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地盤改良が必要か? どのような手法を採用するべきか?
同じような質問があるとは思いますが、よろしくお願いいたします。 SS方式で地盤調査をしてもらったところ(3点)、地盤改良が必要といわれました。このくらいの値ですと、通常どのような改良をするのでしょうか? 我が家の場合、杭を20本ほど打ち込むとのことなのですが、、、。 基礎はベタ基礎です。 ■A地点 深さ N値 qa 0.25 粘性土 3.0 30.0 0.50 粘性土 3.0 30.0 0.75 粘性土 4.0 50.0 1.00 粘性土 3.0 30.0 1.25 粘性土 3.0 30.0 1.50 粘性土 3.0 30.0 1.75 粘性土 3.0 30.0 2.00 粘性土 3.6 45.0 2.25 粘性土 3.4 42.5 2.34 礫質土 118.1 945.1 ■地点B 深さ N値 qa 0.25 粘性土 3.6 45.0 0.50 粘性土 3.6 45.0 0.75 粘性土 5.8 72.5 1.00 粘性土 3.0 30.0 1.25 粘性土 3.0 30.0 1.50 粘性土 3.0 30.0 1.75 粘性土 3.8 47.5 2.00 粘性土 6.2 77.5 3.00 粘性土 1.5 15.0 <- (*) 4.00 粘性土 6.0 75.0 5.00 粘性土 7.6 95.0 6.00 粘性土 10.0 125.0 7.00 粘性土 11.4 142.5 8.00 粘性土 14.2 177.5 ■地点C 深さ N値 qa 0.25 粘性土 3.4 42.5 0.50 粘性土 3.6 45.0 0.75 礫質土 6.0 48.2 1.00 粘性土 3.4 42.5 1.25 粘性土 3.0 30.0 1.50 粘性土 3.0 30.0 1.75 粘性土 3.0 30.0 2.00 粘性土 3.0 30.0 3.00 粘性土 3.0 30.0 3.75 礫質土 11.1 88.9 4.00 粘性土 7.2 90.0 5.00 粘性土 4.6 57.5 6.00 粘性土 4.6 57.5 7.00 粘性土 11.0 137.5 8.00 粘性土 20.2 252.5 (*)の場所が大変弱いのが気になるといわれています。
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前の回答は、否定的な内容が多すぎたかとも思いますので、補足も含めて。 業者が杭を打ちたがる、と言うようなことを書きましたが、品確法などによる構造体部分の10年保証もあり、業者としては、少しでも不安がある場合は、杭を打ったり、地盤改良したりするようになっては来ています。 業者も、将来に不安を残したくないので、その部分は理解できます。 但し、これも悪しき風習と思っていますが、地盤改良に係る費用の別請求が非常に多く見られます。 よく、契約書に「請負金額○○円 但し、地盤調査の結果により地盤改良等が必要になった場合の費用は別途とする。」などと書かれていたりします。 これも、業者側からすると、契約をしてもらわなければ地盤調査をしない(できない・地盤調査の費用が無駄になるから)、地盤調査をしないと地盤改良が必要かどうか解らない、だから費用は別で請求する、となり、解らないでは無いとも言えます。 地盤改良費がかかるから本体ごと契約をやめてしまう事はほとんど無いようですし、業者としても、お金は改良業者にまっすぐ行くので、罪悪感も無いのかも知れません。 しかし、施主側からすると、おもしろくないのは当たり前ですよね。 業界の悪いところです。 もしかすると、moguimarlさんの件もこのパターンかも知れないな、と思いました。 業界にいながら、悪い話ばかりしましたが、あくまで、ある奴の考えですので、moguimarlさんの場合がそうだと決まったわけではありませんので、ご承知おきを。 さて、地盤改良の方法についてですが、杭にするか柱状改良にするかは、上に乗るものがどんなものか、支持地盤の深さがどの位か、などにより決まります。 概ね、支持地盤が浅い場合は柱状改良、深い場合は杭、住宅では杭、物置等では柱状改良、と判断される場合が多い(判断する人が多い)と言えます。 記載からすると、あまり急峻ではない傾斜地を造成した土地かと思われますが、その場合、今回のように、使い分けられても問題ではなく、概ね適切な判断がされているのかなと思われます。 地盤の判断は、文面だけでは難しいものがあり、施工者をどこまで信用できるか、という一点に尽きるかと思います。 不審な点があるのならば、納得のゆくまで、説明させるのが第一歩かと思います。 また、業界には、お客さんが納得するまで説明する義務があり、説明する努力が足りない、もっと勉強すべきだと思っています。 話がそれました。 なかなか、結論に至るような回答ができず、申し訳ありません。
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- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
