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虫の目はどう見えてるの?
人間が虫眼鏡や顕微鏡じゃないと見えないような 小さな生き物の目はどのように見えてるんですか? 細胞の大きさはみんな一緒って聞いたので、 もし小さなものもよく見えてるんだとしたら 人間よりも性能がよいってことなんですか?
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虫やエビなどの目は複眼です。 明るさや色(哺乳類のような色に写るわけでなく、紫外線を感知します)しかわからない目の一つづつでキャッチした情報を、全体を丸く変形させたパノラマ風景として感じているようです。 また、魚は魚眼レンズといって、これも全体が丸いパノラマに変形して見えています。しかし、虫よりもずっと哺乳類に近い画像がはっきりよく見えています。 しかし、同じ哺乳類でもネズミと牛では目玉の大きさがものすごく違いますね。 でもネズミの目の方が「少ない細胞数でできている割によく見える」わけではありません。 実際、トガリネズミという原始的な小さいネズミの目はほとんど見えませんし、同じぐらいの大きさでも小鳥の目は人間よりはるかに高性能です。 目のレンズから入ってきて網膜に写った風景は、その部分の光を感じる細胞一つづつで情報化され、それぞれについている視神経で脳へ送られて一つの風景として感知されます。 当然、網膜の細胞が少ないと画素数が減りそうなものですが、鳥や哺乳類レベルだと、細胞一つの大きさに比べればそれぞれの目玉の大きさの差など問題ではありません。 それよりも、動物の種類や生態による目の発達の違い、そして情報を処理する脳の発達度の方が、大きな性能の違いになります。 詳しくは「人間の目 動物の目」という本をみてください。
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虫は人間よりも身体が小さいので、人間よりもずっと近くに焦点が合うようにできています。 人間の場合、2メートル先にあるものがちゃんと見えないと近視になってしまいますが、 たとえばアリの場合、2メートル先といえば、人間に無理やり換算すると800メートルも先です。 そんなに遠くばかり見ていてもしょうがないので、アリの目は自身の身体の大きさに合わせて超ド近眼に調整されています。 なので、身体が小さいゆえに小さいものが大きく見えたからといって、アリの目が人間よりも性能がいいということはないです。
お礼
なるほど!! そうですよね、焦点が違えばどんなに性能がよくても うまく見えないものもあるんですね! それぞれが自分の生活をしやすいように最適化されているんですね! ありがとうございました!
お礼
とても詳しい説明をありがとうございます! 複眼とは単純に目がいっぱいあるんだと思っていました! まるで違うシステムなんですね! どちらかというと1つの目で1画素という考えに近い感じですね?? 自分はてっきり基本”1細胞1画素”みたいに考えていましたが、 そんな単純な話ではないのですね汗 とても勉強になりました!ありがとうございました!