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姑穫鳥の夏の疑問点
京極夏彦氏の処女作品である「姑穫鳥の夏」を以前読んでいて、読み進めている間や読み終わった直後はその話が放つえもいわれぬ魅力と斬新さからかなんだかしっくり納得して読んだ感があったのですが、最近になってふと一つの疑問が沸いてきてしまいました。 拙い私の記憶によれば、久遠寺梗子に恋心を抱いていた藤牧氏が関口巽を介して梗子に恋文を送るところを、間違えて久遠寺涼子に恋文が渡ってしまったところからそもそもの事件の原因となる部分が始まると思うのですが、その後がどうにも納得がいかないんです。恋文を受け取ってもらえた藤牧氏はその後「京子」となった久遠寺涼子と何度も逢引をしていました。しかし、藤牧氏は涼子ではなく、梗子に対して激しい恋心を抱いていたはずです。いくら涼子と梗子が双子だとはいえ、自分の恋する相手をそうそう間違えるものなのでしょうか? なんだか聞けばきっとなんのことはない、至極簡単な答えが出てきそうではありますが、どうにも腑に落ちないので、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけないでしょうか?
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noname#126060
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- debya1959
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- nekokichi03
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- hum-00
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回答No.1
お礼
ご回答どうもありがとうございます。 初めに、云われてみれば確かにそもそも双子ではありませんでしたね。かなり拙い記憶を基に質問をしてしまった為、見事に間違えました。実は質問をした後にしばらく考えていて、夫婦となった後でそれまでの付き合いのことで話し合っていたのか否かというところで、朧げながらにも確かどこか作中にそれについて言及してあったところがあったようではあると思ってはいたのですが、手元に肝心の本が無く、確証が得られるまでには至っていなかった為、考えあぐねていました。しかし、それについてのくだりがちゃんとあったということでその点すっきりしました。 間違えて(もともと梗子を望んでいた藤牧氏にとって間違えという言い方は変なのかもしれませんが)夫婦となるのも、その間違い云々を疑う以前に特殊な状況によってお互い何も気付かぬまま結婚までに至ってしまったというご回答の説明通りなのだと思います。 ようやく納得出来ました。どうもありがとうございました。