていないのではと危惧したんです。 そうでしたね、少し書き方がフッ素入れるの賛成です、みたいになってました。 スミマセン。そうですね諸外国で当たり前の事を日本でどうするか論議をすべきですよね。 >虫歯は唾液感染だけで広まるのですか?人生途中でなることはなるのですか? 専門学者ではないので受け売りですが 虫歯菌(ミュータンス菌?)が居ない人はいくら甘いものを食べても歯を磨かなくても虫歯にはなりません。 日本人の10%は虫歯菌を持たない口内環境だそうです。 口の中の菌のバランスは5歳くらいまでに決まるそうで、菌のバランスが決まった状態以降は新たな菌は住めないしバランスも変わらないそうです、 なので5歳くらいまでに虫歯菌が入らなければ虫歯菌の居ない口内環境となるようです。 しかしながら子育てでは親が味見や熱さを調べたスプーンでそのまま子供にあげたりする事で虫歯菌が移っていくようです。 スプーンや箸を子供の食べるものとは代えるを徹底すれば虫歯菌が居ない、もしくは少ない子供になると言う事です。 No5さんの海外で育った歯磨きしない子供が虫歯無いというのは フッ素の作用で虫歯菌が子供に移ってもその度に撃退してくれたりするという事かな? それなら尚更フッ素を水道水に入れて欲しいですね。 もしくはフッ素入りの水を販売したら良いんですよね、これ我ながら良い案ですね。 しかしながら歯科は開業医が多く新しい技術が浸透しにくい世界だし閉鎖的だと考えます、古い技術を今でもし続けている医者も居るでしょうし、 3MIX法という もしかしたら画期的かもしれない治療法も日本歯科医師会はそっぽ向いているようですし。前記したような事が裏で無い事を祈るばかりです。 2度も長々と失礼しました。
お礼
>なので5歳くらいまでに虫歯菌が入らなければ虫歯菌の居ない口内環境となるようです。 →そうなんですか。驚きました。あまりフッ素を摂取すると身体に悪いと思う人は、5歳以降は普通の水を飲めばいいんですかね? >もしくはフッ素入りの水を販売したら良いんですよね、これ我ながら良い案ですね。 →名案ですよ。それから私が言った5歳までは特にですね。(^^) >しかしながら歯科は開業医が多く新しい技術が浸透しにくい世界だし閉鎖的だと考えます、古い技術を今でもし続けている医者も居るでしょうし、 →なるほど、思い当たるフシがあります。歯科によって治療のレベルが違いすぎるのです。 再度のご回答を頂き、誠にありがとうございました。大変勉強になりました。
- timeup
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海外在住が人生の半分程度ですが、私の子供たちは全員が海外育ちですが、殆ど歯を磨いていません(~_~;) でも虫歯がないのはそのためかも知れません。 大人でも再石灰化もあるから、 口内を綺麗に磨いてから、殺菌剤で充分に口内殺菌をして フッ素入りで磨いて置くと、かなり良いようですよ。 私は日本では多くの人に薦めていますが、歯科ではないので参考までに。 此れの試験的なのが日本でもやっていますね。
お礼
>海外在住が人生の半分程度ですが、私の子供たちは全員が海外育ちですが、殆ど歯を磨いていません(~_~;) でも虫歯がないのはそのためかも知れません。 →へえー、驚きですね。虫歯はなくても歯を磨かないと口臭が・・・。失礼しました。でも、貴重な情報です。 ご回答を頂き、誠にありがとうございました。
- Kamogawa27
- ベストアンサー率23% (108/455)
どうもこんにちは。 オーストラリアだったか 水道水へのフッ素導入前とその後では子供の虫歯が10分の1になったと言うデータがありますし 先進国でフッ素を導入していない国は日本だけと言われています(韓国だって入ってます) その事を考えるとフッ素を入れていないことが他国と比べ虫歯が多いことと関係あるという見方は正しいと思います。 私もこれだけ諸外国で認可している事を厚生省が渋っている事がおかしいですね、歯科協会からの自民党議員へ献金問題が以前ありましたが その圧力かもしれません? しかしながら欧州はわかりませんが アメリカでは通常年に数度も検診だけの為に歯科へ行かれますよね、 歯並びの矯正も盛んですし、かみ合わせ=健康と言う事でしょうが 日本人が欧米に比べ歯に関して疎かなのも事実ですね。 私はフッ素ジェルを毎晩使用しています、もうとっても手遅れですが 子供にも子供用のを使用しています。 この製品は日本の大手が出していますが歯科材料扱いなので歯科医や大学病院売店でしか売ってません、普通に販売して欲しいものです。 昔は小学校で昼に歯磨きしている子は居なかったけど 今ではみんなするようですので日本も随分変わって来てるとは思います。 しかしながら生まれた子供に親が唾液感染で虫歯菌を移さない努力をすることが一番の良策だと思います。
お礼
>オーストラリアだったか水道水へのフッ素導入前とその後では子供の虫歯が10分の1になったと言うデータがありますし →その歯科医がそのように言っていました。日本ではフッ素に対して偏見があるのだとか・・・。 >私もこれだけ諸外国で認可している事を厚生省が渋っている事がおかしいですね、歯科協会からの自民党議員へ献金問題が以前ありましたが その圧力かもしれません? →なるほど、読みが深いですね。フッ素を入れないと虫歯になるので、歯科医が儲かる。それから、歯磨剤を作っている製薬会社が儲かる。国民の健康を犠牲にして儲けているのかも知れませんね。これって、血液製剤やアスベストの構図と同じなのでしょうか?私はフッ素を水道水に絶対入れるべきだと思って質問したわけではないんです。どうも、フッ素について我々国民は正しい情報を持っていないのではと危惧したんです。 >しかしながら生まれた子供に親が唾液感染で虫歯菌を移さない努力をすることが一番の良策だと思います。 →虫歯は唾液感染だけで広まるのですか?人生途中でなることはなるのですか?うーん、キッスは奨励しない方がいいですかね?(笑) とても考えさせられるご回答でした。ありがとうございました。
