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大学の各学部(学科)の内容などの違いについて
こんにちわ。私は現在高校2年生の女子です。 私は父をとても尊敬しているので父と同じ理学方面の進路へ進みたいと強く希望しています。 しかし、いまいちどのような学部でどのような事を学べ、どのような職につけるかはっきり言って全く理解できていません。例えば、応用生物科学、生物応用化学、応用分子科学などの違いがわかりませんし、そもそも応用と応用が付かないのでは何が違うのかもわかっていません。(これらの疑問は学問の難しさや職の違いすべてひっくるめてです) 自分はやってしまえば夢中になる元来の理科好きでどれを選んでも嫌いになることはないと思うのですが、将来の事(就職・収入)はやっぱり後悔したくないと当たり前ですが真剣に思っています。 大学のパンフレットを見てもどうもパッとしないのでどなたか噛み砕いて説明してくださるととても嬉しいです。 回答、心よりお待ちしています。
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こんにちは。 国立大薬学部に所属する大学生です。 私も学部を選ぶとき、似たような名前の学科が多いのに驚き、「何が違うのか」と困惑した経験があります。 パンフレットはもちろん、学部ガイダンスに行っても教授に直接聞いても「何が違うのか」釈然としない。 単語の順序をいじっただけの名前がずらっと並び、途方に暮れたのを覚えています。 その私が貴方にアドバイスできるとしたら、以下の2点です。 一つ、「大して何も違わない」と考えることです。 大学の学部紹介を眺めると様々な名前の専攻が載っています。 しかし、「生物応用化学」「応用生物科学」という、独立した学問がある訳ではありません。 その学部で履修するのはあくまで「有機化学」「分子生物学」であり、学部レベルの授業で大差はありません。 一通りの理系学問については、どこでも学べるのです。 また、学科名の違いに学問の違いはほとんど反映されません。 強いて留意すべき違いといえば、「○○工学」「○○化学など」の違いでしょうか。 扱っている研究テーマが「実用を目指した応用志向の研究」か「基礎研究」かという点を区別できると思います。 ここは個人の好み・適性が分かれるところですので、参考程度には良いでしょう。 しかし「企業」に対する「大学」の存在意義を考えると、大学が完全な「応用」を目指すことはありません。 あくまで応用を目指した「基礎研究」であるはずです。 また、「基礎」か「応用」か、大学か企業か、これらのことは研究テーマ・研究環境を選ぶ際に悩めば良いことです。 もう一つ、「何をしたいか」考えてください。 貴方の志望動機は非常に素晴らしいと思います。 と同時に、少し矛盾のようなものを感じます。 理学部は元来、就職にあまり有利でないという印象があります。(理学出身の方々には無礼を御承知頂きたい) ですが、就職や収入など、将来に何も不安を感じていない理学部生は少ないように思います。 なのに彼らは理学を志し、日々研究を続けている。 それはなぜだと思いますか。 その理由こそ、理学の精神なのではないかと思います。 そこには平易な就職、高い収入、地位、名誉よりも、「ことわり(理)を学ぶ」つまりサイエンスをすることの楽しさが根幹にあると思います。 貴方が元来の理科好きと仰るなら、このことはなんとなく理解できるでしょう。 是非、御父様への尊敬と科学が好きという気持ちを持ち続けてください。 そして、自分は理学をしたいのか、それとも就職等を重視したいのか、現時点で仮決定してください。 それによって、理学部なのか、より就職に強いとされる工学部・農学部・薬学部なのかが見えてくると思います。 最後に、薬学部は理学部でやるような学問を学んだり、基礎研究を行ったりできるところが多いです。 さらに、近年では大学院で修士・博士号を取得した卒業生が製薬企業に採用されやすく、企業で研究を行うケースが多いようです。 自分は何を学びたいのか、何に興味があるのか。 将来何になりたいのか。 よく考え、初心を大切に進んで下さい。 健闘を祈ります。
