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携帯電話の所有者
シムロック解除が事件となりました。よくわからないのですが携帯電話の所有者は誰になるのですか?個人が所有者なら何が問題なんですか?携帯電話会社のビジネスモデルがおかしいだけに感じるのですが?
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#2,5,8,9,10,11です。 >たとえば中古のデジカメを売買するのにあたり、デジカメを機能させるのに当然に付随するプログラムについて、著作権により使用を禁止されてはいないと思います。では携帯はどうなのか? プログラムの実行はCDからハードディスク、またはハードディスクからメモリーにコピーするという複製という部分を含んでいるために、複製権があるのかどうかがまず問題になります。この部分はユーザとメーカが直接結んだライセンスという契約によって許諾されています。このライセンスに付帯事項がついていて、その部分がユーザに不利益になるのかどうかがよく問題になりますが、その部分を置いておくと、ユーザがライセンスをよしとしないとしてライセンス契約を拒否すれば、プログラムを実行することは複製権を侵害することになります。 もう一つはプログラムの同一性保持権であり、プログラムを改変すると著作権法に触れることになります。これはライセンスの文章にもよく書かれていることです。ただ、ハードディスクからメモリーに転送する際にそのままのバイナリーでは動作しませんから、一部を書き換えてコピーします。その点に関してのみ著作権法では容認することになっています。 以上のようにデジカメでも携帯でも添付されているプログラムをユーザが書き換えることは著作権法に抵触することになります。これを回避するには携帯電話の制御プログラムを1から開発するか、ライセンスを供与してもらうことしかなさそうです。
お礼
提起してだいぶたつので、この質問をいったん閉めさせていただきたいと思います。問題点をだいぶしぼり込むことができました。長い間お付き合いいただきありがとうございました。またお礼がおくれ申し訳ありませんでした。
補足
>ユーザに不利益になるのかどうかがよく問題になります まさにその点が問題と考えます。ユーザーの携帯電話に対する財産権を一方的に否定する契約を何の説明もないまま押し付けていること事態に問題があると考えています。