中東の国々(イラク・イラン・エジプト・シリア・レバノン・アラブ首長国連邦など)は、ほとんどがアラブ国家です。アラブ国家とは、その国の多くの人がアラブ人だったり、指導者がアラブ人の国です。アラブ人はイスラム教徒が多いので、中東の国々は、イスラム国家とも言えます。
一方、イスラエルはユダヤ人国家です。ユダヤ人はユダヤ教徒が多いです。ユダヤ教徒をユダヤ人ということもあります。
重要なのは、アラブ人・アラブ国家はイスラエル・ユダヤ人を非常に嫌っているということです。去年か今年かは忘れましたが、イランのアマデニジャド大統領が「イスラエスは地図から抹消されるべきだ」と言って、アメリカやヨーロッパ諸国から批判されていました。こんな風に、アラブ諸国とイスラエルはいがみ合った状態にあります。
「ヒズボラ」は政治組織です。レバノン政府にも「ヒズボラ」の人がいます。「ヒズボラ」の特徴は、とても軍事的なことです。アフガニスタンの「アルカイダ」のようなものです。「ヒズボラ」はアラブ人・イスラム教の組織なので、イスラエル・ユダヤ人を嫌っています。レバノン政府はイスラエルとの共存を目指しているようですが、「ヒズボラ」が勝手にイスラエルに攻撃をしているのです。それをレバノン政府が止められないでいる状態です。
パレスチナ問題を述べると、メチャクチャ長くなるので、簡単に説明します。
大昔、パレスチナ(現在のイスラエルの周辺)には、ぽつぽつとユダヤ人が住んでいました。しかし、侵略などがあって、ユダヤ人は世界中に散らばってしまいました。18世紀頃から徐々にシオニズム運動(ユダヤ人国家を作ろう!という運動)が始まりました。その頃は、パレスチナの土地は人のあまり住んでいない荒れ果てた土地でした。そこにユダヤ人が移住して、開墾していきました。その後、パレスチナの土地は発展して、周辺のアラブ諸国よりも生活水準・賃金が高くなりました。すると、周辺のアラブ諸国からアラブ人がパレスチナの地に入植してきました。20世紀までには、ユダヤ人よりもアラブ人の方が多くなってしまいました。そして、戦後にパレスチナの地を半分はユダヤ人に、もう半分はアラブ人に分け与えるという決議が国連でなされました。ユダヤ人はこの決議に同意しましたが、アラブ諸国は反対し、「ユダヤ人を滅ぼしてしまおう」と戦争を起こしました。これが第一次中東戦争です。その後も、アラブ諸国とイスラエルの間で何度も戦争が起こって今に至ります。
重要なのは、パレスチナの土地は、ユダヤ人の物でもなく、アラブ人の物でもないということです。仲良く半分半分に分けるべきなのです。アラブ人は「自分の土地に侵入してきた侵略者」とイスラエル人を見ていますが、それは間違いです。ですから、共存するのが望ましいのです。
これがパレスチナ問題です。
アフガニスタン、ビンラディンの率いるアルカイダが、政権をとっていました。9・11の同時多発テロはアルカイダが行いました。ですから、アメリカはその報復のためにアフガニスタンと戦争したのです。
イラクは、大量破壊兵器(生物兵器・化学兵器・核爆弾)を持っているとして、アメリカが攻撃しました。実際は無かったようですが。
イラクの人々はフセインも嫌いでしたけど、アメリカも嫌いなので、イラクではいまだにアメリカ軍への攻撃が続き、戦争が終結しません。あと、イスラム教の宗派のシーア派とスンニ派がいがみ合っているので、宗派間での殺しあい(自爆テロなど)が続いています。これも戦争が終結しない理由です。
イランはウランを濃縮して原子力発電を行うと言って、ウラン濃縮を進めています。ウランを濃縮すると、原爆の原料ともなるので、アメリカやヨーロッパ諸国は濃縮をやめるように言っています。しかし、イランは止めようとしないので、ココでもいがみ合いが続いています。
断片的ですが、分かられましたか??
お礼
回答有難うございます。 沢山書いて頂けてとても嬉しいです(^^) 中東の国々にはイスラエル以外にユダヤ人国家はないんですね。 初めて知りました。 ということは、イスラエルの周りは敵だらけ!ってことになりますね>< きっとユダヤ教とイスラム教の神に対する考えが違うのも共存が出来ない原因なんですね。 大体の流れがつかめてきました☆ 本当に感謝感謝です♪ ただまだいくつか疑問なことが…。 ヒズボラはユダヤ人を倒すために出来た政治組織なのでしょうか? 現在壁を立てようと計画しているのはユダヤ人でしょうか?? 厚かましくて申し訳ないです>< もし時間があればでいいので答えて頂ければ嬉しいです。