わたしもNo.1の方同様、親の不勉強だと思います。 虫歯になってからの対策にばかり力を入れてしまい、虫歯の予防という大原則を怠っている親が多いんじゃないですか。 あとは、夜遅くまで塾や宿題をして、夜食と称して遅い時間に食べ物を与え、その後の歯磨きをおろそかにしてしまっています。 歯並びの矯正をしている子供を見ればわかりますが、欧米では早いうちから器具を取り付けているのに、日本の子供は、見てくれが悪いだの、かわいそうだので、あまり矯正をしている子を見かけませんよね? 下手をすると「いじめ」の対象にもなりかねませんし。 そういうところから「歯」に対しての考え方が違っているので、フッ素を水道水に入れたからって、他の環境因子が変わらない限り、虫歯も減らないと思います。 もちろん、虫歯になりやすい子・なりにくい子はいますが。 ちなみにわたし(30代半ば)は虫歯はありませんが、歯磨きは1日3回5分以上やっているので、なりにくいというよりは、歯磨きをできる環境のおかげで虫歯がないと思っています。
お礼
>欧米では早いうちから器具を取り付けているのに、日本の子供は、見てくれが悪いだの、かわいそうだので、あまり矯正をしている子を見かけませんよね? →これもあるでしょうね。私はそんなに歯並びが悪くはないのですが、子供はさせました。一生のことですからね。見てくれも良くなりますし、多分噛むことにも、話すことにも関係しているでしょうし。 >そういうところから「歯」に対しての考え方が違っているので、フッ素を水道水に入れたからって、他の環境因子が変わらない限り、虫歯も減らないと思います。 →水道水にフッ素を入れると、唾液中のフッ素も増えて虫歯になりにくいのだそうですが・・・。以前、宝塚市が水道水にフッ素を入れていたのではなかったでしょうか? ご回答を頂き、誠にありがとうございました。
- pqbdpq
- ベストアンサー率31% (28/90)
日本のお菓子メーカーが頑張りすぎているからですね
お礼
聞くところによると、アメリカなどの子供の方が日本よりずっと多くの糖分を摂取しているのだそうですよ。 ご回答を頂き、誠にありがとうございました。
日本人全員が「歯磨き」や「虫歯」に対しての認識が低すぎるから。フッ素は関係ないと思う。 …父が技工士で歯科医院に勤めていたのに、私は虫歯だらけ。治療も父の勤め先に春休みや夏休みなどにしか通えませんから(この段階で認識が低いです!)、悪化するだけ悪化してから治療する。 治療が必要になる前に 歯磨きを教えてくれればよかったのに。 _私のダンナも同じような経験をしていて(田舎で歯医者が遠いため子供一人では通えない)40代で夫婦二人で歯医者通いです。虫歯の重大性を身をもって味わってきたので、子供には歯磨きをちゃんとして~12歳の今、虫歯ゼロです。 息子たちの年代だと 親が苦労したので子供には…とちゃんと指導して虫歯がかなり少ないみたいです。 妊娠中のカルシウムの摂取量も関係あるかもしれないけど… 親が不勉強だと虫歯だらけなのは確かです。
お礼
>日本人全員が「歯磨き」や「虫歯」に対しての認識が低すぎるから。フッ素は関係ないと思う。 →そういう面もあるかも知れませんが、他の国が全てしっかり歯磨きをしていると言えるのでしょうか?フッ素が関係ないのだったら、どうして歯磨きペーストに必ずといっていいほど、フッ素が入っているのでしょうか? >親が不勉強だと虫歯だらけなのは確かです。 →なんでも親がしっかりしないと子供が被害を受けますねえ。 ご回答を頂き、誠にありがとうございました。
お礼
>水道水にフッ素を添加して、フッ素摂取量を増やすした地域では虫歯の発生率が低下した、というのはデータとしてはっきりとあるものです。 →これは日本のデータなのでしょうか?ただ、虫歯は減ったけども、他の健康面に害を及ぼしたということはなかったのでしょうか?そんな細かいことまでは分かりませんよね? >微量のフッ素が良い働きをしますがフッ素をとりすぎるのはけっして良いことではありません。 →食塩も身体には必須の物質だけど、摂取過剰だと害になる。同じですよね。なんでもバランスですよね。 >地質によっては、水道水に添加される量よりも多く、自然に含まれる地域もあります。 →少ない地方の水道水に添加するのはどうでしょう?多いところはやはり虫歯が少ないのでしょうね?それから、歯磨き粉にフッ素の量が違うものを作ればいいのではないでしょうか?画一的だから問題なのではないでしょうか? いろいろな問題を提供して頂いたと思います。兵庫県の宝塚市だったか、以前水道水にフッ素を添加していて濃度の調整が悪くて批判を浴びて止めたことがあったかと思いますが、違っているでしょうか?これが、日本国内のフッ素に対して過剰なまでの拒否反応に繋がったということはないのでしょうか? いずれにせよ、ご専門の歯科医さんがおっしゃるように難しい問題だとは思いますが、もっと国民的な議論になるように、歯科医自らがいろいろな場で問題をどんどん提起して頂くのがいいのではないでしょうか?今のままだと、あまりに誤解が多くて、国民はいろいろと不信感を持つだけだと思います。私だって今までの情報によって、どちらかの意見に大きく傾いていたかも知れないと思うのです。 貴重なご意見をありがとうございました。