- ベストアンサー
天体写真の合成について
星雲や星座等を撮影したとき、写真説明に「○枚合成」との言葉がでてきますが、合成の意味や具体的な方法を知ろうとしても、なかなか見当たりません。これから天体写真の合成を始めようとしているので、どなたか教えてください。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 これはコンポジット合成法の事ですね。 ちょっと時代がさかのぼりますが、フィルムを使った写真についてまず述べます。 近頃はISO3200 とか 1600 なんていう高感度フィルムが簡単に入手できるようになり、かなり濃い発色が得られるようになりましたが、それでも小口径の望遠鏡撮影など、光の量が少ない場合や短時間露出では、画像は非常に薄い物となります。 ネガは色や明るさが反転して写るので、真っ暗な部分はスケスケに写ります。 従って、露出が少ない写真はほとんど何も見えないスケスケ状態になります。 恒星の写真は点にしか写らないので、まだいいのですが、惑星や星雲など広がりがある物を少しでもよく見えるようにする為に、同じ日に何枚も写真をとって、それを全部向きや位置を合わせてぴったり重ね、みかけの画像を濃くして引き伸ばし、きれいな写真を得る方法です。 近頃は、フィルムスキャナーで取り込んだ画像をパソコン上で重ねる事が出来るようになり、位置合わせが非常に楽になりました。 更に、デジカメで撮影して直接パソコンでこの作業を行う方法もあります。 当然、原理的に、流星など、一瞬の写真ではこの方法は使えません。
その他の回答 (3)
- myeyesonly
- ベストアンサー率36% (3818/10368)
失礼しました。 質問文をよく見ると「星座」がありますね。 コンポジット合成は星座でやらない事もないですけど、(例えばオリオン座バーナードループは星座のかなりの部分を取り巻く巨大な星雲です)通常、星座撮影で用いられるのは、他の方の回答の分割合成の方ですね。 私の前の回答は、小さいもの、暗いものなどに用いられます。m(__)m
- chie65536
- ベストアンサー率41% (2512/6032)
星雲や星座を1枚の写真で撮らず、右上で1枚、右下で1枚、左上で1枚、左下で1枚、というように細かい部分に分けて撮り、最後に貼り合わせて1枚にするのを言います。 簡単に言うと「隣り合った2枚の重複部分を切り落としてピッタリ合うようにして、貼り合わせ」です。 今では写真を高解像度でパソコンに取り込んで、画像データとして貼り合わせ加工するのが一般的です。
お礼
ありがとうございました。大変参考になりました。
- PrintScree
- ベストアンサー率25% (538/2091)
「○枚合成」というのは、デジタルカメラで撮影した物だと思いますが、如何でしょうか?撮影機材も一緒に書いてあれば機種名で分かります。 また、合成に使用するソフトですが、「ステライメージ」というのが優名です。 合成方法は、コンポジット方式だったと思います。 フィルムでは、合成は難しいと思うので、デジタル以上の露出時間をかけるのが普通です。 デジカメの場合、露出時間が長すぎるとデジタルノイズが顕著になり、星なのかデジタルノイズなのか分からなくなるため、少ない露出時間で数枚撮影しパソコンで合成して、フィルムでの1時間露出などと同様の結果を得ています。
お礼
早速ご回答いただき、ありがとうございました。天体撮影については以前から興味を持ち、フィルム写真(キャノン)では、オリオン星雲等の撮影を行ってきました。現在は、キャノンPowerShotおよびキヤノンE0sDegitalと、ビクセン反射望遠鏡(口径20cm・赤道義で自動追尾)で撮影を行っています。しかし、デジカメでの写真等、パソコンでの合成処理をしたことが今まで全くなく、今後更に良い写真を得るために勉強していきます。ソフト名大変参考になりました。ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。私が現在行っているのは、天体望遠鏡にデジカメを直接セットして撮影する方法です。問題は、天文関係の雑誌で「○枚合成」という言葉が頻繁に出てくるのですが、その意味・具体的な方法がわからず今回の質問を出した次第です。これからも勉強していきます。ありがとうございました。