>私が疑問に思ったのは、周囲の家で杭を打つような地盤改良をしているところはないのに、家だけが杭を20本も打つような改良が本当に必要なのかということなのです。 ボーリング結果が周囲の家に当てはまるならば、周囲の家は不同沈下に悩まされ、壁に亀裂が入ったり、建て付けが悪くなったり、雨漏りが始まったりで大変なことになると思いますよ。8mもの圧密されていない粘土層があるところにベタ基礎は無理です。杭を打ち込むのが最も確実で経済的な方法だと思いますがね。下に確実な支持層がありますから将来に亘って安全が確保できると思いますよ。
- devolatilizer
- ベストアンサー率30% (78/254)
こんにちは。 専門家ではありませんが、家を建てた時の経験からです。最終的な結論は専門家の方が諸情報から判断されるのでしょうが、目安として500N加重で自沈する層が1m以上あると、杭基礎(柱状改良かパイル打ち)というのが目安だそうです(リンク先には、住宅保証機構の基準と記されています)。N値で1.5というのは500N自沈に相当するので、1mあるのかどうかは微妙ですが、まあ単純に白黒決めますと、対策が必要ですということになるのだと思います。 柱状改良は8m程度、鋼管は20m程度まで対応できるそうですが、あまり深くない場合は、柱状改良の方が安くて済むため、深さが多分浅くなる駐車場部分を柱状改良にするというのは、理にはかなっていると思います。2種類の機械を使ってもそちらのほうか安かったのではないでしょうか。 拙宅は3社に見積もりをとり、そのうち2社は地盤改良についても、考慮してくれましたが(残りは別枠で契約後とのこと)、同じデータを渡しているのに、一方は改良不要、一方はパイル打ちと、異なった結果となってしまいました。
お礼
ありがとうございます! 経験者の方のお話を聞けて嬉しく思います。 書き方が悪かったかもしれませんが、N値が1.5の部分は25cmしかなく、その前後は3以上ありました。(0.25間隔の表で見ても3を下回ったのはそこの1カ所のみです。) 説明者の解説がどうもピンとこないというか、納得のいく説明を得られなかったので自分でもネット等でいろいろ調べたのですが、粘質土でN値が3~4というのは、そこまでひどい軟弱地盤とは言えず改良するかどうするかというくらいの値で、さらに我が家の場合7m掘ればわりと堅い地盤にあたる感じなのに、何故選択肢として鋼管杭しかないのか全然説明がないままです。 自分でしらべなければその他の改良の方法(柱状改良など)があることさえも告げられなかったと思います。 他の方へののお礼蘭でもふれていますが、家は2mの擁壁がある土地です。何故、柱状改良がダメなのかとシツコク聞いてみたところ、その2mの段差があるため重機をあげるのにお金がかかる、鋼管杭の重機の方が柱状改良の重機よりも軽い(小さい?)ため、その分安くすむということも言われました。本当でしょうか!? また、2種類の改良法をとることは確実にオーバーヘッドが高いこともわかっています。現在鋼管杭は20本打つ予定なのですが、杭自体の見積価格というのは1万円くらいで杭をあと10本追加しても+10万ですむ計算になります。なので柱状改良ではなく駐車場の方も杭を打ってはどうかと提案もしてみたのですが、柱状改良と鋼管杭の改良では地帯力(チタイリョク?)が変わってくるためそれはできないとか、そのようにした場合構造計算からやりなおさなければならず余計にお金がかかる、というような内容の説明をされています。(解説の途中で専門用語のようなものがでてくるので、説明の100%を理解することができません。) devolatilizerさんの場合は3社に見積もりをとられた、とのことですが、家の場合は既に工事をはじめてしまってからこのようなことを言われたため(しかも解体工事からして遅れている)、現在の計画では他社に相見積もりをとっている時間がありません。 でも予定をおくらせてでも、セカンドオピニオンを受けるべきかもしれないと思い始めています。
- kkknagisa
- ベストアンサー率52% (220/418)
moguimarlさんの場合、と言うのではなく、あくまで一般論として書きます。 周辺の家に、特に支障がないにもかかわらず、新しい家は杭が必要だ、地盤改良が必要だ、というのは業界の者としても、おかしな状況だと思っています。 なぜ、こうなったかをごくごく簡単に書くと、従前は、現場の地質なりを見て、設計者が地耐力を判断していたが、法律が変わって、地盤調査が必要になった。 さらに、地耐力によって、使用できる基礎の工法が決められた、ためです。 要するに、昔は経験から判断していたが、今はデータを求められるようになった、ということです。 そして「安全側に考えて杭を打ちましょう」となる場合が多くなったと言えます。 このことは、良い方に考えれば、安全を考えての措置だ、となりますが、悪い方に考えると、設計者が安全に対する判断から逃げている(少しでも危ないと言える部分が有れば、すぐに杭を打ってしまう)、更には工事費を高くするために「安全」を売り文句に杭を打たせる、と言うようなことも有ると思っています。 また、標準的にベタ基礎としている会社が、地盤調査の結果を基に、杭を打つ場合が有りますが、その場合に、ベタ基礎の配筋仕様なりを変更しているかも気になるところです。 杭が有ると無しでは、基礎にかかる力が正反対になりますので、当然、配筋などの変更が必要なのですが、地盤調査の結果が良くない→基礎は変えずに杭だけ打つ、という安易な、危険な対応をしているところも見かけます。 ま、きちんと対応している会社も多いですが。(多いと思いたいですが、かな?) ちなみに、moguimarlさんのデータから、私が判断するとすれば、ベタ基礎で充分、とすると思いますが。 実際には地質とか周辺状況とかも調べてから判断しなければならないのですが、データだけを見た感じでは、ですが。
