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アニメの制作会社ってどこでもうかるのか?
アニメの制作会社(東映アニメーションとかサンライズなどなど)ってどこで儲けているのでしょうか?テレビ放送するとテレビ局から多額の制作費が 支給されるのでしょうか?でも、最近テレビ局って、「放送してほしいんなら3分間のCM協賛企業(電波料)を探してこい!」とかいうんでしょ? テレビスポンサーまで業者側(広告代理店の場合もあるかと思いますが) が探してまでなぜテレビ放送したいのかがよく分かりません。分かる方教えてください。
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30分TVアニメの場合、制作費は第1話(全新作)で約1000万円、2話からはフィルムの使い回しがあるので約700~600万円が目安です。 オープニングの最後に「制作」として通常「制作プロダクション」「広告代理店」「TV局」の3社がクレジットされます。 TVアニメはこの3社(制作委員会)の協同作業で作られます。 まず、制作プロダクションが企画書を作成します。 売れそうなら制作委員会が放送にGOをかけます。 広告代理店は企画書をスポンサー企業に売り込み、広告枠を集めます。枠が集まらなければ、不足分を代理店が負担します。 企業は代理店にCM料を振込みます。 受取額の内訳は全国ネットなら1話につき ●制作プロダクション:550万円(制作費に充当) ●TV局:450万円(電波料・TV東京ならもっと安い) ●広告代理店:100万円(手数料) 合計1100万円程度です。 スポンサーはCM 12本/1話としてCM 1本につき100万円程度の支払いですね。 問題は「制作プロダクション:550万円」です。足りません。 そこで、キャラクターグッズやビデオソフトを販売してその版権料を制作費に充当します。だから商品の売れないアニメは放送されないのです。 あとサンライズ作品の場合、親会社の「バンダイ」の参加ウエイトが大きくなりますね。 「TV局:450万円」は何もしないのに不当に高いと思われるかもしれませんが、局は放送の内容に全責任を負っています。
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- D-Q
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アニメの製作会社っていっても、原作は別って事が多いですよね。例えばマンガ雑誌があって、それがテレビアニメ化されるとすれば、その版元の出版社が製作費を一部負担します。勿論テレビ局も出資社のひとつに入れば、製作費を負担します。 そのアニメ化によって商品化・キャラクター化する可能性が高いですから、すると玩具メーカーや食品メーカーが参入して出資しますよね。DVD等になって販売されればそのロイヤリティも発生します。 製作会社の協力率が高ければ、仮に商品化して商品が売れた際のロイヤリティか貰える事もあります。 その後、海外に番組売る、番組販売収入・その商品化収入が発生しうるでしょう。
お礼
ありがとうございます。(お礼が遅くなり申し訳ありません)制作会社としては番組放送後の作品の2次利用に備えて、番組放送にかかる制作費は赤字でもかまわないといったとことでしょうか?テレビ放送されることによって もたらされる2次収入ってそんなに魅力的なものなのでしょうかねえ。
- akios
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契約するときの条件によっては必ずしもとはいえませんが、大体こんな感じの収入があるようです。 ・ビデオ化やCD化などの二次使用によるロイヤリティ収入 ・CATVやPPVでの収入 ・海外の放送局への番組販売 ・キャラクターグッズ商品化によるロイヤリティ ・企業タイアップキャンペーンなどのキャラクター使用料 製作側の人件費も安いようですよ。まあ、アニメーターといえば、やっぱり好きでやってる人が多いので、収入にはこだわりがないのでは?そのかわり、エンディングのスタッフロールに名前が出るのでがんばれるといった話を聞いたことがあります。
お礼
お礼の連絡が遅くなり、誠に申し訳ありません。やはりただテレビ放送するだけでは赤字なんですね。制作会社としてはそれを2次利用してはじめて制作コストの回収ができるといった具合なのでしょうか?有難うございました。
お礼
お礼の連絡が遅くなり誠に申し訳ありませんでした。具体的な数字入りでの 解説で非常によく内状を把握する事ができました。どなたの回答にもあるようにただテレビ放送するだけではコストが回収できない様子ですね。作品の2次利用が収支に大きく左右する感じですね。ありがとうございました。