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こんにちは。農学部に在籍している者です。確かにこの分野は似たような名前ばかりでいまいち違いが分かりにくいですよね。 私の大学では応用生物科学は害虫やウイルスの研究をしています。応用分子はきっと工学よりだと思います。ナノテクノロジーとか物理とかそっち系?(専門外で詳しくは分かりませんが…)。生物応用化学は発酵、微生物(食品)の研究だったような。 研究対象が生物より(植物とか動物とか)の勉強がしたいなら、有機化学系、生物応用、応用生物系に進むといいのでは。企業は食品系とか園芸とか農業系が多いです。 一方対象が無機的なら応用分子とか、物理化学系ですかね。企業は機械とか繊維とか薬品とか化粧品とか、結構広いです。 応用がつくと植物・動物等そのものの勉強は出来ないと思います。その植物の成分を化学的に、とかタンパク質の体内の機能、とかやってます応用は。就職から言えば、応用生物系は現在厳しいです。どっちかといえば化学に重点を置いている学科の方が就職先も間口が広い。専門的でないのでどこでもいける。収入はわかんないです。 まあ最終的には、違いあんまり無いですけどね。でもその大学の研究室がどんな研究してるのかが結構重要かも。学科的にはカバーしてても、研究できる環境がなくては出来ないですからね。私はある園芸品種の勉強がしたかったのですが、行こうとする研究室は余り興味の無い品種の研究をしてたりして、ちょっと考えとけば良かったな、と思ってます。
お礼
回答ありがとうございます。農学部も興味のある学部なので生の声が聞けてとても嬉しいです。 食品も農業も化粧品も・・・全て魅力的です。 一度に全部を学べる学部があると都合が良いんですけれどね(笑)。オープンキャンパスに行く際には研究室を重点においてチェックしてきます。
- yakyutuku
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確かに応用とつくと工学よりなイメージがありますが、実際はあまり変わらないと思います。また、殆どの自然科学の分野で研究がされつくされている現代では、理学のほうが応用~や工学より難しいと思います。もし化学が苦手だったら無理には勧めませんが、そうでないなら、やはり薬学がベストでしょう。次善として生物応用化学のような生物より化学、その次には生化学(化学より生物)をお勧めします。
お礼
お礼が遅くなってしまい申し訳ないです。 皆さんのご回答を見る限り薬学がやはりいいのでしょうね。ありがとうございました。
- yakyutuku
- ベストアンサー率14% (267/1890)
応用生物科学 ほとんど生物 生物応用化学 化学の生化学系 応用分子科学 ?ちょっとよくわかりません。 >そもそも応用と応用が付かないのでは何が違うのかもわかっていません。 実質的にはあまり変わらないものを、なんとなく人気を出したいためにおかしな名前をつけてるだけかと思います。 理学に興味があり特別こだわりがなく、就職・収入を気にするなら薬学を勧めます。あと一般的には理学より工学のほうが就職・収入にはいいかなと思いますよ。
お礼
夜遅くに回答ありがとうございます。 応用とついているとどこと無く純粋なものより複雑な事をやるように感じていたのですがそうなんですか? 薬学については、実は最近家の近くに薬科大が創立したので参考にしています。工学もやりたいですね。しかし高校で物理はやれないので(代わりに生物があります)ちょっと厳しいかなと感じています。
- tamahome
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応用と付くものは工学よりなところがありますね。 純粋学問というのが応用の付いてないものですね。
お礼
こんなに早く回答頂けるとは思ってもいませんでした。ありがとうございます。工学よりとは初耳です。今後の進路に参考させて頂きます。
お礼
回答ありがとうございます。非常に詳しい内容に感動しました。 理学はのめり込むと抜け出せませんよね。それだけに将来ちゃんとした生活が出来るのかなと強い不安があります。両親に迷惑をかけてしまうのだけは絶対に避けたい。しかしやっぱり自分のやりたい事・好きなことは貫きたい、そういう気持ちは仰る通り持ち続けたいです。とりあえず、大学見学にて色々体験してやりたい事を探します。 豊富なアドバイスは私の貴重な宝物です。本当にありがとうございます。大学生活、頑張ってください。