補足
丁寧なご回答ありがとうございます。 追加質問的になってしまうかもしれませんが、実は今とても迷っているというか疑問に思っていることがあるのです。 というのは、うちは2m程度の擁壁があり、擁壁下(北側)が道路です。道路面と同じ高さに地面を奥行き4m程度掘り崩し、階段状にして駐車場をつくる予定です。つまり土地の南側4分の3が北側の4分の1よりも高くなっており、その高い部分に家があって道路側に駐車スペースがある感じです。 鋼管杭を打つとされている部分は南側の家の基礎部分です。最初の質問ではその部分についてのみ相談致しました。一度は私も杭を打つことで納得していたのですが、駐車場の方も新たに地盤調査をしたところ、そちらも地盤が悪く改良が必要で、そちらは杭ではなく柱状改良をすると言われました。 みなさん地盤改良のことでどのような手法をとるか、迷われていると思いますが、高々60坪程度の土地の半分は杭を打ち、半分は柱状改良で、というのは聞いたことがなかったため、なんだか不信感が募り、家側の鋼管杭についても業者の言うなりでいいのか、という不安が出てきたためこちらに質問を投げさせてもらいました。 元々建っていた家は築38年経過した古い木造住宅でしたが、とくに傾いているとか沈んでいるとか、そういうことはありませんでした。周囲の家でもブロック塀などが傾いたという話は聞いたことがありません。多少湿気の多い土地なのですが、湿地帯だとか元田んぼということもありません。 既に元の家の解体が終わり、基礎工事に入った段階で、追加の地盤改良工事と言われたために判断するための十分な時間がありません。非常に困っています。
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
#1です。再び出て来ました。#2さんのご指摘は全く正しいのですが、これはデカいビルを建てるときの調査です。一般家屋でしかもせいぜい3Fどまりの木造となればこの程度のボーリングデータでじゅうぶんです。粘土層の下にはじゅうぶんな支持力のある支持基盤があることが判っており、せいぜい20m四方くらいの間でその深さが激減する確率は非常に低いとの判断なのでしょう。 粘土層の地盤改良をやらなくても鋼管杭などという贅沢品ではなく、コンクリートパイルを止まるところまで打込んでその上に基礎を乗せるという方法でいいと思いますよ。粘土層の上にいきなりベタ基礎は駄目ですね。
お礼
ありがとうございます! たてている家は木造の2F、けっこう延床30弱のわりと小さい家です。 私が疑問に思ったのは、周囲の家で杭を打つような地盤改良をしているところはないのに、家だけが杭を20本も打つような改良が本当に必要なのかということなのです。 昔はこれくらいでは杭はうたなかったが、最近は確認申請も厳しくなってきているので、と言われたのですが、厳しくなっているという申請手続きの基準のような物もハッキリしないですし、、、。 また、SS方式のことが書いてあるサイトをいくつか見てみたところ、N値が3程度の粘質土で杭を打つのは大げさなのでは?と不安になっていたところでした。 #1さんのご回答はとても参考になりました。
- mono_biwa
- ベストアンサー率30% (39/128)
地盤改良が必要か?との質問ですが SS調査のデータと基礎はベタ基礎ということだけでは 到底判断ができません。 >杭を20本ほど打ち込む 鋼管杭でしょうか。でしたら、SS調査のデータ だけでは不十分と思います。換算N値20程度では 杭を貫通させることもできますし... 地盤改良等を判断するには 1、近隣の建物外壁の状態・境界ブロックの倒れ等周辺状況の調査 2、古地図等から旧地盤の推測 3、地盤調査データ(近隣のボーリングデータ等) 4、経験 が必要と思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 杭は鋼管杭と聞いています。 周辺の状況ですが、今の家を建てる前に筑38年の木造2Fの古い家が建っていましたが、とくに傾いたり地盤沈下したりということは見受けられませんでした。周囲の家も傾いているという話は聞いたことがありません。 古地図等はみたことがないのですが、今度設計士さんや工務店さんに確認してみます。近隣のデータに関しては、ネット上でかなりおおざっぱな物が出てたのを見たのですが、とくに問題が指摘されているような結果ではなかったようです。
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
最大10m程度の杭を打てばいいようですね。そうすれば危険と指摘を受けた層も貫通してしまいますから大丈夫でしょう。数mの粘土層は荷重をかけると確実に沈下しますから住宅の基礎からこの層に力が伝わることがないように留意してください。
お礼
ありがとうございます。大変参考になりました。 問題は納得のいく話し合いが行われていないことだと思いました。 今回のケースでは地盤改良=鋼管杭という限定的な形で話を進められとにかく50万かかるということだけで、最初から半信半疑だったのですが、工事に入ってしまった段階になってもっと改良が必要、さらに数十万かかる、しかも改良の方法は前回とは別の方法をとると言われたため、不信が一気に募りました。 話し合いの場を設けて、納得いくまで説明してもらうことにしました。 ありがとうございました!