- ベストアンサー
湿式メッキの環境への問題点を教えてください。
湿式メッキ産業が環境問題で縮小しているという話を聞きます。 具体的にどういう点が問題になっているかを調べているのですが、よく問題点が見えてきません。 ひとつにはクロメート処理にいう方法によって発生する六価クロムの処理が問題であるというのは検索でもヒットするのですが、他の問題点が・・・・・ 湿式メッキに詳しい方、最近のメッキの問題点を簡単でいいですから教えてもらえませんか?(詳しいところは自分で探します。)
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>湿式メッキ産業が環境問題で縮小しているという話を聞きます 質問は、なぜ縮小しているかという事でいいですか? メッキ工程では大量の化学薬品と液体が必要です。 工程では必ずその液体が流れます。 現在すべて回収して無害化しないと排出できません。 工場で流れた、すべての液体をすべて回収し、無害化するコストは 膨大です。 小規模の設備費でも数千万円必要です。 また毎日のランニングコストも膨大です。 メッキ業は下請け・孫請けが多く、また人手がかかる割りに非常に単価が安いのです。 単純なメッキほど単価が安い。単純なメッキほど外国でも出来る。 外国の安いメッキと対抗するにはさらに単価が・・・ 個人経営で下請けしているメッキ屋さんは割に合わないから どんどん廃業しています。 (私の実家も廃業しました) 残っているのは 高度な技術が必要なメッキが出来るところ。 資本的に余裕があり設備投資をガンガンして無人化24時間操業で 低単価に対応できるところ。 ついでに、新規でメッキ業を開業したくても環境規制でほぼ不可能です(許可が下りません)。 人の居ない所で完全に排水を無害化できる設備を投資できれば 可能だと思いますが、個人経営では無理。 つまり新規参入が不可能の上、皆廃業して行ってるから減る一方なんです。
お礼
>メッキ工程では大量の化学薬品と液体が必要です。 工程では必ずその液体が流れます。 現在すべて回収して無害化しないと排出できません。 この説明で良く分かりました。昔と比べて、全ての廃棄物で処理が必要になっているということですね。 ありがとうございます。